二の腕にたぷたぷと振りそでのような脂肪がついたり、背中に余分なぜい肉がついたり、ブラジャーの横にハミ肉があったり。このような上半身太りが気になっている人も多いのでは? その原因を美脚トレーナーの久優子さんに伺いました。
Contents 目次
■上半身太りの原因は固まった肩甲骨にあり
「上半身が太りやすい人の多くは、肩甲骨の動きが悪くなっているように思います。肩甲骨は体の中でも可動域が一番多い関節なんです。そして肩甲骨の近くには、脂肪を燃焼させる働きがある褐色脂肪細胞があり、肩甲骨を動かすことで活性化すると言われています。残念ながらほとんどの人は猫背で肩甲骨周りが硬くなっているため脂肪が上半身につきやすくなるのです。
ですから、肩甲骨をよく動かすことが上半身やせの秘訣。腕を上げ伸びをしたり、腕を大きくまわしたりするだけでも効果的なのでこまめに動かしましょう。それから、わきの下の大きなリンパ節が詰まっていると、二の腕や背中のリンパの流れが滞り、脂肪もつきやすくなるので、わきの下もよく押してリンパ節の詰まりを解消することも欠かせません」(久優子さん)
今回は久さんおすすめの、二の腕やせ、背中やせメニューをご紹介します。
■押すだけダイエットで上半身やせ!
<二の腕を細くする>
1、片方の腕を肩の高さに上げてまっすぐに伸ばし、反対側の手の親指と人さし指でわきをはさみながらしっかりと押します。リンパ節を開くイメージで押しましょう。これを10回。
<ここがPoint>
親指をわきの下の奥深くまで押し込んで押しましょう。
2、片方の手を握って第2関節を二の腕の下に押し当て、ひじからわきの下まで押し流します。二の腕の下全体をまんべんなく10回ほど押し流しましょう。
3、ひじの内側を反対側の手の中指の第2関節で押し、そのまま腕を内側にひねります。
これによってしっかりと刺激することができます。10回行いましょう。
4、わきの下に、反対側の手の握りこぶしを入れ、第2関節で押します。これを10回。1~4を反対側も同様に行いましょう。
<背中のムダ肉をそぎ落とす>
1、左右の肩に、左右の手の人さし指、中指、薬指を揃えて置き、指先をひっかけるようにして押します。これを10回。
2、人さし指、中指、薬指で肩を押したまま、両ひじを上げて、ひじで円を描くように回します。肩甲骨が動くのを意識しながら行いましょう。これを10回。
3、片方の手の人さし指、中指、薬指を反対側の背中に当て、背中からわき、胸へと押し流します。これを10回。反対側も同様に。
4、両手の人さし指、中指、薬指を背骨の横に当て、そこからウエストまで、下へと押し流します。これを10回。
自信を持ってノースリーブが着られるように、ぜひ押すだけダイエットをとり入れてみてくださいね。
モデル/加藤夏子 撮影/山上忠 ヘア&メイク/斉藤節子 取材・文/和田美穂