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運動量が少ない二の腕には「ひねり」が有効!
二の腕の裏側は、腕をうしろに引いたり伸ばしたりすることで使われますが、日常ではそのような動作が少ないため、ふだんあまり使われない場所。そのため、腕の曲げ伸ばしだけでは、振りそで肉のある二の腕の裏側の筋肉に効かせるのは難しいもの。そこで千波さんが提案してくれたのは「ひねる」という動きです。
「ふだんほとんど使われていない二の腕ですが、回旋というひねりの動作を加えることで、たるんだ部分に効かせることができます」(千波さん)
二の腕ひねりエクササイズ
たるみやすい二の腕を鍛えるには、回旋(ねじる)動きが効果的です。
1)あぐらをかいて床に座ります。両腕を開き、床と平行になるように伸ばします。手のひらは外に向けて。
2) 手のひらを外に向けたまま、腕を内側に180°ひねります。(1)の状態に戻したら、これをくり返し30秒。今度は外側に180°ひねり、同じく30秒くり返しましょう。
腕ぐるぐるエクササイズ
腕をつけ根から回すことで、肩甲骨から二の腕の筋肉にアプローチ。すっきりした二の腕へと導きます。
あぐらをかいて床に座ります。両腕を開き、床と平行になるように伸ばします。手のひらは外に向けて。腕を上げたまま、肩から円を描くように腕を回します。内回し、外回し各30回×2~3セット行いましょう。
肩甲骨や背中のストレッチ&エクササイズも加えると効果倍増!
また、二の腕やせには、肩甲骨や背中のストレッチ&エクササイズを並行してやるのも効果的。
「肩甲骨は背中側にありますが、腕の一部でもあります。肩甲骨の動きが悪いと、二の腕の可動域も狭くなってしまうため、必然的に運動量が減ってしまうことに。腕はきちんと上がりますか? ストレッチの際に腕をしっかり上げると、肩甲骨の柔軟性が高まります。また背中は、その人の年齢が出やすいパーツ。背中が丸まってしまうと背中だけでなく、二の腕裏にもぜい肉がつきやすくなります。すると、実年齢よりも老けて見えがち。二の腕のぜい肉は手ごわいもの。肩甲骨や背中のストレッチ&エクササイズを同時に行うのがおすすめです」(千波さん)
撮影/山上忠 ヘアメイク/市岡愛(ピースモンキー) 取材・文/平川恵 衣装協力/アディダス