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長年の悩みを解消! 「肩こり」「猫背」にならないたった2つのコツとは?

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長年の悩みを解消! 「肩こり」「猫背」にならないたった2つのコツとは?

長時間にわたるパソコン作業が常態化し、「肩こり」や「猫背」は国民病とも言われるほどに悩む人が増えています。マッサージに通っても根本的な解消にはならないという人も多いよう。今回のFYTTEのファンコミュニティ「Fan!Fun!FYTTE」のオンラインクラスではそんな悩みに向かい合い、「肩こりにならない体を作るためにはどうしたらよいのか」「猫背にならない姿勢ってどんな姿勢?」という疑問について、理学療法士のまちまちさんにお話しいただきました。

監修 : まちまち (理学療法士)

理学療法士10年以上。累計25,000名以上の患者様のQOL(生活の質)向上に貢献する。ただ痩せるだけではなく、続けられて綺麗に痩せる。一生を寄り添う綺麗な姿勢を作れば、健康寿命を大きく延ばせる。そんな健康情報を発信し、講演活動にも尽力している。
Twitter:https://twitter.com/machimachi210/

Contents 目次

肩こりや猫背になってしまう理由とは?

「肩こりの多くは、無意識に肩や背中に力が入っていることが原因です。ずっと同じ姿勢でいたり、長時間デスクワークを続けたり、肩や背中だけを使っているため筋肉が硬くなっているのです」とまちまちさん。

肩は頭や腕を支える土台のようなもの。頭や腕の位置が悪かったり、同じところばかり使っていると土台に負担がかかって、こってしまいます。

「腕のつけ根は肩甲骨につながっていますが、この肩甲骨は私たちの背中に乗っかっているだけなんです。固定されていなくて、腕を動かすとそのまわりの筋肉と一緒に動く構造になっています。肩こり解消のポイントはこの肩甲骨にあります。肩甲骨を動かさないでいると、周囲の筋肉が固まってこりになってしまうのです」

試しに猫背を作ってみましょう。背中が広がり、肩甲骨が前に入ってきます。また肩に力が入っているのがわかります。

「猫背のときも同じように筋肉が硬くこわばった状態になっていますよね。猫背は姿勢を支えるときに骨ではなく、筋肉で支えてしまっていることが原因です。なので、猫背を正そうとして背中に余計な力を入れるのは逆効果です。背中が痛くなってしまいますし、猫背の解消にはなりません」

肩こりや猫背にならないための2つのコツ

<コツ1>腕を動かすときは肩甲骨から動かす
「腕を動かすとき肩甲骨から動かすように意識してみてください。それだけで肩甲骨の動きが自由になり、筋肉が少しずつほぐれていきます」

肩甲骨を動かす動き

<1>両手を小さく前へならえをして、手のひらは上にします。両腕を外側に開き、肩甲骨を寄せます。
<2>元の姿勢に戻ったら、同じく小さく前へならえをして手のひらを上に向け、両ひじをうしろに引きます。

「肩甲骨がぎゅっと寄る感じはありましたか? 肩甲骨が内にいく、外にいくという感覚があればOKです。固まった筋肉がほぐれると肩こり解消につながります」

肩こり解消ストレッチ

<1>右手を小さく前へならえして、手のひらを上に向け、腕を外側へ開きます。

<2>視線を左ななめ上にして、首の前側を伸ばします。
<3>左手で胸まわりや首の皮膚を動かすようにさすります。反対側も同じようにくり返しましょう。

「よくある肩や背中を伸ばすストレッチは、肩こりにはあまり効果がありません。首や肩まわりはすでに前側へ伸びた状態なので、反対に縮んだ体の前面筋肉を伸ばす必要があります。肩こりの場合は胸を開くこと。胸の筋肉がほぐれると肩甲骨があるべき場所に戻ります。腕も動きやすくなり、肩こりや背中のむくみも解消されます」

<コツ2>猫背には体重を骨で支える

「手をお尻の下に敷いて座ると、ボコっとした骨がありますが、それが坐骨です。この坐骨を意識すると猫背にならないんです。猫背解消には背すじを伸ばそうと力を入れても続かないばかりか、余計な力が入って疲れてしまいます。坐骨を意識することで、ムダな力が抜けて、がんばらずに美しい姿勢がキープできます。デスクワークのときや電車に乗っているとき、車を運転しているときなど、この骨を意識して座ってみてください」

肩こり解消には背中の自由な動き、猫背には坐骨を意識した“がんばらない姿勢”が肝となります。

「パソコンでの作業でもなんでも手のひらを下にする動きが多いですが、じつはそれが肩こりの原因になります。仕事の合間に手のひらを上にしてリラックスする時間をとってみてください。それだけでも肩こりが劇的に減ってくるはずです」とまちまちさん。

まずは2週間、肩甲骨から動かす、前(胸)側をほぐす、坐骨を意識するということを続けてみましょう。パソコンの作業後や朝晩にとり入れて、ちょこちょこと筋肉をほぐすと、これまでなかなか解消できなかったコリをとりはらうことができるはずです! ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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文/庄司真紀

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