いちご、キウイフルーツ、スイカ、ブルーベリー。いちばんカロリーが低いのは？～ダイエットに役立つ栄養クイズ～

Share

暑い日が続くなか、みなさんはどのように水分補給をしていますか？　お水やお茶だけでなく、果物などでも水分の補給はできるもの。甘くておいしい果物を生活にじょうずにとり入れて、夏バテを防いでいきたいですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「果物」。気になるカロリーや水分量、ほかの食材と組み合わせて食べたときの栄養価も見ていきますよ！

監修：大越郷子（管理栄養士）

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

問題１　次のうちで、カロリーが一番低い果物はどれ？（100ｇ当たり）

□いちご
□キウイフルーツ
□スイカ
□ブルーベリー

「いちご」です

果物は、果糖などを含んでいるので、カロリーが高いと思われがちですが、高いものばかりではありません。上記の果物100ｇ当たりのカロリーは、31kcal、51kcal、41kcal、48kcal。このように比べると、「いちご」が一番低カロリーですね。ただ、どの果物も、100ｇ食べても100kcalにもなりませんので、朝食やおやつ、食後に食べても問題ない数値かと思います。

問題２　問題１と同じ果物で比較した場合、水分が一番少ないのは、どれだと思う？（100ｇ当たり）

□いちご
□キウイフルーツ
□スイカ
□ブルーベリー

「キウイフルーツ」です

多くの果物には水分が80％ほど含まれています。上記の果物100ｇに含まれる水分の量は、上から90.0ｇ、84.7ｇ、89.6ｇ、86.4ｇ。どれも大きな差はありませんが、キウイフルーツがやや少なめです。特に今の時期は、汗を多くかきますので、夏の果物で水分補給するのもおすすめです。

問題３　次の果物のうち、成人１日あたりのビタミンＣの目安量を満たすものはどれ？

□柿１個（160ｇ）
□オレンジ１個（120ｇ）
□なし１個（180ｇ）
□マンゴー１個（150ｇ）

「柿１個（160ｇ）」です

果物は、ビタミンＣたっぷりというイメージがありますが、種類によって差はあります。さて、１日に必要なビタミンＣの目安は、成人で100mgです。上記の果物に含まれるビタミンＣの量は、上から112mg、48mg、５mg、30mgとなりますので、柿１個を食べると、目安量を上回ることがわかるでしょう。果物に限らず、野菜でも肉や魚類でも、いろいろなものを組み合わせて１日の中で食べると、たくさんの種類の栄養素をとることができますよ。

問題４　200kcalを超える組み合わせは、次のうちどれ？

□オレンジジュース150cc +パイナップル200ｇ+はちみつ小さじ２
□キウイフルーツ１個+ヨーグルト180ｇ+メープルシロップ小さじ２
□ブルーベリー50ｇ+オートミール30ｇ+豆乳100cc
□バナナ１本+牛乳100cc

「オレンジジュース150cc +パイナップル200ｇ+はちみつ小さじ２」です

上記はどれも、朝食などで登場するような組み合わせなのではないでしょうか。メインの食事というよりは、プラス１品ほどの内容です。これらの組み合わせを食べたときのカロリーは、上から222kcal、189kcal、173kcaｌ、174kcalとなるので、答えは「オレンジジュース150cc +パイナップル200ｇ+はちみつ小さじ２」となります。フルーツのみの数値で比べると、「バナナ」が１本112kcalと、一番高くなりますが、全体の数値としては、朝食やおやつに問題のない一品と言えるでしょう。

問題５　問題４と同じ組み合わせで、たんぱく質が一番多いのは、どれだと思う？

「ブルーベリー50ｇ+オートミール30ｇ+豆乳100cc」です

果物自体には、特に生で食べる場合は、たんぱく質が多く含まれているとは言えないため、１食の食事としては、他の食材でたんぱく質を摂取することが大事になります。上記の組み合わせに含まれるたんぱく質の量は、上から2.4ｇ、7.5ｇ、8.0ｇ、4.6ｇ。「ブルーベリー50ｇ+オートミール30ｇ+豆乳100cc」がやや多く摂取できる内容です。オートミールや豆乳には、良質なたんぱく質が多く含まれますので、フルーツとの組み合わせは、とてもおすすめです。そのほか、卵やハム・ソーセージ・ツナ缶などを朝食にとり入れるのもよいでしょう。