これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に答えます! 今回のテーマは、ダイエット成果がなかなか出なくて落ち込んでしまったときの解決法。小山先生に、ポジティブなやせる思考の作り方を教えていただきます。
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今回のお悩み
毎朝、体重計にのるのですが、昨日よりも増えていると落ち込んで、「私はダメだ。がんばりが足りない」と、自分を責めてしまいます。気持ちを立て直してダイエットを続けるには、どうすればいいのでしょうか?
「口角を上げる」だけで幸せにやせられる
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。今回のご相談のように、ダイエットしているのに体重が減らないと、自分を責めてしまう人は多いのではないでしょうか。「どうせ私にはムリ」と自分を否定してしまうと、ストレスを溜めやすくなります。
ストレスが過剰にかかると食欲増進ホルモンが出て、ドカ食いしやすくなるといわれます。さらに、気分が落ち込むと、「動くのがめんどうだから、出かけたくない」と、行動する意欲も落ち、エネルギーの消費量も減ってしまいますよね。そうならないよう、ダイエット中は、ストレスマネジメントが重要なのです。
ストレスを軽くする最も簡単な方法が、口角を上げて、にこやかな表情をすること。
「ダイエットと口角を上げることに、関係があるの?」と思われるかもしれませんね。実際に楽しいことが起こっていなくても、口角を上げるだけで脳は「楽しい!」と勘違いして、セロトニンという幸せホルモンが出るといわれます。
だから、日常生活でニコニコすることは、ダイエット中のストレスマネジメントに役立つのです。少しの体重の増減に振り回されず「私ならできる」という自己肯定感が生まれ、ダイエットにもよい影響が出ます。
朝、鏡を見てニコッとすることからスタート
ダイエットのレクチャーをはじめるとき、みなさんに「1日の生活で口角が上がっている割合はどれぐらいですか?」と聞きます。すると、多くの人が「2~3割」と答え、中には「ほとんど上がっていない」という人もいます。意識しないと、ニコニコする機会はあまりないんですね。
いつも全開の笑顔でいる必要はありませんので、次のようにできることからはじめましょう。
朝、鏡を見たときに口角を上げて笑顔をつくる
朝の洗顔後、メイク後など、鏡を見ながら口角を上げ、ニコッと笑ってみてください。自分の笑顔を見るだけで安心感が生まれ、前向きな気持ちで1日をスタートできます。
日中も、トイレ後やメイク直しのときなど、鏡を見るタイミングでニコッとする習慣をつけましょう。
日常生活では、やわらかい表情を意識する
スマホを見ているとき、仕事でPCを打っているときなど、眉間にシワを寄せて、にらむような目つきになり、険しい表情になっていませんか? やさしい目線で口角をフラットな状態にし、緊張をゆるめてやわらかい表情をしましょう。