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老化のスピードは変えられる? 最新研究でわかった「腸内環境」と「ビフィズス菌」の意外な関係

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老化のスピードは変えられる? 最新研究でわかった「腸内環境」と「ビフィズス菌」の意外な関係

年齢を重ねるにつれて、疲れやすくなったり、体力の衰えを感じたり…。そんな体の変化を「歳だから仕方がない」と思っていませんか? じつは近年、老化の進み方には個人差があり、生活習慣などによってそのスピードをゆるやかにできる可能性が注目されています。そして、老化と深い関わりがあると考えられているのが「腸内環境」。今年の夏に開催された森永乳業の最新研究発表会では、ビフィズス菌と老化の関係について、新たな研究成果が紹介されました。健康寿命を延ばすためのヒントとして、注目の研究内容をお届けします。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

「加齢」と体が「老化」することは同じじゃない

私たちは誰でも、毎年ひとつずつ歳をとっていきます。でも、同じ50歳でも、元気に運動を楽しんでいる人もいれば、体力の衰えを感じている人もいますよね。
じつは、年齢を重ねる「加齢」と、体の機能が衰えていく「老化」は、必ずしも同じではありません。近年の研究では、老化にはさまざまな要因が関わっており、その進み方には個人差があることがわかってきました。さらに、食事や運動などの生活習慣によって、老化のスピードをゆるやかにできる可能性も注目されています。こうした老化の仕組みを研究し、健康で長く過ごすための方法を探る研究分野は「ジェロサイエンス」と呼ばれ、いま、世界的に関心が高まっています。
そして、老化の抑制を考えるうえで、注目されているもののひとつが「腸内環境」です。2023年には、「12の老化指標」のひとつに「腸内細菌叢の乱れ」が加えられました。腸内環境は免疫機能や体内の炎症などとも関係しており、全身の健康に関わる大切な役割を担っていることがわかりますね。

腸活でおなじみの「ビフィズス菌」が老化研究でも注目!


そんな腸内環境を考えるうえで、欠かせない存在が「ビフィズス菌」です。ビフィズス菌は、ヨーグルトなどに含まれる善玉菌としておなじみですが、じつは一般に乳酸菌と呼ばれる菌とは異なるグループに属しています。なかでも、ヒトの腸内にすむ「ヒト常在性ビフィズス菌」は、私たちの体と長い時間をかけて共に進化してきたと考えられている菌です。
森永乳業では、50年以上にわたってビフィズス菌の研究を続けており、赤ちゃんから大人、シニア世代まで、さまざまな年代の健康との関係を調べてきました。近年、その研究テーマのひとつとなっているのが「老化」です。
これまでの研究から、ビフィズス菌はお腹の健康だけでなく、免疫機能や体内の炎症など、老化に関係するさまざまな働きにも関わっている可能性が示されています。なかでも注目されているのが、体内で弱い炎症が長く続く「慢性炎症」。これは老化に関わる要因のひとつと考えられています。
森永乳業の研究では、腸内にビフィズス菌が多い人ほど、免疫細胞が過剰な炎症反応を起こしにくい傾向が見られたそう。つまり、ビフィズス菌は腸内環境を整えるだけでなく、体の内側から健康を支える働きにも関係しているかもしれないのです。

12週間の研究で「老化速度」に変化が! 気になる結果とは?


今回の発表会でとくに注目したいのが、ビフィズス菌を含むヨーグルトを使った臨床試験の結果です。
研究では、50~74歳のBMI25以上の男性を対象に、12週間にわたって生活習慣の改善に取り組んでもらいました。具体的には、ビフィズス菌BB536を含むプレーンヨーグルトを1日100g食べることに加え、食事内容の見直しや適度な運動を実践。これまでどおりの生活を続けたグループと比較しました。
その結果、ヨーグルトの摂取と生活習慣の改善に取り組んだグループでは、血液中のDNAの状態を調べたところ体の老化スピードを推定する指標が、比較対象のグループより約2.3%低下したことが報告されたのです。約2.3%の低下は、厳しいカロリー制限を2年間続けるのと同等レベルの数値というから驚き。わずか12週間のヨーグルト習慣を含む取り組みでこの結果が見られたのは希望と言えるのではないでしょうか。
これは、日本では初めて食品介入によって老化速度の低下の可能性が確認できた試験。日常生活のなかでとり入れやすい食事や運動の取り組みによって、老化に関わる指標に変化が見られたことは興味深い結果です。

該当のビフィズス菌を含むヨーグルトを食べるだけで完全に老化を防げるわけではありませんが、人生100年時代と言われる今だからこそ、健康的に年齢を重ねていくためのヒントとして、じょうずにビフィズス菌をとり入れながら腸活に取り組んでみてはいかがでしょう。

文/FYTTE編集部

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