スマートウォッチを購入して、数か月。主に歩数のチェックと睡眠の計測にとっても役立っています。朝起きたとき、心拍があがったとき、目標の歩数を達成したとき、などなど、毎日私を応援するメッセージを送ってくれるので、日々の生活を伴走してくれるヘルスケアの先生のようです。

スマートウォッチでの睡眠の計測は、睡眠時間とその内容（深い眠り、浅い眠り、レム睡眠、覚醒状況）から毎朝のスコアを出してくれます。なかなかいいスコアを安定して出すことは難しく、よいときは70以上、悪いときは50以下とまだまだ差があります。が、このスコアは朝目覚めたときの体感とじつにマッチしているので「スマートウォッチすごいな」と思ってしまいます。「あ～、今日はよく寝たし、朝もすっきり起きられた」というときはスコアが80点以上のことが多く、「朝からだるい～、眠くて目が開かない…」なんて日はスコアも40台と非常に悪かったり。しかもこのスコア、睡眠時間が長いからといって決していいわけではなく「睡眠時間は十分ですが、昨日の疲れがとれていない、回復力のない睡眠でした」みたいなコメントがきたりして、あなどれないのです。

これによって、睡眠時間が長ければいいわけではない、ということを実感します。つい最近FYTTEでも、漢方家の櫻井大典先生に取材した記事「何時間寝たかではなく何時に寝たかがポイント。睡眠の質が上がって熟眠できる食う寝る養生法」を公開したのですが、とても多くの方に読まれる大ヒット記事となっています。まさに先生が言っているのが、疲れをとるためには「早く寝ること」が重要で、睡眠時間が長いからいいわけではない、と。私は先生に昨年秋に初めて取材したときから「早寝のすすめ」をアドバイスしていただき、毎日はできないまでも、かなり心がけるようになりました。

私の場合、だいたい、本来であれば23時くらいに睡魔が訪れるようなリズムになっているのですが、「その時間はまだまだ布団に入るような時間ではない！ 夜の自分時間を楽しみたい！」といった思考でついつい、１時２時まで起きていることも。しかし、「眠くなったら寝てしまう」という意識になってからは、23時に寝られるのはよほどのときですが、なんとか12時台には寝られるようにと大きく意識が変わりました。朝は苦手なタイプなので、今のところ早寝したからといって、早起きできるかというとそこは簡単ではないのですが、そのぶんたっぷり睡眠がとれて、すっきり目が覚める、という流れにはなってきているのかな、と思っています。なんとなく「まだ１日を終わらせたくない！」と粘って起きているようなことが多かったのですが、「なんか眠くなってきたから、もう寝ちゃおう」と思うようになったら、無駄なソファでのうたた寝などもなくなり、睡眠の質はとても上がっているように思います。本当に櫻井先生が言うところの「10分でも早く寝る意識」ってとっても大事なことだな、と実感しています。

そんなこんなで東洋医学の専門家である櫻井先生の養生法と、現代の最新機器であるスマートウォッチを組み合わせて、自分の睡眠の質改善が徐々にできつつあるなんて、なんだかすごい！と自画自賛。新旧の知恵が混ざり合って、それがたしかに体感としても良眠に結びついているのだから、うれしいかぎりです。そろそろ寝苦しい夏も終わりに近づき、気持ちよ～く眠れる季節に突入します。なんとなく睡眠がイマイチ…という人はまずはぜひ、10分でも早く寝る習慣をつけてみてくださいね。とてもおすすめです！（編集長ホボ）

Omeza トークとは…

FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。