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      1. 夏バテ・夏疲れ解消

    夏バテ・夏カゼ知らずで元気に過ごすための『食う寝る養生』法。予約の取れない人気漢方家・櫻井大典さんに聞きました!

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暑い夏、扇風機にあたって、ごろ寝する女性

第1回では、流行の健康法や有名人のおすすめよりも、“食事と睡眠”をちょっと変えるだけの『食う寝る養生』をぜひ試してほしいとお伝えしました。“ゆるく”“長く”続けやすい養生法とは、具体的にどんなことをするのでしょうか。
今回は新刊『病気にならない食う寝る養生』(学研プラス)の中から、夏におすすめの養生法を櫻井大典さんに伺います。


夏バテ、夏カゼは、体と心が弱っている証拠

風邪をひいて鼻をかんでいる女性

夏は猛暑、冬は豪雪、季節の変わり目の気温変化は年々激しくなっていますね。そんな季節や気圧の変化で体調を崩しやすいのは、体と心が弱っている証拠です。そんな人は、ぜひ『食う寝る養生』で、夏バテ、夏カゼ知らずの夏を過ごしましょう。
そのためにどうすればいいかというと、私たちの体を守る“気(エネルギー)”を厚くして巡らせればいいのです。“気”は人の体と外気の間の“緩衝材”のようなものです。住宅をイメージしてみてください。壁に厚い断熱材が入っていれば、外気の寒暖の影響を受けにくく、室内の温度を保ちやすいですよね。それと同じで、人の体もしっかりと緩衝材に覆われていれば、体内を快適に保つことができます。けれど、この緩衝材が薄いと、何も着ないで外を歩いているようなもの。気温、気圧、湿度といった環境の変化をダイレクトに受けることになり、それが原因でバテたりカゼをひいたりするのです。
その緩衝材を厚くするために欠かせないのが、自分の体、季節に合ったものを食べて、ぐっすり眠ること。食事と睡眠によって、気(エネルギー)や血、うるおいをきちんとつくることができていれば、緩衝材の厚い、健康な状態でいられます。

夏バテ予防には、酸味をとる&冷たいものを控える

グレープフルーツとレモン

では、どんなものを食べれば元気に夏を乗り越えられるのかというと、夏にとってほしいのは、酸っぱいものです。酢の物などのお酢を使った食べ物や、梅干し、グレープフルーツやレモンなどのかんきつ類もいいですね。酸っぱいものは暑さそのものへの対策になるというよりも、発汗しすぎを予防してくれます。発汗すると、汗と一緒にエネルギーが奪われるので、疲れてバテる原因になるのです。
発汗すると体の中が乾きやすいので、うるおいを補給できる食べ物もおすすめです。ゴーヤ、スイカ、冬瓜、ズッキーニなどの瓜類、トマト、アスパラガス、豚肉、マイワシなどがうるおいを補給してくれます。
暑いだけでも体力を消耗するので、トウモロコシ、山いも、サツマイモ、きくらげなどのエネルギーを補ってくれる食べ物も、ある程度はとりましょう。

例えば、わが家で夏によく作るメニュー“冬瓜とスペアリブのスープ”。どちらもぶつ切りにして鍋に入れ、生姜スライス、塩少々、と全体が浸るくらいの水を入れ、ごく弱火で20分以上煮るだけです。冬瓜も豚肉もうるおいを補給してくれる食材で、さらに滋養強壮、エネルギー補給にも最適です。
そして、夏に注意したいのは、キンキンに冷えたもの、冷たいもののとりすぎです。暑いから冷たいものを欲する気持ちはわかるのですが、とりすぎれば胃腸が冷えて消化不良を招き、結果的に不調につながります。氷入りの飲み物はできるだけ控えて、外出時には「氷なしでお願いします」を口癖にしてください。
冷たいものや過剰な水分を控えて、適度に汗をかくようにすると、バテずに夏を越せるようになりますよ。

『食う寝る養生』で熱帯夜もぐっすり快眠

エアコンをつけたまま寝ている女性

日中にしっかり栄養となるものを食べたら、夜寝るときに意識してほしいのは体を冷やさないことです。冷房をつけたまま寝て、寒さで目が覚めた時にはもうカゼをひいていたということがないよう、注意しましょう。
とはいえ、寝苦しいほど暑い日には、エアコンを上手に使うことをおすすめします。冷房ではなく、除湿(ドライ)で湿度を50%くらいに設定しておくと熟睡できます。
眠るときの衣服のポイントとしては、体の中心、つまりお腹を冷やさないようにすることが最重要です。パジャマの上着やトップスをウエストインしましょう。冬場だけでなく、夏場もインするのを習慣にしてください。
そのほかに安眠のために気をつけたいのは、体を締めつけないことです。着圧ソックスやナイトブラを着用して眠る方がいますが、基本的に眠るときは締めつけないほうがいいです。むくみが気になるから着圧ソックスをはいて寝ているという場合には、食事や生活習慣でむくまないような対策をしていきましょう。『食う寝る養生』を続ければ、むくみ解消の助けにもなりますよ。
「これならできそう!」と思った養生法をまずはひとつから始めてみてください。

病気にならない食う寝る養生』(学研プラス)

書影

文/出雲 安見子

櫻井大典 (さくらい・だいすけ)

櫻井大典 (さくらい・だいすけ)

漢方コンサルタント。国際中医専門員。日本中医薬研究会会員。漢方薬局の三代目として生まれ育つ。カリフォルニア州立大学で心理学や代替医療を学び、帰国後はイスクラ中医薬研修塾で中医学を学ぶ。中国の首都医科大学附属北京中医医院や雲南省中医医院での研修を修了し、国際中医専門員A級資格を取得。これまで年間数千件の健康相談を受け、のべ4万件以上の悩みに応えてきた。相談者の話をじっくり聞き、不調の根本的な理由を探し、体質やライフスタイルに合わせたアドバイスをしている。Twitterで発信されるやさしいメッセージと、簡単で実践しやすい養生法も人気を集め、フォロワー数は16万人を超える。著書・監修書も多数。最新刊『病気にならない食う寝る養生』(学研プラス)が発売中。
公式Twitter @PandaKanpo

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