■『ホテル ザ セレスティン東京芝』の“re・メニュー”とは？

滞在そのものが旅の目的となる、デスティネーション型ホテルとして、この秋リブランド一周年を迎えた『ホテル ザ セレスティン東京芝』は、ジムやSPAが常設され、まさに海外リゾートのような充実した滞在が叶うホテル。

さらに今年は明治維新150周年という記念の年ということもあり、維新＝“生まれ変わった（reborn)”時代であることから“rebranding”にも共通する“re（新たに、再び、更に）”というキーワードをテーマに、さまざまな企画が用意されているのです。

その企画第一弾として、先日“フレンチの鉄人”坂井宏行氏を迎え、トークショーと同ホテル内レストラン『ラ プルース東京』総料理長元小出シェフとのコラボディナーが開催されました。

■：いくつになっても、自分のケアを大切にする

トークショーでは、料理人としての話だけでなく、今現在の日常生活にいたるまで、坂井シェフが健康の秘訣を語ってくれました。

どんなに忙しくても、ジム通いを欠かさず続けている坂井シェフ。旅先でもホテルのジムやSPAに常に通い、心身のケアをしているそう。

好きなときに好きなものをよく噛んで食べて、体幹を鍛え、今でも厨房に立ち続けることが、いつまでも元気でいる秘訣なのだそうですよ。

■：日本の懐石料理がベース。薩摩の食材をふんだんに

トークショーの後には、待ちに待ったコラボディナー。全7品が、料理に合わせたワインと共に提供されました。

『ホテル ザ セレスティン東京芝』は元々薩摩藩江戸上屋敷跡地という、ゆかりある地。コラボディナーでは、薩摩の食材をふんだんに使用していて、どれもアートなひと皿はさすがフレンチの鉄人といったところ。

ところで坂井シェフのフレンチは、元々日本の懐石料理がベースであることはご存じでしたか？

和食の修行も積み、フランス料理には元々ない技法や食材を豊富に経験しているからこそ生み出された、坂井シェフのフレンチ。
「料理はファッション」と言う坂井シェフのこだわりが伝わるひと皿は、女心をくすぐる仕掛けがいっぱいでした。

例えば最初に提供された『スッポンのロワイヤル青のりのソース、カウアイシュリンプのレース揚げ、鹿児島産黒さつま鶏とイチジクのコンフィを鹿児島黒酢の酢味噌で』。

フレンチにはあまり使わない“スッポン”を使用したり、黒酢やイチヂクなど女性にうれしい食材を使用したひと皿。

次に提供された『美味なるキャベツとオマール海老のブレス　利尻昆布のジュレ風味　柿のマセドアンとオセトラキャビア』は、ため息が出るほど美しいひと皿。

野菜がたっぷり食べられて、美容にいい利尻昆布や柿を使い、素材の味を活かした薄味で、最後の最後までおいしくいただけます。

スープにもサプライズ。『鹿児島産ごぼうのポタージュ　カプチーノ仕立て　ごぼうのチップをアクセントに』は、泡の下にすりおろしたゴボウがたっぷりのスープが隠れていて、口に入れると刻んだゴボウの食感がまたたまらない一品なんですよ。

メインのひと皿『ホテル ザ セレスティン東京芝オリジナル　海の幸をいっぱい詰めた舌平目のケース作り　鹿児島産伊佐ねぎ入りのマリニエール風』は、ヘルシーな舌平目でくるんだ中に、カニの身やホタテ、アサリがたっぷりと敷き詰められていて、周りにはきのこがぎっしり！

リザーブされる途中には、厨房に中継が入ったり、坂井シェフ自らが肉を切り分けたりとライブ感あふれる至福の時間は、お腹だけでなく、心も満たされます。

ホテル ザ セレスティン東京芝では、このような心と体が癒されるreメニューを企画中。
ぜひ心身の健康をチャージするべく、訪れてみてはいかがでしょう？

【取材協力】
※ ホテル ザ セレスティン東京芝

取材・写真・文／高田空人衣