ポイントは「食べる順番」と「10分」ダイエット女子におすすめの食べ方

ダイエット中だけど、どうしても牛丼が食べたい！　そんなワガママ女子の願望を叶えるカギは、その食べ方にあるようです。

「まず、牛丼のごはんは少なめにすること。炭水化物を減らすことでカロリーはかなり抑えられます。店員さんに食券を渡す際に、好みのごはんの量を伝えましょう」（金丸先生）

また、サイドメニューにあるお新香や生野菜をつけることもポイントだそう。

「みそ汁は店内で食べると無料でついてきますが、持ち帰りの場合はつかないため、買い足すか、自宅で調理するといいですね」（金丸先生）

そして、もっとも重要なのが食べる順番なのだとか。

「先にお新香や生野菜を食べ、次にみそ汁を飲みます。ここまでで10分くらいかかるように、ゆっくりと噛み、じっくりと味わって食べましょう。それにより脳の中の満腹中枢に指令が送られ、満腹感が得られます。また、野菜類や汁物類を先に食べることで、血糖値が急激に上がることなく、脂肪の取り込みも抑えられるのです」（金丸先生）

そして、メインの牛丼はかきこまずによく噛んで食べることが最大のポイント。

「つゆのかかった牛丼はつい飲み込むようにしてガツガツと食べたくなりますが、これはもちろんNG！　ひと口食べたら箸をおいて噛み、飲み込んだらまたひと口食べる…くらいのイメージが理想ですね」（金丸先生）

低カロリーで牛めし気分を味わえる！裏ワザメニュー

「牛めし」といえばごはんの上に甘く煮た牛肉と玉ねぎが乗ったものですが、実は他のメニューを組み合わせることで、カロリーを低く抑えながらも“牛めし”の味を楽しむことができます。

金丸先生オススメの組み合わせ

• 牛皿並盛…257kcal
• ライス並盛（半分に減らす）…212kcal
• みそ汁…33kcal
• 生野菜…25kcal

合計：527kcal

「店内で食べる場合、プレミアム牛めし並盛とみそ汁で737kcalになり、生野菜をつけると合計762kcalになりますが、上記の組み合わせで食べれば、牛めしの気分を味わいつつカロリーを抑えることができます。お店で注文が可能であれば、プレミアム牛めし並盛のごはんを半分にして、つゆなしにしても大丈夫です」（金丸先生）

また、炭水化物量を調整する「糖質オフ」メニューとして、冷やっこ（87kcal）に牛皿大盛（329kcal）を載せて食べる方法も。

「冷やっこと牛皿大盛なら、たったの合計474kcalですから、安心して食べられるダイエットメニューに仕上がりますよ」（金丸先生）。

消化を促す「大根おろし」、植物性乳酸菌が豊富な「キムチ」など、体にうれしいサイドメニューが充実しているのも松屋の魅力です。
食べたいものを我慢するだけではストレスがたまり、心も体も辛くなるばかり。食べ方や組み合わせを自分流に工夫して、おいしくダイエットを楽しみましょう！

取材協力／松屋フーズ

監修／金丸絵里加 　フリーの管理栄養士、料理研究家、フードコーディネーターとして活動中。栄養価計算 （カロリー計算）や栄養指導、そしてその改善メニューの作成など、だれもが家庭で、楽しく、おいしく健康管理が出来るような料理を提案したいと日々活動している。

文／ほそいちえ