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「おひとり様」行動ができる女性はキレイ!? ホルモンバランスが良好になるハッピーな生き方
ストレスは、女性ホルモンを乱れさせる原因のひとつ。ストレスを溜めないためには、どんなことに気をつければいいのか、婦人科医の松村圭子先生(成城松村クリニック院長)に教えていただきます。
Contents 目次
なぜ、ストレスが女性ホルモンのバランスに影響するの?
こんにちは、婦人科医の松村圭子です。
女性ホルモンは、脳の「視床下部」から指令が出されて、卵巣から分泌されています。
視床下部は、ストレスにとても弱いところです。そのため、過度なストレスがかかるとダメージを受け、女性ホルモンのバランスを崩して、生理不順、PMSなどの不調を招いてしまいます。
仕事、育児などで毎日忙しく、ストレスをたくさん溜めこんでいませんか? リラックスしたり、趣味を楽しんだりして息抜きすることが、女性ホルモンのバランスを整えることにつながります。
ストレスをケアする「ひとり時間」を楽しんで
ストレスのケアが上手な人は、「ひとり時間」をつくるのが上手なんですよ。
1日に10分だけでもいいので、自分のための自由時間をつくって、好きなことを楽しんでください。
小さなお子さんの子育てで忙しいママは、ひとりの時間をつくるのが難しいと思われるかもしれませんね。例えば、入浴するときはご主人にお子さんを見てもらって、バスタイムをリラックスタイムにするなど、できることからはじめてみてください。
私も医師として忙しい毎日を送っていますが、仕事のあとは、オフモードに切り替えるようにしているんです。ドラマが大好きなので録画しておいて、すき間時間の10分だけでも細切れで見たり、好きな料理家さんの番組や本をチェックしてお料理を楽しんだりしています。
体と心のために、インドアな休日があってもいい
疲れていてストレスが溜まっているのに、「休日だから、出かけなければ」「友だちと会う予定を入れなければ」と思うことはありませんか。
常にアクティブでいなくても、家でゆっくり過ごして、体と心をいたわる日があってもいいのです。ムリをして人と会うと、人に合わせることでストレスを感じてしまうことがあります。
また、現代はSNSが広まっていて、人からの評価を意識し過ぎて疲れている人、友だちのリア充な投稿と自分の生活を比べてネガティブな気持ちになってしまう人もいます。それなら、SNSからちょっと離れてみるのもストレスを溜めないひとつの方法です。
体と心を休ませるために大切なのは、人がどう思うかよりも、自分が何をすると楽しくて、心地がいいかを重視すること。自分に合ったストレス解消法を見つけてみてください。
取材・文/掛川ゆり