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日々自己肯定感を高めて夢に近づこう。「セルフエスティーム」を確立する方法とは

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自分を愛することの大切さ

女性の生き方のキーワード、セルフエスティーム。「自尊心」や「自己肯定感」という意味ですが、セルフエスティームが低いと、さまざまなチャンスまでも取り逃がしてしまいがち。
ロンドンの有名なヨガ&食物栄養インストラクターのジュリー・モンタギューさんは、「セルフエスティームを確立する方法を身につければ、殻を破って、広大な素晴らしい世界へ歩み出せます」と話します。
今回は著書『最高の自分にリチャージする12章』から、セルフエスティームを確立する方法についてお伝えしていきます。

監修 : ジュリー・モンタギュー

The Flexi Foodie(フレキシ・フーディー)の通称で知られるロンドンの有名なヨガ&食物栄養インストラクター。2017年、ホリスティックヘルス(人の体を全体的にとらえた自然療法)の分野で世界で最も注目される人物のトップテンに選ばれた。
メンバー制ウェルネスサイトTruly Julieの運営者で、世界的ベストセラーとなった3冊の本『Superfoods』『Eat Real Food』『Superfoods, Superfast』の著者であり、ヨガインストラクターの養成コースを開講する「ジュリー・モンタギュー・ヨガスクール」の創設者でもある。

Contents 目次

セルフエスティームとは?

自分をいつくしむ女性

ものごとがうまくいかなかったときや、まわりになじめず逃げ出したとき、心身を蝕む有害な人間関係を解消したとき…。
程度の差はあれ、どんな人でも自分に自信がもてなくて悩むことはあります。
そういう暗闇に心が迷いこんでしまうと、人と深く関わったり、何かに熱心に取り組んだりすることを避けたくなり、さまざまなチャンスや人生の喜びを取り逃がしてしまいがちです。

これはまさにセルフエスティームが欠けた状態にある証拠です。

「セルフエスティーム」は日本語でいうと「自尊心」や「自己肯定感」ですが、それらは「うぬぼれ」や「自己陶酔」とよく混同されます。女性はとくにそう考える傾向にあります。
でも、セルフエスティームとうぬぼれはまったくちがうものです。健全なセルフエスティームをもつ人は、自分というものをしっかりと把握しています。
もちろん自分の欠点もわかっていて、じっさい、その欠点を気に入っているくらいです。
なぜなら、欠点があるからこそ、自分は他の人とは違うユニークな存在だとわかっているからです。

セルフエスティームが欠けているとどうなるか

傷ついて泣いている女性

セルフエスティームが低いとどうなるか。典型的な兆候をみていきましょう。

・自分が傷つくような人間関係を受け入れる。
あなたの活力を吸い取る人とつき合っていないでしょうか?

・自分の才能を信じず、運を信じる
自分の成果は完全に自分自身のものとすべきで、いわゆる運の介入なんか考えなくていいのです。

・人を喜ばそうとする
あなたは自分の価値を証明するために、常に人を喜ばさなければならないと思っていませんか。

・自分の夢をないがしろにする
夢とは自分の本当の可能性を最大限として生きることにつながるものです。
しかし、セルフエスティームが低いと、夢というのは才能のある特別な人が持つもので自分はもちろんそんな人間ではないと思ってしまうのです。

・失敗から立ち直るのが難しい
セルフエスティームが低い人は、一度失敗すると、もう一度やってみようという勇気も気力もふるい起こすことができません。失敗には理由があり、失敗を経験した人がより強くなるということ理解しにくいのです。

セルフエスティームを確立する方法

自分を大事に抱きしめる女性

それでは私がセルフエスティームを確立するために実践した方法をまとめていきます。

・有害な人間関係を解消する
第一に、先ほど述べたような有害な人間関係を終わらせるか、少なくとも、そういう関係にある人物とのあいだに「健全な境界線」を設けます。

・自分を評価してくれる人とつき合う
あなたの良さを認めてくれる人とつき合うことは、セルフエスティームはもちろん、健康や幸福のためにもきわめて重要です。もし誰かがあなたに劣等感を抱かせるとしたら、その人物には近づかないことです。
それによって、本来の自分になり、やりたいことをやるためのスペースを確保することができるのです。

・人を観察し、すべての人はあなたを含め、かけがえのない存在であることを理解する。

・セルフエスティームを損なうような人や状況は拒絶する。

・自分を貶めることはやめる。自分の過去は肯定できないとしても、自分を肯定的にとらえる。

・自分以外の誰かになりたいと思ったり、うらやましがったりするのをやめる。

・つねに自分のことを誇れるような決断をする。

・気力を奪うような自己疑念を払拭し、自分はこの世界にかけがえのない貢献をしていることを信じる。

・自分が人生で求めることに注意を集中する。うまくいかないかもしれないと思ってやるとうまくいかない。

結局のところ、健全なセルフエスティームを育むことができるのは自分だけです。これらを活用して、毎日欠かさず実践し続ければ、自分を肯定する気持ちは日々高まっていくでしょう。どんな状況になっても自信をもっているということにやがて気がつくはずです。

参考書籍
ジュリー・モンタギュー著/石田文子訳『最高の自分にリチャージする12章』(日本実業出版社)

書影

文/庄司真紀

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