自分ですき焼きを作るのは「なんだか難しそう」というイメージを持っていたり、まだ一度も作ったことがなかったり、という人も多いのでは?そこで、料理家・フードコーディネーターとして活躍するぬまたあづみさんに、簡単にできるすき焼きレシピと、黄金比の割下を教えていただきます。おいしいく仕上げるための具材を入れる順番や、季節ごとのおすすめ野菜も紹介します。
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定番のすき焼き
調味料を順番に加える関西風と違い、下準備で作った割下で煮込む関東風は、すき焼き初心者にもおすすめ。すきやき鍋がなくても、スキレットやフライパンで手軽に作れます。ポイントを押さえて、おいしいすきやきを楽しみましょう。
材料(2人分)
・牛すき焼き用肉:300g
・焼き豆腐:1/2丁
・しらたき:1袋(約200g)
・春菊:1袋(約200g)
・長ネギ:1本
・椎茸:4個
・卵:2個
<A>
・醤油:大さじ3
・砂糖:大さじ1と1/2
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ4
・牛脂またはサラダ油:適量
<〆用>
・冷凍うどん: 1、2玉(お好みで)
・春菊、長ネギ、ゴマ油、一味唐辛子、いりごま:各適量
牛肉選びのポイント
ジューシーなすきやきがお好みの場合はバラや肩ロース、さっぱり食べたい場合はモモがおすすめです。新鮮で筋がなく、程よいサシがあるとやわらかい口当たりになります。
作り方
<具材の下準備>
1.焼き豆腐はひと口大に切ってキッチンペーパーで水気をふき取る。
しらたきは2~3分茹でてあく抜きして食べやすく切り、水気を切る。
春菊は5cm長さに切る。
長ネギは1cm厚さの斜め切りにする。
椎茸はいしづきを取る。
卵は室温に戻しておく。
2.Aを合わせて割下を作る。
<具材を煮る>
3.すきやき鍋またはフライパンに牛脂(またはラード)を中火で熱し、長ネギを並べ入れる。焼き色がついたら裏返し、いったん取り出す。
4.3のフライパンに2の2/3量を注ぎ、豆腐としらたき、椎茸を入れて中火で時々返しながら煮る。
5.4が煮えたら端に寄せ、牛肉の半量ほどを広げて入れて煮る。3の長ネギを戻し入れて春菊も加え、好みの固さまで煮る。
6.お好みで割りほぐした卵にくぐらせていただく。
7.途中、残りの牛肉と割下を足しながら煮る。
<〆を作る:韓国風うどん>
8.残った煮汁にうどんを入れ、煮絡める。
9.春菊とごま油を加え、さっくりと混ぜる。器にとりわけ、スライスした長ネギと一味唐辛子、いりごまをのせる。