炭水化物を中心とした食生活で90㎏に！

54㎏ほどだった体重が、高校2年生のカナダ留学で一気に増えたのが、Martyさんのダイエット迷走の始まりでした。

「留学先のカナダでは、朝食にチョコクリームを塗ったパンにバナナ、りんご、牛乳、昼にサンドイッチ、夕方はピザにシナモンロール、クラムチャウダーといった、糖質や脂質たっぷりのメニュー。しかもお菓子も食べ放題。そんな食生活を続けていたら、わずか1年で68㎏になりました。高校3年で帰国し、ダイエットして少しやせたけど、その後の大学生活で、大盛りカレーや丼ぶり飯、1日3合のお米を平らげる炭水化物中心の生活を送り、結局74㎏にリバウンドしました」

春雨、きゅうり、水の食事でやせても結局リバンド

さすがにまずいと思い、ダイエットを開始したMartyさん。

「カロリーを減らそうと、春雨スープ、きゅうり、硬水だけ、という極端な食生活を送りました。おかげで、たった1かヵ月で60㎏まで落とすことができたんですが、当然体はフラフラ。周囲からは『顔色が悪いよ』なんて言われました」

そしてリバウンドもあっという間……。
その後、何度かダイエットとリバウンドをく繰り返しましたが、24歳のときに結婚をし「もう、女磨きをしなくてもいいや」と思い始めてから、好きな物を好きなだけ食べる食生活に。コンビニお菓子の新製品を買っては食べ、飲み屋をはしごする毎日で、瞬く間に体重は増加し、26歳のときには90㎏近くにまでなっていました。

「太ると、コートの袖に腕が通らなくなるんですよ。健診で行ったお医者さんに健康面を指摘され、ダイエットを始めようと決意しました」

「肉食」メインにした食事に。チョコレートもやめません！

やせては太り、太ってはやせるをくり返したMartyさんは、今までのダイエット方法を全般的に見直します。

「リバウンドしてしまうのはなぜか？　と考えた結果、やせる生活が習慣化してないことに気がつきました。“やせるにはカロリーを減らせばいいや”と思っていましたが、好きな物をガマンした無謀な食事制限では、続くはずがありません。ダイエットを習慣化させるためにはどうしたらいいか、改めて食事内容を見直しました」

考えた末に、Martyさんが辿りついたのが、朝に大好きなチョコレートを食べ、昼と夜は肉を食べる、という方法でした。

「自分の体に何が必要か、必要じゃないかを考えた結果、私は甘いものが大好きで“どうしてもチョコレートはやめられない！”って思ったんです。じゃあこれは私に必要なものだから、無理にやめなくてもいいんじゃないかな、って。だから、これから活動を始める朝は、チョコレートを数粒食べます。でも、少しでも体にいいものを入れたいので、カカオが多い高級チョコレートを選ぶようにしています。チロルチョコも食べますけどね（笑）」

そして昼と夜は肉食メインにし、たんぱく質をしっかりとります。

「体調によって部位は変えますが、サーロインステーキを200ｇ食べています。肉食をメインにしているので糖質制限ダイエットに似ていますが、チョコレートを食べているので厳密にいえば違います。でもこの方法でストレスはないし、自分に合っていると思います」

食生活の改善で40kgの減量に成功。現在は、さらに正しい食生活になるよう、改善を進めています。

「野菜は苦手で食べられなかったのですが、ダイエットを極めていくうちに、ビタミン・ミネラルの必要性を感じ、今はブロッコリーやアスパラ、ほうれん草など色の濃い野菜を、積極的に食べるようにしています。野菜を取り入れてからは、甘いものを食べたい欲求が減り、肌もキレイになりました」

このような食生活の見直しがダイエットを成功に導いたのは、いうまでもありませんが、Martyさんは、この他にも運動面とメンタル面を立て直すことで、40kgの減量に成功しています。詳しいメソッドは、今後のニュースでお伝えしていきます。