がんばってダイエットしているのになかなか理想のボディに近づけない……そんなお悩みを持つあなたに注目して欲しいキーワードが「背骨」。美しいボディラインを手に入れ、いつまでも美しいままキープするための近道は、実は背骨へのアプローチだったのです。そこでBody&Mind Yoga Studio主宰の峯岸道子先生に、自宅でも簡単にできる背骨のゆがみを整えるストレッチ法を教えて頂きました。
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しなりを失ってゆがんだ背骨がボディラインを崩す一因
「背骨は24個の骨からできていて、頸椎、胸椎、腰椎にわかれます。頭蓋骨と骨盤をつなぎ、私たちの体を支える、まさに『大黒柱』が背骨です。背骨は『しなやかな動きをする』ことで体の動きのバランスをとっていますが、周辺の筋肉が凝っていたり、動きが悪くなっていると、背骨がゆがんで本来のしなやかな動きを失い、体の一部に負担をかけてしまいます」(峯岸先生)
すると、ボディラインや体調に悪影響を与えてしまうのだそう。
「背骨がゆがむと、体はほかのどこかでバランスをとろうとします。それが、骨盤のゆがみにもつながり、お腹がポッコリと出てしまったり、お尻が横に広がったりして、体を太く見せてしまうのです。それだけでなく、背骨がゆがむと血液やリンパ液の流れも悪くなり、代謝が低下。体も動かしにくいので、脂肪がつきやすくなってしまいます」(峯岸先生)
ゆがみがあるか自分の背骨をチェックしてみよう
背骨のラインは自分では直接見えないもの。そこで、背骨にゆがみがあるかどうか、セルフチェックできる方法を教えてもらいました。
<チェック1>
足を腰幅に開いて壁の前に立ち、かかと、お尻、肩甲骨を壁につけます。このとき、後頭部が壁につきにくい人は、首の骨が前に傾いている可能性があります。
<チェック2>
鏡の前に立ってみましょう。あごの中心と鎖骨の中心が左右にズレていたら、首、または胸椎にゆがみがある可能性があります。
<チェック3>
足を腰幅に開き、壁の前に立ちます。かかと、お尻、肩甲骨、後頭部を壁につけたまま、左右交互に上体を倒せるところまで横に倒します。自分の姿を写真にとるか、壁に印をつけて左右の違いを確認。8cm以上左右差がある場合は、背骨が左右にゆがんでいる可能性が!
3つのチェックで背骨のゆがみが発覚した人は、仙骨をほぐすとよいのだそう。
さっそくそのやり方を見てみましょう!