CATEGORY : ダイエット |考え方
食べないダイエットの失敗から学んだ「基礎代謝以上、消費カロリー未満」の教訓【でぶみ・ゆうの出張授業3】
フォロワー数18.6万人を超える、でぶみ・ゆうさんのインスタグラムの魅力は、過去のダイエットの失敗経験を隠すことなく公開し、リバウンドをくり返さないための基礎知識をやさしく教えてくれるところ。
ゆうさんが忘れないようにしているダイエットの教訓のひとつが「基礎代謝以上、消費カロリー未満」の摂取カロリーにすることです。なぜ、これが大事なの?
ゆうさんの著書『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』(ワン・パプリッシング)より、FYTTE出張授業(連載)・第3回をはじめます!
Contents 目次
短期の力技でやせようとする「食べないダイエット」で体も心もボロボロに
こんにちは。でぶみ・ゆうです。
以前の私は、ダイエットは短期集中で食事量を減らして運動をがんばる“イベント”だと思っていました。
「ダイエット=食べない」という思考にとらわれていて、主食を抜き、食事が飲み物だけ、サラダだけのときも。栄養不足の影響で疲れやすくなり、心までネガティブに…。心と体が悲鳴を上げてしまうことは続かず、一時的に体重が落ちてもすぐリバウンドしていたんです。
食べないダイエットで体が省エネモードになって、やせにくく、太りやすい体になっていることを知り、「ダイエット=バランスよく食べる」という思考にチェンジ。3食しっかり食べ、長期で体脂肪をゆっくり着実に落としていく摂取カロリーに見直しました。すると、50kgの壁を超えて、48~49kgを維持できるように! 心も体も元気になり、バランスよく食べる食生活が安定しました。
摂取カロリーを基礎代謝以下にすると、低燃費のやせにくい体に
「消費カロリー > 摂取カロリー」がダイエットの基本といわれますよね。私はこれを「じゃぁ、食べなければやせるんだ」と表面的に受け取って極端な食事制限をしてしまいました。そのことで、基礎代謝以下の摂取カロリーになって体が危機を感じ、省エネモードのやせにくく、太りやすい体になってしまったんです。
下記の3つのトータルが「消費カロリー」。このうち「基礎代謝」は元気でいるために必要不可欠なエネルギーで、消費カロリーの約60%を占めます。
●基礎代謝
寝ているときなど、安静時も臓器の活動、体温調節などで消費されている、生きていくために最低限必要なエネルギー。
●活動代謝
家事、通勤などの日常の活動、運動など、体を動かすときに消費されるエネルギー。
●DIT(食事誘発性熱産生)
食事をとったとき、栄養素が体内で吸収・分解され、体熱となって消費されるエネルギー。
リバウンドをくり返さないために、今は「基礎代謝以上、消費カロリー未満」の摂取カロリーを基本のひとつに。最低限必要なエネルギーを確保してバランスよく食べることで心も体も元気になり、リバウンドを卒業することができました。
「知識」をつけて体と心にムリのないダイエットを
基礎代謝や消費カロリー、摂取カロリーのことは、学校の保健体育の授業でさらっと習ったことがあると思うけど、覚えていなかった…という人もいると思います(私がそうでした)。
ダイエット(減量)は、体の状態を変化させること。言葉の意味を勘違いして私のように極端な食事制限をしてしまうと、体調を崩してしまうこともあります。だから、体と心の健康のためには、まず正しい「知識」をつけることが大切だと実感しました。
みなさんには、私のようにダイエットで遠回りして苦しんでほしくない…という思いから学んだ知識や考え方を『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』(ワン・パプリッシング)にまとめました。気軽に読めるよう、ぶたさんのイラストとともに、ゆるっとやさしく解説しています。
基礎代謝や消費カロリーの簡単なチェック方法、ムリなく着実にやせる摂取カロリーの決め方などについても紹介しているので、参考にしていただければうれしいです!
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文/掛川ゆり