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運動やめたら-10kg!『自然やせ力』が話題のダイエットコンサルタントEllyさんの1日の過ごし方をインタビュー!
6月に出版した『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)が大きな注目をあびているEllyさん。この本は、主宰している48万人超の人気YouTube「Ellyのボディメイクチャンネル・養生ダイエット」の集大成といえるものなのだそう。そこで、大注目のElly流ダイエットについてレポート。今回は、Ellyさん自身がふだん、どんな生活を送っているのかに注目! 1日の流れと基本となるポイントについて教えてもらいました。
Contents 目次
ムリをせず、お金もかからないから続けられる!
Ellyさんが基本としているのは「養生3原則」。
3原則とは、
(1)夜から朝、12時間食べないようにして胃腸を休ませる「12時間断食」
(2)週2日は肉類をとらない「2日間ペスカタリアン(植物性食品や魚介類を食べ、肉・卵・乳製品を食べないベジタリアン)」
(3)玄米や雑穀など「外皮」がついた炭水化物を食べる「全粒穀物食」です。
「それと、冷水より、体温に近い温度の無糖の飲み物を飲む、肝臓を傷めないように化学調味料は無添加にする、自律神経をリセットするために朝と夜にセルフケアマッサージをする、1日30分程度の運動をするというのも毎日やっています」(Ellyさん)
【午前のスケジュール】
「朝は、だいたい7時に起きて水分補給をします。ふだんは具なしのみそ汁。お酒を飲んだ翌日は余分な水分を排出してくれるヤンノー(焙煎した小豆の粉末をお湯で溶いたもの)を飲みます。それから、1日分のお茶を用意します。夕食のためのだしをとって、玄米も炊きます。朝のうちに“1日これで過ごします”というセットを用意してしまうイメージです。
7時30分ころに行うのは運動です。朝に運動すると、1日中、体が動きやすくなります。運動量が増えて消費カロリーも上がるので、関節が動きやすくなるようなマッサージやエクササイズをして、犬の散歩にも行きます。掃除などもついでに終わらせてしまいます」
「仕事の前には瞑想をします。これは、いきなり仕事にとりかかるのではなく、いったん心を落ち着かせてから始めるというイメージです。目を軽く閉じて簡単に行うときもあれば座禅をするときもあります。瞑想をするとすーっと頭と心がクリアになっていくんです。仕事中はブラックコーヒーを飲んで、甘いものは食べないようにします」
「ここまで液体しかとっていないので、2~3時間くらい仕事をして疲れたところで『さあ、昼食の用意をしよう』という感じになって、11時30分くらいに食べます。昼食のポイントは、全粒穀物をとる、みそ汁などの汁ものを必ずとるということと、ムダに動物性食品をとらないということ。“お腹を温める”というのも大事ですね。お昼休みの時間には、わき腹を伸ばすストレッチや、猫背を解消するストレッチをします。時間があるときは10分くらいやることもありますけれど、1分とかでもいいんです。軽くやるだけでも効果がありますよ」
【午後のスケジュール】
「13時に仕事を再開。小腹がすいたら甘くないものを食べます。甘いものは食欲をかき立ててしまうことがあるので避けたほうがいいんです。すごくお腹がすいたときは、玄米ごはんを食べたりします」
「18時くらいから夕飯の準備に入ります。わが家では、『ハレの日』(楽しむ日)と『ケの日』(日常の日)にわけて考えていて、ハレの日は外食をするなど好きなものを思いきり楽しむ日としていますが、ケの日は魚や植物性の食品がメインと決めています。メニューには玄米、みそ汁、納豆が必ずあって、それに魚や常備菜が加わったりします。みそ汁のお椀も大きいのでけっこうボリュームがあるんですよ。玄米もしっかり食べるので、糖質制限をしている人には『そんなに食べていいの?』と言われることもあるのですが、食べていいんです(笑)。食べても太ることはないですから」
「お風呂では、自律神経を整えるために、湯船で温まって、冷水シャワーを浴びてというのを1〜2回くり返す『温冷交代浴』をします。全身が難しければ、ひざ下だけでも効果があるんです。
入浴後は保湿をしたあと、テレビを見ながらマッサージをします。どんなに疲れていても10分くらいはケアする時間を作ります。これは、痩身効果を狙っているのではなくて、日常生活では上半身に気がーっと上がりやすくなり、いい眠りを妨げてしまいます。気を下げて、バランスを整えるという意味でやっています。忙しくてマッサージなんてやるヒマがないという人こそ、1分でもいいのでやってみるのがおすすめです。
寝る前は、気を下げるために瞑想をします。丹田に気をおろすように腹式呼吸を行うと、心も体も落ち着いて、ストンと落ちる感じで入眠できるんです」
Ellyさんのふだんの日のスケジュールを教えてもらいましたが、「これからの年末年始のイベントの多い季節は、“甘い食べ物”や、乳製品などの“ミルキーな食べ物”に注意が必要」なのだとか。
「クリスマスケーキをはじめとするスイーツなどのほか、おせち料理などの日本料理にも意外に甘みが入っています。甘味は体に水をためて冷えを招くため、むくんだりするので注意が必要です。ハレの日に食べるのはいいのですが、できればシェアして食べるようにするのがおすすめですね。
例えば、スイーツなどは『ちょっと食べれば満足』ということがありますよね。1人前の量をひとりで食べようと思わなくていいんです(笑)。例えば、テーマパークで買ったチュロス1本を友だちと2人で分ければ楽しいし、カロリーも糖質も半分になります。年末年始に甘いものをあまり食べずに温かくして過ごしたチームと、甘いものを食べて体が冷え冷えだったチームでは、年明けにダイエットの成果に差がつきます。気をつけてくださいね」
次回からは、著書『自然やせ力』に掲載されているダイエット法について紹介! お楽しみに。
参考著書:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)
取材・文/小高 希久恵