今回ご紹介するのは、砂糖を使わずに作る“あんこ”のレシピ。それも、ただのあんこではなく、茹でた小豆と麹を発酵させて作る「発酵あんこ」です。
発酵させるので手間がかかる〜と感じるかもしれませんが、使う材料は3つで、とってもおいしいのでおすすめです!
作り方は発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織さんに教えてもらいました!
Contents 目次
「発酵あんこ」の作り方&食べ方
こんにちは!
発酵食品ソムリエ・スーパーフードエキスパートの高木沙織です。
今回ご紹介するのは、砂糖を使わずに作る“あんこ”のレシピ。それも、ただのあんこではなく、茹でた小豆と麹を発酵させて作る「発酵あんこ」です。
使う材料は、なんと…小豆と米麹、塩のたった3つのみ!
まずは、小豆の健康効果から、お話していきましょう。
小豆は、体内の水分を調節し、利尿作用によってむくみを解消する効果に期待できる食材です。湿度が高い日本で生活する私たちは、皮膚からの水分発散が得意ではなく、体内に水がとどこおりやすい体質にかたむきがち。そこにうまく働きかけてくれるのが、小豆なのです。
麹は、多種多様な酵素を生み出す“酵素の宝庫”。ビタミン類を生成したり、消化のサポートをしたりすることから、健康・美容面でもうれしい効果が期待できる発酵食品です。
では、早速、シンプルでかつ、ヘルシーな材料を使った「発酵あんこ」作りをしていきたいと思います。
<材料>
・小豆 200g
・米麹(乾燥) 200g
・塩 ひとつまみ
<作り方>
1.小豆を水で軽く洗い、鍋に入れます。そこへ、小豆が浸るくらいの水を注いだら、強火にかけましょう。沸騰したら、5分ほど茹でます。
2.1の小豆を、一度ザルにあげて、水気をきります。
3.小豆をふたたび鍋に入れたら、水を1Lほど注いで火にかけます。1時間前後を目安に、小豆がやわらかくなるまで茹でましょう。小豆が指でつぶれるくらいの硬さになれば、OKです(熱いので、火傷には注意!)。
4.小豆をザルにあげたら水気をきって、炊飯釜へ。手でほぐした米麹と塩を加えます。材料が浸るくらいのぬるま湯(60度前後)を注ぎ、軽く混ぜましょう。
5.炊飯器のフタは閉めません。上に、水分をよくしぼったふきんをかけて、保温にセット。
6.2時間ごとにかき混ぜて、2~10時間ほど発酵を進めます。途中でふきんが乾いてきたら、ぬらし直しましょう。
7.米麹の芯がなくなり、トロッとしたら完成。
清潔な容器に移して、粗熱をとったら、冷蔵庫で保存します。完成した「発酵あんこ」は、1週間を目安に、食べ切りましょう。
麹が生成する酵素が、小豆に上品でふくよかな甘味を与えてくれるため、砂糖不使用でもしっかり甘い!
砂糖を使った一般的なあんこが好きな人でも、満足&納得のいく甘さを感じられるはず。
あとは、お好きな食べ方で。
「発酵あんこ」をパンに乗せたり、はさんだりしてもいいですし、おはぎを作ってみてもいいですよね。気温がグッと下がるこれからの季節は、お汁粉にしてもおいしく食べることができるでしょう。
ちなみに、小豆200g、米麹250gでも作ってみたのですが、同じ分量のほうが小豆本来の味をしっかりと感じられて、より風味豊かな「発酵あんこ」に仕上がりました。
みなさんも、好みの配分を見つけて、ギルトフリーな「発酵あんこ」を堪能してみてはいかがでしょうか。
*写真は本人によるもの
【所有資格】
発酵食品ソムリエ/ジュニアスーパーフードマイスター/スーパーフードマイスター/スポーツスーパーフードマイスター/雑穀スーパーフードマイスター/トップスーパーフードマイスター/スーパーフードエキスパート/産前産後ヨガインストラクター/筋膜リリースヨガインストラクター/Core Power Yoga CPY/リフレッシュドライヘッドスパ/アロマ空間デザイン