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良質な「オリーブ油」でドレッシングを手づくり
油は高エネルギーなので、避けている人もいるのではないでしょうか。「油を抜くと、便秘になりやすくなり、肌がカサカサになってしまいます。良質な油をとると、肌にうるおいが出て、脂肪が燃えやすくなる」と八木さん。
「良質な油がとれる食品として、DHAやEPAが含まれる魚介、リノール酸やリノレン酸がとれるアボカドなどがありますが、これらを毎日とり続けるのは難しいですよね。私は、いろいろな料理に使いやすいオリーブ油から良質な油をとっています。
オリーブ油には悪玉コレステロールを減らすオレイン酸が豊富で、必須脂肪酸のリノール酸、α-リノレン酸も含まれています」
八木さんは、オリーブ油で次のドレッシングをよくつくっているそう。
「オリーブ油とバルサミコ酢を1:1で混ぜ、塩を少量加えるのが基本のドレシングです。これに、好みでブラックペッパー、バジル、わさび、ゆずこしょうなどでアレンジしても、おいしくサラダを食べられますよ」
オリーブ油にはさまざまな産地がありますが、八木さんのおすすめは…
「チュニジア産のオリーブ油がいち押しです。ポリフェノールが豊富に含まれていて、購入しやすい価格も魅力ですよ。友人からすすめられてチュニジア産のオリーブ油をとるようになったのですが、お肌がツルツルになったんです。
また塩は、私はスペインのイビザ島の塩を使っています。スーパーでよく売っている、食卓塩ではなく、海から採ったシーソルトか、岩塩か、自然から採取した塩がおすすめです」
チュニジア産のオリーブ油やスペインのイビザ島の塩は、ネット通販や輸入食品店などで取り扱っていることがあるので、チェックしてみて。
「ドライフルーツ」を持ち歩いておやつに
外出先で小腹が空くと、チョコなどのお菓子を食べている人もいるのでは? 八木さんは、バッグにドライフルーツを入れて持ち歩き、疲れて甘いものが欲しくなったときに食べているのだそう。
「特におすすめしたいドライフルーツは、プルーン、いちじく、アプリコットの3種類! 市販のドライフルーツは原材料に砂糖が使われているものが多いのですが、この3種類は素材そのものの甘みが強いので、砂糖不使用のものが手に入りやすいですよ」
この3種類のドライフルーツを選ぶ理由は…
「ドライプルーン、いちじくには、緩下(かんげ)作用という、お腹をゆるくする働きがあるので、便秘の対策のために。
ドライアプリコットは、利尿作用があるカリウムが豊富。私は、むくみやすくなる生理前に、ドライアプリコットをよく食べているんです」
「ガマンする」ダイエットはストレスがたまって続かないけれど、八木さんのように、体にいいものを取り入れていけば、食事を楽しみながらキレイにやせられそうですね。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/掛川ゆり