胃腸を休め、体のバランスを整えるファスティング

忘年会にクリスマス、お正月に新年会など、12月から１月にかけては、どうしてもふだんに比べて食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしてしまいがち。「つい食べ過ぎてしまった」「カロリーをとりすぎてしまった」というときは、できるだけ早めにリセットして、バランスを整えることが重要だといいます。

そのために佐々木さんがおすすめする方法は、ファスティング（断食）。
ファスティングというと、一定期間において食べものを完全に口にしないというツライ修行を連想するかもしれませんが、例えば『食べ過ぎた翌日の朝食や夕食に固形物をとることを控えて、昼食は普通に食べる』というスタイルでも、十分に効果が期待できるそう。体のエネルギーは、その７〜８割もが消化に使われているため、ファスティングによって胃腸を休めることで摂取カロリーを抑えられるだけでなく、代謝などにエネルギーを振り分けることができるから、と佐々木さん。

また、ファスティング時に酵素ドリンクを摂取すると、消化の負担をかけることなくアミノ酸や糖分などの栄養素をとることができ、体にとっては働かなくてもご褒美がもらえるような状態に。酵素ドリンクがない場合には、甘酒や具なしのみそ汁でも代用可能だそう。食事から熱エネルギーを得られない分、体温が下がりがちになるファスティング時は、酵素ドリンクをお湯で割ったものや、温かいノンカフェインのハーブティーなどを飲むのがおすすめです。

コロリエ薬局では、体を温める生薬が入ったファスティングドリンクの取り扱いもあり、佐々木さんから直にアドバイスを受けながらファスティングにチャレンジすることができます。

水太りor皮下脂肪？　自分のタイプを知って、効率的なアプローチを

また、効率のよいダイエットのためには、自分の体のタイプを知っておくこともひとつのポイントになると佐々木さん。

例えば、むくみやすい、お腹がゆるめ、体が重だるい、雨の日には体調が悪くなりやすいなどの傾向がある人は、水太りタイプである可能性が大。
水太りタイプに欠かせないのは、何といっても“冷え対策”。ふだんから温かい食事や飲みものをとり入れたり、体の外側から温めケアをしたり、利水作用のあるルイボスティーやクミスクチンなどのハーブティーを飲んで、むくみの排出を意識するのがポイントだそう。
また、美容のために水をたくさん飲むことがよいと思われがちですが、水太りタイプの人が、水をたくさん飲むのはおすすめできないとのこと。飲み過ぎには注意しましょう。

一方、すぐにお腹がぽっこりしやすい、暑がり、便秘ぎみな人は、皮下脂肪がつきやすいタイプかもしれません。
そういったタイプの人には、摂取する油の質を変えてみるのがおすすめ、と佐々木さん。なるべく加工食品を控えたり、サラダ油をオリーブオイルに変えてみたり、お肉よりも魚を選ぶようにするなど、すべての油とまではいかなくても、摂取する油の割合を変えるだけで細胞の質が変わるそう。それから、糖分をとりすぎない、腹７分目を心がける、早食いしないのもダイエットのポイントになるとのこと。

「太ってしまった！」と焦ってムリなダイエットをすると、体にも心にも負担がかかり、望む結果が得にくくなる可能性があります。佐々木さんのアドバイスを参考に、食べ過ぎや飲み過ぎが気になるときには、ファスティングをじょうずにとり入れ、こまめにリセットをすること、自分の体のタイプに合った方法でムリなく効率的にアプローチすることを意識したいですね。

ちなみに、佐々木さんはファスティング以外にも、飲みすぎた夜には消化をサポートして腸内環境を整えてくれる乳酸菌やミネラルを摂取して、むくみや不要なものを排出することを心がけているそう。ほかにも、デトックス効果のある白樺の葉のバスソルトやクレイを入れた、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるなどの対策をされています。自分の体のタイプがよくわからないという人や、体にやさしいダイエット法についてもっとくわしく知りたいという人は、一度コロリエ薬局を訪ねてみてはいかがでしょうか。

【コロリエ薬局】
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■HP
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■近日開催予定のワークショップ
・1月11日10:00-12:00 低温で作る乳酸菌の甘酒のつくりかたワークショップ
・2月15日10:00-12:00 乳酸菌でつくる香味オイルワークショップ
・2月19日10:00-11:00 女性のための漢方の基本セミナー

文／野田美香