世界的に人気を集めるフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」。8回の1kmランと8種類のファンクショナルワークアウトを組み合わせた競技で、プロアスリートから一般参加者まで、同じ舞台で挑戦できるのが特徴です。2026年8月6日(木)〜9日(日)には、幕張メッセで「AirAsia HYROX Chiba」が開催され、日本初の4日間開催、約12,000人が参加する国内最大規模の大会に。FYTTE編集部が会場で感じた熱気や、HYROXの魅力をレポートします。
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日本最大規模のHYROXレースが幕張メッセで開催!

世界各地で開催されているフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」をご存じですか?
「AirAsia HYROX Chiba」が、2026年8月6日(木)から9日(日)にかけて幕張メッセで開催されました。日本では横浜、大阪に続く国内3回目の開催で、今回は日本初となる4日間開催。参加者は約12,000人、観客数は11,069人を記録し、前回の大阪大会を上回る国内最大規模のHYROXレースとなりました。
会場に一歩足を踏み入れると、聞こえてくるのは大きな声援と、レースに挑む参加者たちの熱気。記録更新を目指す人、仲間と一緒に完走を目指す人、家族や友人の応援を背に最後まで力を振り絞る人。そこには、単なる競技大会を超えた、フィットネスを楽しむ大きなコミュニティのような空気が広がっていました。
HYROXとは? ランとワークアウトを組み合わせたフィットネスレース

HYROXは、8回の1kmランと、8種類のファンクショナルワークアウトを組み合わせたフィットネスレースです。
ランの合間に行うワークアウトは、スキーエルゴ1,000m、スレッドプッシュ50m、スレッドプル50m、バーピーブロードジャンプ80m、ローイング1,000m、ファーマーズキャリー200m、サンドバッグランジ100m、ウォールボール100回の8種目。走る力だけでなく、全身の筋力、持久力、粘り強さが求められる内容です。
また、HYROXでは男性・女性、シングル・ダブルス・プロカテゴリーなどによって、一部ワークアウトの重量が異なります。体力や目標に合わせてカテゴリーを選べるため、本格的に記録を狙う人から、仲間と挑戦したい人まで参加しやすいのも魅力です。
1名で挑む「シングル」「シングルプロ」に加え、2名で参加する「ダブルス」「ダブルスプロ」、4名で挑戦する「リレー」などがあり、競技経験やフィットネスレベル、目標に合わせて参加しやすい設計になっています。参加資格は16歳以上。今回の千葉大会では、16歳から76歳まで幅広い年齢層の参加者が集まりました。
観戦しているだけでも胸が熱くなる! 会場を包む応援と一体感

会場でとくに印象的だったのは、参加者同士や観客からの応援の温かさです。
重いソリを押すスレッドプッシュ、全身を使って前へ進むバーピーブロードジャンプ、そして最後に待ち受けるウォールボール。どの種目も決してラクではありません。それでも、苦しい場面になるほど、周囲からは大きな声援が飛び交います。
「あと少し!」「いける!」「ナイス!」
そんな声に背中を押されるように、参加者たちは一歩、また一歩と前へ進んでいきます。
ゴールエリアでは、完走した人を迎える拍手や歓声が会場を包み込み、見ているこちらまで胸が熱くなる瞬間が何度もありました。HYROXはタイムを競うレースでありながら、そこにあるのは勝ち負けだけではありません。挑戦する人を会場全体で応援する、フィットネスイベントならではの一体感がありました。
“ガチ勢だけの大会”ではない。自分のレベルで挑戦できるのが魅力

ワークアウトの内容を聞くと、「かなり鍛えている人が出る大会」というイメージを持つ人もいるかもしれません。もちろん、会場では圧倒的なパフォーマンスを見せる選手たちの姿もあり、その迫力は見応え十分でした。
一方で、HYROXの魅力は、プロアスリートだけでなく一般参加者も同じ舞台に立てること。個人で挑戦する人もいれば、ダブルスやリレーで仲間と参加する人もいます。チームで声をかけ合いながら進む姿や、ゴール後に抱き合って喜ぶ姿からは、記録だけではない達成感が伝わってきました。
日々の運動を続けるうえで、「いつかこの舞台に立ってみたい」と思える目標があることは、大きなモチベーションになります。ランニングや筋トレをしている人はもちろん、「年齢を重ねてもチャレンジし続けたい!」と感じている人にとっても、HYROXは新しい挑戦のきっかけになりそうです。
年齢も背景も超えて、同じ舞台で挑む。HYROXが生むフィットネスコミュニティ

今回の大会では、障害適応部門「Adaptive Divisions(アダプティブディビジョン)」も設けられ、27名のアダプティブアスリートが参加しました。年齢、競技レベル、体の条件が違っても、それぞれの目標に向かって同じ舞台で挑戦できることは、HYROXの大きな特徴のひとつです。
会場には、参加者を支える仲間や家族、応援する観客、ボランティアやスタッフの姿もあり、フィットネスを通じて人と人がつながる場になっていました。
「運動すること」は、自分の体と向き合う時間であると同時に、誰かと一緒に楽しみ、励まし合えるものでもある。そんなことを改めて感じさせてくれる大会でした。
次は大阪、名古屋へ。HYROXは日本でもさらに広がりそう
HYROXは、今後も日本国内での開催が予定されています。HYROX APAC 2026/27シーズンでは、2027年1月に大阪、4月に名古屋での開催が発表されています。また、2027年の「PUMA HYROX世界選手権」は、アジア初となる香港で開催される予定です。
今回の千葉大会で感じたのは、HYROXが単なる“きついレース”ではなく、運動を続ける楽しさや、仲間と挑戦する喜びを体感できるイベントだということ。
自分の限界に挑む人、仲間を応援する人、次は出てみたいと目を輝かせる人。会場には、フィットネスを楽しむたくさんの形がありました。
HYROXは、日々の運動を“目標のある楽しみ”に変えてくれる、新しいウェルネスイベントとして、これからさらに注目を集めそうです。
取材・文/FYTTE編集部



