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「体重の増加で心をすり減らさない」ための3つの合言葉とは?【でぶみ・ゆうの出張授業2】
「ダイエットをがんばっているのに、体重が増えて悲しいです」「体重が増えそうで外食や旅行が怖い」…ダイエットインスタグラマーのでぶみ・ゆうさんのもとには、フォロワーさんからこのようなお悩みの声が寄せられているそう。
「私もちょっと体重が増えるだけで焦っていたんです。でも、体重チェックのとき、ある合言葉を思い出すことで冷静でいられる鉄のハートを手に入れました」と、ゆうさん。
ゆうさんの初の書籍『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』(ワン・パプリッシング)より、FYTTE出張授業・第2回をはじめます!
Contents 目次
合言葉1:体脂肪を1kg増やすには約7200kcalのオーバーが必要
こんにちは。でぶみ・ゆうです。
フォロワーさんから「体重が増えると悲しい気持ちになる」というお悩みを聞くと、「うんうん、私も同じように悩んでいたな」と共感してしまいます。
外食や旅行の後に体重が増えると、「体重増=脂肪増、太った!」と思い込んで焦り散らかし、自暴自棄になって暴食してリバウンドコースへ…なんてこともありました。
「夜ごはんを食べるのが怖い。水すら飲みたくない」と思ったこともあったなぁ…。あの頃にタイムスリップして「体重増=脂肪増とは限らないよ!」って、自分に声をかけてあげたいです。
体重をチェックするときのハートが強くなったきっかけが「体脂肪を1kg増やすには約7200kcalのオーバーが必要」という知識をつけたこと。これを合言葉のように覚えておくと、「こんなに食べ過ぎてないから大丈夫! たった1日で脂肪を大きく増やせない」と冷静になれます。
空のペットボトルに水を2ℓ入れると、重さが2kg増えますよね。だから、飲んだものや食事の重さの分、体重が増えるのは当たり前! 体重をチェックするとき、増えた分は体脂肪だけではなく、食事や水分、便、生理前のむくみの影響など、いろいろあると考えるようにしています。
合言葉2 体重は「点」ではなく「線」で見る
上のグラフは、私の1年5か月の体重変化のグラフです。以前は、体重の最小値への執着がすごくて、毎日、数百gの増減に一喜一憂していたんです。でも、体重の記録を続けてみると、毎日減り続けるなんてありえなくて、増減しながらゆるやかに平均値が下がっていくことがわかりました。
今は、1日~数日の体重の数値(点)ではなく、数か月~年の長期間の体重変化のグラフ(線)を見て分析するように。「体重は点ではなく線で見る」ということも合言葉にして忘れないようにしています。
また、体重の記録を長期間続けてみると体重増加の原因を分析しやすくなります。私の場合は、激しい運動や1万歩ほど歩いた翌日に体重が増える傾向があることがわかり、上のグラフのときは体重増の前日にスカッシュをしていました。
3日で約2kg増えましたが、「筋肉の修復のために筋肉内の水分量が増えて、体重が増えたのかな?」と焦らずに分析。淡々と、いつも通りの適正な摂取カロリーとバランスのいい食事を意識した生活を送っていたら、もとの体重に戻りました。
合言葉3:ダイエットの本質的な目的は「理想の自分になること」
私にとって、ダイエットは「心と体を健康にして幸せになる」「理想の自分になる」ためにすること。でも、いつの間にか「体重を減らすこと」が目的になり、食べることが怖くなって元気がなくなり、お肌も髪もパサパサに…。その姿は、理想の自分の姿からかけ離れていることに気づき、「ダイエット=食べない」から、「ダイエット=バランスよく食べる」という思考に変えました。
かわいくなりたい、健康になりたいからこそ、バランスよく食べることが大事! 体重にとらわれそうになったら、「理想の自分になる」という本質的な目的を思い出すようにしています。
私の著書の『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』では、今回お伝えした一時的な体重増加を気にしないための知識と心の持ち方、食欲とのじょうずな付き合い方、バランスのよい食べ方なども紹介しています。
この本を開くことで視野が少しでも広がり、体重だけにとらわれてしまう苦しいダイエット、食べないダイエットから抜け出せるきっかけになればうれしいです!
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文/掛川ゆり