グレインズサラダは食べるサラダ

雑穀や豆類を葉物野菜と一緒にいただくグレインズサラダ。ヘルシーな“ご飯サラダ”としてアメリカでは朝食メニューとして人気の一品です。
コストコのグレインズボウルサラダは、何といってもこの大きさが目を引きます。パックの深さは10センチほどもあり、二人分を想定しているようですが、前菜としてならざっと３〜４人でシェアできる十分な量です。上段にグレインズと肉類があり、下段に葉物野菜など3種、ドレッシングがセットになっています。
段が分かれているので、レタスはいつでもシャキシャキ。食べる前に混ぜるだけで作りたてのようなサラダができ上がり！

栄養価の高い小麦＆大麦にひよこ豆、くるみ。そして肉類も

グレインズはゆでた小麦＆大麦にひよこ豆、くるみ。それに赤ピーマン、チーズなどが入り、さらに蒸し鶏、ベーコンが添えられ、栄養価の高く、しっかり食べられるサラダとなっています。

小麦＆大麦はモチモチとした柔らかい食感。存在感があり、食べているうちに止まらなくなります。くるみはごろっと大きめのサイズ感で見た目もインパクトがあり、食べ応えも申し分なし。
ちなみに大麦の一種、もち麦は食物繊維が豊富で、このところダイエット食材として人気ですが、コストコのもち麦は大容量でお買い得。こちらも売れ筋製品とのことですよ。

隠し味はカレー？存在感あるドレッシング

一般的な雑穀サラダは「ヘルシーすぎて食べる気がしない」という人もいるでしょうが、こちらはベーコンや蒸し鶏も入っていて、かなり食べ応えがあります。これだけで軽いご飯を食べた気になります。
この食べ応えにはこのドレッシングも一役買っていて、このテイストがかなり特別感を出していました。どろっとしたサウザンドレッシング風味にカレースパイスがマッチして、大げさにいうと「レストランで出される深みのある味」です。多国籍料理風で、斬新な味というわけではなく、日本人の舌になじみやすいまろやかな味。

しいていえば大人向けの味つけのような気も。お子さんがいるご家庭ではドレッシングの量を少なくするなど調整があってもいいでしょう。
ドレッシング自体は２パック入っていて、最初は「こんなに使わなそう」と思いましたが、思いのほか食べやすい味だったため、最後は「足りないかな」と思うほど。

このボウルに上段のグレインズとお肉をざっと入れ、ドレッシングを入れて、カジュアルにミックスするのがコストコ流の“正しい食べ方”かも。見た目も鮮やかで、一品あると食卓が急にオシャレになりますよ。

この手のサラダは品数も多くて、自宅で作るには時間も手間もかかります。ホームパーティでの一品に、野菜不足になりやすいアウトドアでの食事にも重宝しそう！

文・写真／庄司真紀