暑さで食欲が落ちる夏、ついそうめんだけで済ませていませんか? じつは、管理栄養士の85%が「そうめん+めんつゆのみ」の食事に懸念を感じているというデータがあります。ポイントは「何を抜くか」ではなく「何をちょい足しするか」。今回はエミッシュが運営する「栄養士ラボ®」の調査結果と管理栄養士が考案したそうめんレシピをご紹介します。
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そうめんと夏バテに関する調査

エミッシュが運営する「栄養士ラボ®」が管理栄養士・栄養士100名を対象に実施した調査によると、夏場に「そうめん+めんつゆのみ」の食事が続くことに対し、85%が「懸念がある」と回答。35%が「非常に懸念がある」、50%が「やや懸念がある」と答えており、プロの多くが栄養バランスの偏りを心配しています。
夏バテを招く最大の要因はビタミンB1・ミネラル・たんぱく質不足
夏バテを招く・悪化させる最大の要因として、アンケート調査では以下のような回答に。この結果をもとに、とくに栄養素が足りていないと管理栄養士が挙げたのは栄養素3つです。
第1位(80票):糖質に偏り、エネルギー代謝に必要なビタミンB1が不足する。
第2位(76票):たんぱく質不足により、筋肉量や基礎代謝量が低下する。
第3位(49票):冷たい麺により内臓が冷え、消化機能が落ちる。
そうめんは主に糖質でできており、そのままでは夏を乗り切るために必要なビタミンB1やたんぱく質が不足しがちです。夏は発汗によってミネラルも失われやすいため、意識的に補う食材をプラスすることが大切です。
夏バテ解消! そうめんにちょい足し。おすすめ食材
続いて、そうめんメニューの栄養を底上げしてくれる「レスキュー食材」はこちらです。
たんぱく質は、卵、納豆、ツナ缶、サバ缶、豚肉。
ビタミン・ミネラルは、トマト、オクラ、めかぶ、青じそ、枝豆。
そのほか、代謝サポートに役立つ食材は、しょうが、梅干し、にんにく、お酢、ごま。
腸活に役立つ食材は、納豆、キムチ、オクラ、めかぶ、わかめ。
「夏は食欲が落ちやすく、できるだけ手軽に済ませたくなる季節。そうめんは手軽で食べやすい定番ですが、めんつゆだけだと栄養が糖質に偏りやすくなります。糖質は体を動かすための大切なエネルギー源ですが、そのエネルギーを効率よく作り出すためには、たんぱく質やビタミン、ミネラルも欠かせません。
例えば、そうめんに納豆を加えてたんぱく質を補い、もずくやのりを組み合わせることで、ビタミンやミネラル、食物繊維も一緒にとることができます。デザートにギリシャヨーグルトや冷凍ベリーをプラスするだけでも、たんぱく質やビタミンを手軽に補えますよ。
暑い時期はムリに品数を増やしたり、完璧な食事を目指す必要はありません。『何を抜くか』ではなく『何を組み合わせるか』という視点で食事を整えることが、夏バテ予防や健康的な体作りにつながります」(管理栄養士 小川沙織)
今回ご紹介した食材で夏の栄養不足解消に役立つ、そうめんアレンジレシピを作ってみましょう!
調査概要:栄養士ラボ® 管理栄養士・栄養士100名によるインターネット調査 2026年4月
管理栄養士考案。酷暑に負けないそうめんレシピ3選
ここからはレスキュー食材をたっぷり使った、栄養満点のそうめんアレンジレシピをご紹介します。管理栄養士の栄田莉子さん考案です。どれも手軽に作れて、食欲がない日でも食べやすいものばかりです。
オクラとわかめのごま豆乳そうめん

ビタミンB1豊富な豚肉と、腸活食材のオクラ・わかめをたっぷり。濃厚でコクのある豆乳みそスープがそうめんによくからむ、ボリューム満点のひと皿です。
【材料 2人分】
そうめん:2束(200g)
オクラ:6本
わかめ(乾燥):大さじ1
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用):120g
しょうが(すりおろし):小さじ1
(A)
すりごま:大さじ2
めんつゆ(2倍濃縮):大さじ1
みそ:大さじ1
無調整豆乳:200ml
【作り方】
1. オクラは板ずり(塩・分量外)をする。わかめは水で戻し、水気を切る。
2. 鍋に湯を沸かしてオクラを入れ、1分ほど茹でる。冷水にとり、5mm幅の輪切りにする。そのままのお湯で豚肉を茹で、火が通ったらザルにあげる。
3. (A)を上から順に入れて混ぜ合わせておく。
4. そうめんを袋の表記時間通りに茹でて冷水で締め、器に盛る。豚肉、オクラ、わかめをのせ、(A)をかけてしょうがを添える。
韓国風! めかぶとキムチのぶっかけそうめん

のせるだけで完成! 腸活におすすめのめかぶ・キムチと、たんぱく質豊富な半熟卵を組み合わせた手軽なレシピ。つるんとしたのどごしとピリ辛が食欲をそそります。
【材料 2人分】
そうめん:2束(200g)
卵:2個
めかぶ(味なし):2パック(80g)
キムチ:60g
(A)
しょうが(すりおろし):小さじ1
白だし(10倍濃縮):大さじ1と1/2
水:200ml
ごま油:小さじ1
【作り方】
1. 卵は沸騰した湯に入れて8分ほど茹で、半熟茹で卵を作る。(A)は合わせておく。
2. そうめんを袋の表記時間通りに茹でて冷水で締め、器に盛る。
3. めかぶ、キムチ、半分に切った茹で卵をのせる。(A)をかけ、仕上げにごま油を回しかける。
トマトとツナのカッペリーニ風そうめん

まるで冷製パスタのような洋風アレンジ。抗酸化作用の高いリコピンやビタミンCが豊富なトマトと、良質なたんぱく質のツナ缶を使った、彩り豊かなひと皿です。
【材料 2人分】
そうめん:2束(200g)
トマト:1個(200g)
青じそ:6枚
ツナ缶:1缶(70g)※ツナ缶は水煮でも油漬けでもおいしく仕上がります。
(A)
にんにく(すりおろし):小さじ1
めんつゆ(2倍濃縮):大さじ2
オリーブオイル:大さじ2
黒こしょう:少々
【作り方】
1. トマトは1.5cm角に切る。青じそはせん切りにする。ツナ缶は汁気を切る。(A)を合わせておく。
2. そうめんを袋の表記時間通りに茹でて冷水で締め、(A)と合わせて和える。
3. 器に盛り、トマト、ツナ、青じその順にのせる。仕上げに黒こしょうをかける。
今年の夏は、栄養たっぷりのそうめんアレンジで暑さを乗り切りましょう!
監修:エミッシュ https://www.e-mish.com/
文/FYTTE編集部



