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「ガマンしない」で3か月-20kg! 歯科医師と著者が語る『四毒抜き』で結果が出る理由

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甘いもののイメージ

小麦・植物油・乳製品・甘いもの。この「4つ」をやめるだけで、お腹いっぱい食べながら3か月で20kg減! 先月、書籍『四毒抜きダイエット』の出版を記念したトークセッションが開催されました。著者の榎 弥生さんと、監修を務めた歯科医師・吉野 敏明先生が、グルテンフリーやファスティングとの違い、そして日本人の体質に合った食習慣について語り合いました。『四毒抜きダイエット』について著者の体験を交えてお届けします。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

「四毒」とされる4つの食品

昨今、グルテンフリーやギルトフリーなど健康志向の食スタイルが広まる一方、国内の肥満率は改善されておらず、ダイエット市場の拡大とは裏腹に多くの人が課題を抱えています 。  

この記事では、かつてグルテンフリー領域でブランドを展開しながらも25kg激太りし、20種類以上のダイエットに失敗してきた著者の榎 弥生さんが 、現代人がとりすぎている4つの食品(小麦・植物油・乳製品・甘いもの)を断つ「四毒抜き」によって「3か月で-20kg」を達成した実体験を紹介。さらに、このメソッドの提唱者である歯科医師・吉野 敏明先生が登壇し、現代の食生活に潜むリスクや、運動ゼロで健康的にやせる「四毒抜き」のメカニズムを解説します。

冒頭、監修を務めた吉野 敏明先生が「四毒抜き」の考え方について語りました。

吉野先生

「今回の出版を機に、日本人がより健康になり、日本人らしい食事をとり戻すきっかけになればこれ以上の喜びはありません。

『四毒抜き』は、もともと病気の治療のために考えられた食事法で、『四毒』とは、小麦粉、植物性油、乳製品、甘いものの4つです。オーガニックなら例外、米油やオリーブオイルならいい、ということはありません。体によいヨーグルトならいい、天然の果物ならいい、もなしです。基本的にすべてとらない、というのがルールです。

しかし、現代人の食生活ですべてとらない、というのは個々の状況や環境によっては難しい人もいるでしょう。すべてやめることが今回のメソッドの核ですが、ふだんとりすぎている人は、いつもより控えめにすることから始める、などライフスタイルや体調に合わせて『四毒抜き』を始めてみてはいかがでしょうか」(吉野先生)

「ダイエットをしている感覚はなかった」3か月で-20kgの実体験

榎さん

ここからは発表会当日のトークセッションをお届けします。

榎さんが「四毒抜き」を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

榎さん:じつは、私も初めはダイエット目的で始めたわけではないんです。健康になりたくてやってみたら、気づいたら勝手にやせていた、という感じです。

「四毒」の中で、甘いものをやめるのは大変ではなかったですか?

榎さん:甘いものをやめるのは結構きつかったですね。でも代わりに食べるものがたくさんあるので、全然つらくはなかったです。毎食ご飯を2杯くらい、ものすごくたくさん食べているので問題ありません(笑)。

吉野先生:ガマンしてやるものではないんです。これは私が考えたものではなく、日本人の「民族食」。ご飯とみそ汁、卵や煮物。昔の日本人の食事には、植物油を使った炒めものがなかった。ただそれを実践することでムリなく健康な状態が整います。

榎さんは体重の変化だけでなく、見た目や内面にも大きな変化を実感したといいますが、どんな変化がありましたか。

榎さん:エステで「つぶさないと治りません」と言われていた太もものセルライトが、四毒抜きだけで改善したんです。周りから「肌がめちゃくちゃキレイになったね」とも言われるようになりました。砂糖(甘いもの)を抜くと、イライラしたり怒ったりすることが本当になくなります。食べるもので精神が作られているんだなと驚きました。

少しずつではダメ?「四毒」が持つ中毒性

対談中

吉野先生にお聞きします。砂糖が入った甘いものをやめると、物足りなさは感じないのでしょうか。

吉野先生:ないです。四毒はドーパミンの分泌に関係し、食べ続けたくなりやすいと考えれます。一方、和食を食べているときは主に「だし」の旨みや香り、海藻類や小魚などの和食食材が副交感神経を刺激し、「オキシトシン」という幸せホルモンの分泌につながります。四毒抜きにより、心がすごくおだやかになります。

また、終戦前まで日本人はこれら4つをほとんど食べていませんでした。戦後の食生活の欧米化や、時代を経て便利な食品が増えていったことなどが現代の不調の一因になっているということが考えられます。

グルテンフリーやファスティングはなぜ続かない?

