【問題】
栗に含まれているポリフェノールは、次のうちどれ？

□カテキン
□タンニン
□アントシアニン
□ケルセチン

答えは

「タンニン」です

栗は皮をむくと、中はホクホクとしていて甘みがありますが、渋皮の部分にはポリフェノールの「タンニン」が含まれています。「タンニン」には、抗酸化作用があり、老化やがんの予防に役立ちます。また、コレステロールや有害物質を吸着、排出するなどの食物繊維も含んでいますので、便秘予防なども期待できます。渋皮には苦みがありますが、渋皮煮などにすれば、「タンニン」をたっぷりとることができます。

栗のいちばん外側の、かたい皮の部分を何と言う？

□外皮
□表皮
□厚皮
□鬼皮

「鬼皮」です

栗は、トゲのあるイガイガな部分に包まれています。このイガイガのあるものが、「皮」に当たります。栗の実自体のいちばん外側にあるかたい皮は「鬼皮」と言い、この部分がほかの果物の「果肉」に当たる部分となります。「鬼皮」をむいた中にある薄い皮（＝渋皮）と中身は、果肉ではなく「種」です。

栗を使ったお菓子に「モンブラン」があります。この意味は、次のうちどれだと思う？

□栗のクリーム
□甘い栗
□白い山
□細くしぼったクリーム

「白い山」です

栗の時期にはお菓子屋さんに、「モンブラン」というお菓子が並びます。「モンブラン」とはフランス語の「mont＝山」「blanc＝白い」から来ており、「雪が降り注いだ白い山」をイメージしたお菓子だそう。基本的には、土台にスポンジケーキを使用し、生クリームを混ぜた栗のクリームをたっぷりと、細くしぼったものが多いですが、最近では、土台の部分に焼いたメレンゲなどを使用し、サクサクな生地としぼりたての「モンブランクリーム」を楽しむものも多くなってきたようです。

秋の味覚の「ギンナン」には中毒性があるので注意が必要です。中毒症状と関係のある栄養素は、次のうちどれ？

□たんぱく質
□ビタミンＡ
□ビタミンＢ6
□食物繊維

「ビタミンＢ6」です

「ギンナン」は、強い生命力をもつ植物として知られる銀杏（いちょう）の木の実です。たんぱく質や糖質を多く含み、カロテンやビタミンＣなども多く含まれている種実ですが、食べ過ぎると銀杏に含まれている有害成分がビタミンB6の作用を阻害し、中毒症状を引き起こすと言われていますので、注意が必要です。ビタミンB6は、体の中で重要な神経伝達物質の合成に関わる作用があります。

落花生を使った沖縄料理の名前は、次のうちどれ？

□ジューシー
□ジーマミー豆腐
□クーブイリチー
□テビチ

「ジーマミー豆腐」です

落花生の実は土の中にできます。ジーマミーは沖縄語で「地中の豆」という意味。沖縄料理で落花生を使うものといえば「ジーマミー豆腐」があります。すり潰したり、しぼったりした落花生を、いものデンプンで固めた、コクのあるおいしさの料理です。なお、「ジューシー」はかやくご飯のことを言い、沖縄の家庭料理です。「クーブイリチー」は、こんぶや豚肉を使った炒めもの、「テビチ」は豚足（とんそく）のことです。