冷えるとなぜ肌がくすむの？

猛暑の日はエアコンを１日中フル稼働させることも多くなりました。涼しく快適ではあるけれど、長時間エアコンの効いた部屋で過ごすと、体が冷えてツラい、と感じることもありますよね。

体が冷えているということは、顔の肌も当然冷えています。手のひらで肌にふれたとき、手のほうが温かいと感じたら、冷えているサインです。
最近、顔色が悪くて疲れて見える、と感じるなら、その原因は冷えかもしれません。血行が悪くなると、肌の血色が失われ、青黒くなりくすんで見えてしまいます。

また、肌の生まれ変わりのためには、肌の細胞が活発に活動することが大切です。細胞は血液から栄養補給をしているので、血行不良になると、細胞が栄養不足になり活動が低下してしまいます。すると肌の乾燥や肌荒れも起きやすくなり、肌表面のキメが乱れることに。その結果、肌に透明感がなくなり、くすんでしまうのです。

すぐできる「プチ温活」で肌の冷えを解消しよう

夏場の肌の冷えを解消するには、簡単にできるプチ温活をとり入れるのがポイント。全身をしっかり温めると暑くなってしまうので、冷えを感じる部分をピンポイントで温めるのがオススメです。

（1）肌の血行をよくする
（2）体の冷えやすい部分を温める

今回はこの２つのポイントを、毎日のお手入れや生活にとり入れる方法をご紹介します。血液循環をよくして、くすみのない透明感のある肌を目指したいですね！

１.朝の時短ケアにも◎ なじませるだけのマッサージ洗顔

肌の血行を促すなら、マッサージが効果的です。マッサージクリームなどの専用アイテムは、あまりなじみがない人も多いかもしれませんが、洗顔料を兼ねたタイプなら、毎日のお手入れにとり入れやすいと思います。

●ビオレ　おうちdeエステ　マッサージ洗顔ジェル（参考税込価格：715円）

こちらは泡立たないタイプの洗顔料です。ジェルが肌になめらかに密着するので、手のひらのすべりがよくなり、肌をこすらずにマッサージすることができます。
お風呂やシャワーのときなど、蒸気のなかで使うのがオススメですが、朝の洗顔時など、洗面台で使用する場合は、肌を軽く濡らしてから使用すると、マッサージ中もすべりがよく、肌に負担をかけずにマッサージすることができますよ。

マッサージは手のひら全体を肌に密着させて行います。手の動かし方の基本は次の２つを意識しましょう！

〈１〉顔の内側から外側へすべらせる
〈２〉顔の下から上に向かってすべらせる

手のひらをすべらせるときに、肌表面にシワが寄ってしまうようなら力を入れ過ぎで、かえってシワやたるみの原因になってしまいます。手のひらで肌表面を軽くすべらせるようにしましょう。

マッサージをすると血色がよくなって肌が明るい印象になり、そのあとの化粧品のなじみもアップしますよ。

２．肌にのせるだけ！ 顔色がパッと明るくなる炭酸パック

肌にのせてなじませるだけの炭酸パックなら、簡単に肌を活性化させることができます。

●フェヴリナ　ナノアクア　ブライトアップセラム（税込価格：11,000円）

濃密な泡で肌に美容成分を届ける炭酸美容液です。手のひらで泡を肌に押し込むようになじませるだけで、うるおいで肌が明るい印象になります。
時間があるときは、すぐに泡をなじませずに２～３分パックすると、より効果的ですよ。

炭酸ガスのほどよい刺激が肌の血行を促すので、泡パックしたところは血色がアップしています。

肌の冷え対策のために、すぐできる簡単な温活コスメをとり入れてみてくださいね！

３．血流促進効果のあるストールで冷えから守って

顔の肌の冷えをケアしていても、全身が冷えていては温活の効果が出にくくなってしまいます。エアコンの効いた室内で、私が愛用しているのがこちらのストールです。特に首もとを冷やさないように気をつけています。

●リフランス　ミネラルストール（税込価格13,200円）

こちらは、天然鉱石をコーティングした特殊繊維を使用している一般医療機器のストールです。鉱石の遠赤外線効果によって筋肉の緊張をほぐし、血流を促す効果があります。エアコンなどで冷えやすい首に巻いておくと、じんわりとした温かさが感じられますよ。

ふだんの生活に、ちょっとしたケアをプラスするだけで、肌のめぐりがよくなり、くすみ解消につながります。すぐできるプチ温活で、肌の冷え対策を始めてみませんか。