榎さん

榎さんは以前、グルテンフリーやオーガニックにこだわっていたそうですが、効果はありましたか?

榎さん:ダメでしたね。おいしくても、ダイエットや健康という観点では期待する効果は得られませんでした。

吉野先生:結局、オーガニックのスイーツでも油や砂糖が入っていますから、「四毒抜き」の観点では期待する効果が得られません。カロリーも関係ありません。同じカロリーでもケーキを食べると血糖値が急上昇し、その反動で下がりすぎる。この血糖値の乱高下が、イライラや不安、そして「また甘いものが欲しくなる」という悪循環を生みます。

もともと私の専門は東京の口腔外科で、再生治療(血管や神経、骨の再生)を専門にしていました。じつは、食べものによって再生治療の成功率が大きく変わるんです。とくに植物油を抜くと微小血管の再生がスムーズになります。また、小麦は体質に合わないという人もいます。
これらを患者さんに指導していたら、アトピーや不妊症、シミが改善したという人が大勢でてきました。それから、内科的なアプローチを行う治療もとり入れるようになり、今12~13年ほどになります。

 

16時間断食やシリコンバレー式ダイエットはどうでしょうか?

吉野先生:体質や日々の食生活によって、合う・合わないがあるため、すべての人に向いているとは限りません。四毒をとりながらファスティングをすると、内臓脂肪がたまって逆に病気を作る原因になります。サプリメントやプロテインの過剰なとりすぎにも注意です。

日本人は昔から大根やのり(乾燥してもビタミンCが豊富)を食べて栄養を補ってきました。玄米とおにぎり、一汁一菜があれば、人間に必要な栄養はある程度そろいます。

年齢を問わず今日から始められる!

榎さんと吉野先生

吉野先生:『四毒抜きダイエット』は、ダイエット目的だけでなく、花粉症や慢性疲労、アトピーなどの皮ふ疾患、下半身のむくみやセルライトに悩んでいる人にも効果が期待できます。年齢を問わず、今日から始められる食事法です。

とくに「四毒抜き」をやってほしい人は、「原因不明の体調不良や、慢性的な病気にずっと悩まされている人」です。アトピーや花粉症、自己免疫疾患、糖尿病、精神的な不安定さまで、現代病と呼ばれるものの多くは、現代の不調には食生活が関係している可能性もあります。薬で症状を抑えるんじゃなくて、根本から体を変えたい人は、食生活の見直しを意識してみてほしいです。 

それと、ここはすごく大事な「注意点」なのですが、現在、病院で大病の治療中の方や、お薬を飲まれている方。 食事をガラッと変えると、内臓の働きや代謝が変わって、薬の効き方に影響が出ることがあります。だから、自己判断で一気に「四毒」をやるのではなくて、必ず信頼できる医師に相談しながら、慎重に進めてください。

 「小麦・植物油・乳製品・甘いもの」を一気にすべて断つのは、現代の食生活ではなかなかハードルが高いのが正直なところ。外食・コンビニ・加工食品にはこれらが当たり前のように含まれているからです。 ずは「ひとつだけ減らす」ところから始めてみましょう。たとえば、朝食のパンをご飯に変えるだけでも、小麦を大きく減らせます。慣れてきたら植物油を避ける、間食のお菓子をやめてみる、といった具合に少しずつ範囲を広げていくのがおすすめです。

榎さん:私のように「何をやってもやせない」「健康に気をつけているつもりなのに体調がすぐれない」と感じている人にこそ、まず一度、自分の食生活を見直すきっかけにしていただきたいです。

これまでモニターの方々と話す中で、ひとりでは、これまでの習慣をなかなか変えづらかったりするケースがありましたが、コーチングとして伴走することで、50名すべての人が「四毒抜き」を習慣にすることができました。

現代の生活の中で、小麦・植物油・乳製品・甘いものを一気にすべてやめるのは簡単ではありません。外食やコンビニ、加工食品には当たり前のように含まれていますし、忙しい毎日の中で完璧を目指すと、かえって続かなくなってしまうこともあると思います。

だからこそ、まずは朝のパンをご飯に変える、甘いお菓子を買い置きしない、揚げものを少し控えるなど、できることから始めてみてください。小さな変化でも、体の軽さや気分の安定など、自分の変化に気づくきっかけになるはずです。

【登壇者】
著者:榎 弥生さん(Release 代表取締役/監修者:吉野 敏明先生(歯科医師・歯学博士)

取材・文/FYTTE編集部

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