食べる漢方ともいわれ、ヘルシーでダイエットにもよいスパイス。時間とともにスパイスが調和されるので、冷めてもおいしく、じつはお弁当や作り置きにも最適です。今回はスパイス料理研究家・印度カリー子さんの著書『一肉一菜スパイス弁当』より3回にわたり、スパイスのレシピをご紹介していきます。第1弾はお肉のおかず「シナモンビーフ弁当」のレシピです!
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満足感が高まるスパイス弁当
レストランでのスパイス料理はぐっと身近になってきましたが、あまり自宅の料理ではスパイスを使わない人が多いのではないでしょうか。
スパイスのレシピといっても、じつは難しくなく、「スパイス弁当はフライパンひとつで炒める、和えるだけのシンプルレシピが中心。複雑な作業がなく、無理なく続けられます」と印度カリー子さん。
いつもの食べ慣れたお弁当も、新しい味や香りをプラスすることで、味わいの満足度もアップできます。そのうえ、「スパイスの抗菌効果で、保存性が高いのも特徴。常夏のインドでもお弁当文化があり、その効能の高さがわかります」
今回ご紹介するのは、シナモンと牛肉のレシピ。シナモンパウダーは、甘くて独特な香りのあるスパイスで、カシアという強い香りをもつ種類がおすすめとのこと。むくみ改善などの効果があるそうです。
シナモンビーフとエッグココットのシナモンビーフ弁当
シナモンの豊かな香りがやみつきになる、ぜいたくなビーフのおかず。見た目もかわいい目玉焼きをお供にすればお腹も心も幸せになります。シナモンビーフは赤ワインとスパイスで漬け込むことで、やさしいけれどリッチな仕上がりに。
【材料】(2人分) <冷蔵5日、冷凍1週間>
牛肩ロース肉(ひと口大に切る) 250g
赤ワイン 大さじ2
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2
サラダ油 適量
<スパイス>
シナモンパウダー 小さじ1/2
ブラックペッパー 小さじ1/8
【作り方】
(1)保存用ポリ袋にサラダ油以外のすべての材料を入れ、混ぜ合わせる。
*そのまま密閉すれば、 冷蔵5日・冷凍1か月で保存可能。解凍させてから焼く。
(2)フライパンにサラダ油をひき、(1)の材料を中火で2分ほど炒め、 ふたをして弱火で5分蒸し焼きにする。
(3)ふたを開けて水気をとばす。最後に焼き目をつける。
【作り置きの解凍について】
お弁当には、凍ったまま盛りつけて自然解凍可。
おうちごはんのときは、電子レンジで解凍する。
シナモンビーフ弁当では、シナモンビーフとエッグココットに、白米にクミンシードを入れて炊いたジーラライスを合わせています。しっかり食べたいときやエクササイズをした日のマッスルメニューにもよさそうですね。
次回は、ドライカレーレシピをご紹介します!
文/庄司真紀
参考書籍