「酵素洗顔」は毛穴汚れに効果的なアイテム！ だけど向かない肌もある

酵素洗顔とは、酵素による反応で毛穴の中にたまった皮脂やたんぱく質を分解することから、皮脂づまり、黒ずみ、ゴワついた角質をやわらかくすることが特徴です。一般的な洗顔フォームや石けんよりも洗浄力が高いため「向いている肌」と「向かない肌」があり「使い方、酵素洗顔後のスキンケア」にも注意が必要です。

【酵素洗顔向きの肌】
・顔全体が皮脂っぽい脂性肌
・部分的なテカリやゴワつきのある混合肌
・顔全体、ほおなど思春期ニキビ肌
におすすめです。
脂性肌、混合肌、思春期ニキビ肌は、比較的皮膚に厚みがあり肌代謝にムラがあることから角質のゴワつきがある、皮脂分泌が盛んなため皮脂づまりやニキビができやすい、皮脂が酸化して黒ずみが蓄積しやすい傾向にあります。
酵素洗顔をすることで、古い角質をやわらかくほぐし、肌代謝しやすい環境にすることで皮脂詰まりや黒ずみを改善、肌の質感を整えます。

【酵素洗顔に向かない肌】
・水分量が少なく粉っぽくカサつきやすい乾燥肌
・季節の変わり目など肌が荒れやすい敏感肌
は不向きです。
乾燥肌、敏感肌は、肌の水分や油分が少なく不安定なので洗浄力の高い酵素洗顔を使用すると余計に乾燥を招く原因にもなります。
水分の少なさから肌を守ろうと皮脂を分泌して皮脂詰まりや黒ずみを招いている場合があるので、日ごろの化粧水の量を増やす、シートマスクを活用して肌の水分量を高める、乳液とクリームを重ねて保湿力を補うことが大切です。

酵素洗顔の「使い方」と「アフタースキンケア」

【使い方】
1.クレンジングでメイク汚れを落としたあとに使用します。
2.パウダーを手または洗顔ネットにとり、少量の水またはぬるま湯を落としてしっかり泡立てます。
3.皮脂詰まりや黒ずみが気になる鼻、おでこ、あご、両ほおにのせて、泡をつぶさないようにやさしく転がすように洗います。
泡が毛穴に入り込み、汚れを分解するので強くこする必要はありません。
4.水またはぬるま湯で洗い流します。
※皮脂詰まりや黒ずみが気になるからと毎日使用するのではなく、週に１回〜２回ほどのペースでとり入れるようにしましょう。

【アフタースキンケア】
1.酵素洗顔後は肌が乾燥しやすいので、化粧水を顔全体になじませ、２回、３回とくり返し、いつも以上にたっぷり浸透させましょう。
時間があるときは、化粧水のあと保湿系のシートマスクを使うのもおすすめです。
2.乳液をなじませたあと、クリームを重ねて水分（化粧水）を逃がさないようにしましょう。
※酵素洗顔で皮脂詰まりや黒ずみ、くすみを解消して肌のトーンアップ、肌のゴワつきの解消を実感しますが、しっかりアフターケアをして肌を整えておかないと皮脂詰まりや黒ずみをくり返したり、肌トラブルを招く原因になるので念入りにスキンケアを行いましょう。
※一度ですっきりしないガンコな黒ずみは定期的な酵素洗顔、日々のスキンケアをくり返すことで徐々に改善しやすくなります。

エステティシャンおすすめの酵素洗顔

ひとつ目は「ファインビジュアル バイタルコンディショニング ドットクリア」です。２種の酵素成分と２種のクレイが配合されています。
古い角質をほぐす「パパイン酵素」、皮脂詰まりをやわらげる「リパーゼ」、
ガンコな角栓を分解しザラつき、皮脂詰まり、黒ずみ汚れを吸着するフランス産「ホワイトクレイ」、モロッコ産「モロッコ溶岩クレイ」です。

酵素洗顔でもめずらしいホイップのようなふわふわのキメが細かい泡です。
「ヒアルロン酸Na」や「ホホバ種子油」など５つの美容成分も配合されていることから、洗っている最中や洗い上がりの乾燥やつっぱり感が少ないです。

ふたつ目は「スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN」です。
古い角質を分解する「プロテアーゼ」、皮脂詰まりをやわらげる「リパーゼ」の２種類の酵素とアミノ酸系洗浄成分の３つの洗浄成分が配合されています。

上記の「ファインビジュアル」と比較すると、若干泡のキメが大きく、発泡感のあるフワッとした泡立ちが特徴です。 こちらも洗っている最中や洗い上がりの乾燥感などは少ないです。

ひとつあたりの量や質感を比較してみたところ「ファインビジュアル」のほうが量が多く、粒子も細かめです。

どちらも皮脂詰まりや黒ずみ汚れ、肌全体のくすみケアには効果的で、洗い上がりの乾燥やつっぱりも少ないですが、鏡でよく見たときに小鼻の皮脂詰まりがすっきり落ちていたのは「ファインビジュアル」でした。

徹底的に肌質を変えたい、皮脂づまりや黒ずみをケアしたい場合は「ファインビジュアル」、なんとなく毛穴が気になる、コスパ重視なら「スイサイ」がよいと思います。

毛穴悩み、酵素洗顔ってどうなんだろう？　と感じている人はぜひ参考にしてみて下さい。