問題１　次のうち、「淡色野菜」でない野菜はどれ？

□とうもろこし
□ピーマン
□なす
□キャベツ

「ピーマン」です

上記の野菜の中で、「ピーマンなす」は淡色野菜の仲間ではなく、緑黄色野菜の分類になります。緑黄色野菜と淡色野菜の違いは、100ｇ中に含まれるβ-カロテンの量の差です。β-カロテン含有量が、100ｇ当たり600μｇ以上のものが「緑黄色野菜」、600μｇ未満のものが「淡色野菜」となります。「ピーマン」のβ-カロテン量は100ｇ当たり400μｇなので、数値としては、「淡色野菜」の仲間となりますが、日常で食べる回数や量が多く、結果、β-カロテンの摂取量も多くなるという理由から、緑黄色野菜の仲間とされています。

問題２　淡色野菜の1日の摂取目標量は、どのくらい？

□100ｇ以上
□180ｇ以上
□230ｇ以上
□300ｇ以上

「230ｇ以上」です

野菜は、緑黄色野菜・淡色野菜全体で、1日に合計350ｇ以上とるのが目標とされています。これは、野菜に含まれている栄養素を、病気の予防や健康の維持に役立たせるための、基準となる量です。緑黄色野菜を120ｇ以上、淡色野菜を230ｇ以上というのが、その内訳です。ご自身がふだん、どんな野菜をどのくらい食べているか、見直してみるのもよいでしょう。

問題３　問題２の答えの分量ほどの淡色野菜がとれる組み合わせは、次のうちどれ？

□きゅうり１本＋レタス２枚
□大根５cm＋ごぼう1/2本
□玉ねぎ1/2個＋長ねぎ1/2本
□もやし1/2袋＋カリフラワー1/4株

「大根５cm＋ごぼう1/2本」です

上記の野菜の分量は、上からおよそ140ｇ、240ｇ、150ｇ、150ｇ。
日常、食べている野菜の分量が何ｇなのか、把握するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。おおよその目安として、生の状態で両手１杯分ほどの野菜が１食分の量とされています。１日の目標量が350ｇ以上ですので、１食分は約120ｇですね。加熱をした野菜の場合は、片手約1杯分が１食分の目安となります。もちろん手の大きさにもよりますが、野菜の量を知るための、簡単な目安になると思います。

問題４　淡色野菜に期待できる主な成分としてあてはまらないものは、次のうちどれ？

□ビタミンＡ
□ビタミンＣ
□カリウム
□食物繊維

「ビタミンＡ」です

問題１の解説でもふれた通り、野菜の区分けは、β-カロテン量で決まります。淡色野菜は100ｇ当たりのβ-カロテンの量が600μｇ未満ですので、答えは、「ビタミンＡ」になります。淡色野菜に多く含まれているのは、カリウムやビタミンＣ、食物繊維です。水分が多いのも特徴で、淡色野菜を食べることが水分補給にもつながります。このように水分補給は、飲みものからだけでなく食事からもできますので、その意味でも、食事の中で野菜を摂取することはとても重要です。

問題５　「生野菜＋調味料」の組み合わせで、塩分が一番多いのは、次のうちどれ？

□キャベツ+みそ大さじ１
□きゅうり+塩小さじ1/3
□大根+和風ノンオイルドレッシング大さじ1
□レタス+マヨネーズ大さじ１

「キャベツ+みそ大さじ１」です

上記の組み合わせの塩分は、上から2.2ｇ、2.0ｇ、1.3ｇ、0.2ｇ。上記の野菜は塩分0ｇなので、調味料によっては、野菜料理が食事の中で、塩分の多い１品になってしまうということがわかりますね。野菜をたくさん食べることはとてもよいことなのですが、調味料の栄養素を少し考えながら組み合わせるという工夫も大事です。