近年、健康意識の高まりとともに、日常の飲みものから体を整えたいと考える人が増えています。そんな中、UCCからコンディショニングコーヒーをコンセプトにした新製品「UCC TOTONOU by BLACK 無糖」が登場。コーヒーに含まれる成分「トリゴネリン」に着目し、味わいと機能性の両立を目指した注目の商品です。本記事では、開発背景や研究内容、ターゲット戦略まで、発表内容のポイントを詳しくレポートします。
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変化する時代に、より“信頼されるブランド”へ

UCCは1933年の創業以来、「いつでもどこでも、一人でも多くの人においしいコーヒーを届ける」という理念のもと、事業を展開してきました。現在は「よりよい世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」というパーパスを掲げ、コーヒーと健康の領域にも力を入れているのだそう。

今回の新商品開発の背景にあるのが、コーヒーに含まれる成分「トリゴネリン」への注目です。
これまでコーヒーの健康成分としては、カフェインやクロロゲン酸がよく知られてきましたが、近年の研究により、トリゴネリンにもエネルギー代謝に関わる可能性があることがわかってきたと言います。
研究では、BMIが高めの人(23以上)がトリゴネリンを摂取した場合、8週間後に安静時エネルギー消費量がプラセボと比較して増加する傾向が確認されたとのことで、これは、1日あたり約200kcal程度の差に相当するとされています。
“ガンバらない代謝ケア”という新しい考え方
人間のエネルギー消費は、「基礎代謝」「食事誘発性熱産生」「身体活動」の3つに分かれており、そのうち約70%を占めるのが安静時の代謝なのだそう。健康を意識すると運動に目が向きがちですが、日常生活の中での代謝も大切なポイントになるようです。
そこでUCCでは、この安静時代謝に着目し、 コーヒーで代謝ケアする新習慣を提案。毎日の生活にとり入れやすいコーヒーを通じて、ムリなく健康意識をとり入れてもらいたいという想いがあるのだそう!
味わいと機能性の両立に向けて試行錯誤

とはいえ、機能性を担保するためには、トリゴネリンをしっかり含む必要があります。ただ、この成分は焙煎によって減少してしまうため、味との両立が大きな課題だったのだそう。
そこで、開発チームは100回以上の試作を重ね、原料選定や焙煎、抽出方法を細かく調整。最終的には、コーヒー原料のみで機能成分を確保しながら、飲みやすさとコクのある味わいを両立したブラックコーヒーに仕上げました。
若年層に向けた新しいコーヒー提案

主なターゲットは20〜30代。近年は若い世代の間でも、ジム通いや健康管理への関心が高まる一方で、「気にはなっているものの、具体的な行動には移せていない人が多い」という調査結果が背景にあるそうです。
パッケージは白を基調にしたカルテ風デザインで、健康意識とスタイリッシュさを両立。さらに、ペットボトルコーヒーとしてはめずらしい細身のボトル形状を採用することで、店頭での視認性も高めました。
毎日のコーヒータイムを、健康を意識するきっかけに変えてくれそうな今回の新提案。ムリなくとり入れやすい“ガンバらない代謝ケア”として、今後の広がりにも注目が集まりそうです!
取材・文/FYTTE編集部



