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正しい休養のポイントは「自律神経」にあり! リカバリーウエアのじょうずなとり入れ方とは? 『休養学』片野秀樹先生に聞く第3回

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正しい休養のポイントは「自律神経」にあり! リカバリーウエアのじょうずなとり入れ方とは? 『休養学』片野秀樹先生に聞く第3回

『休養学』の著者で、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹先生に休養についてお話を聞くシリーズの3回目。今回は、片野先生自身の休養リチュアル、いま話題のリカバリーウエアとは何か、『休養学』に続く著書『疲労学』発売の背景などについて伺いました。

Contents 目次

休養の専門家はどう休む? 自律神経を意識した過ごし方

――これまで、休養について正しく認識することの重要性や、自分に合った休み方を見つけていく方法などを伺いました。休み方は人それぞれ…とはいえ、「隣の休み方」も気になってしまいます。片野先生ご自身は、どのような休み方をされているのでしょうか。

片野先生:私のベースは「自律神経」にあります。1日のなかの交感神経が高まるタイミングと副交感神経が高まるタイミングを意識しているので、朝起きる時間は結構早いです。日がのぼる時間には起きて、日の光を浴びます。そこから15時間前後にメラトニンという睡眠にかかわるホルモンが分泌されるので、そのタイミングで寝るようにします。

夕方ごろは副交感神経に切り替わるタイミングなのであまり活動的なことはしません。ゆっくりしたムードで過ごし、浴びる光も抑えます。スマホやパソコンからも、なるべく離れるようにします。

アイテムとしては、私自身がリカバリーウエア開発に携わっているので、夜寝るときにリカバリーウエアを着用します。パフォーマンスがあまりよくないときは積極的に余白を作り、そこでオフをとろうとします。スマホは見ず、ちょっとオフィスをぐるぐる回ったり、階段を上り下りしたり、外の空気を吸ったり。そんなふうに、体からの声に耳を傾け、体と向き合い、体調を整えながら生活をしています。

「リカバリーウエア」とは? 片野先生は開発の第一人者「自律神経にアプローチ」

――リカバリーウエアのお話が出ましたが、近年リカバリーウエアに注目が集まり、多くのメーカーやブランドが販売しています。リカバリーウエアの定義とはなんでしょう?

片野先生:リカバリーするウエアということですが、実は「リカバリーウエア」は、いまから18年前に、私たちVENEXが世界で初めてリカバリーウエアを開発したときに作った言葉なのです。一般的になったきっかけのひとつが、2022年に一般医療機器の一般的名称として「家庭用遠赤外線血行促進用衣」が新設されたことです。炭素系の繊維や鉱物が使われていることで遠赤外線が出て血行が促進されます。VENEXの素材は遠赤外線も出ますが、実はアプローチできるポイントが違います。「自律神経」なのです。

遠赤外線で血行をよくして疲労回復を促すのは、ある意味、対症療法です。でも、自律神経にアプローチするのは根本療法的な発想なのですよ。いまの時代、いつも興奮していたり、仕事のことが頭から離れずにイライラしたり、過緊張になりやすかったりする人が多いです。過緊張をどう抑えるかということが疲労回復には大切な部分でもあるんですが、その本質の部分にアプローチしているのがVENEXのオリジナル素材で、他社との違いでもあります。

――リカバリーウエアをはじめ、寝具を中心としたいわゆる疲労回復グッズにお金を使うときには、どうしてこの価格になっているのか、何にアプローチしているのかなどを考えたほうがいいですね。

片野先生:はい。ある程度、商品を紹介する文言が限定されてしまうので、横並びに見えてしまいますが、自分に合った方法で効果的にリカバリーするためにも、商品選びのリテラシーはつけられたほうがいいとは思います。

専門家の休み方から学ぶ! 自分に合った休み方を毎日の習慣に

休養によって活力を高めるには、疲れを感じてから休むのではなく、日々の生活のなかで自分の状態に目を向けることが大切です。朝は日の光を浴び、夕方以降は照明やスマホ、パソコンなどの刺激を抑える。そうした工夫が、睡眠や休養の質を高めることにつながります。

パフォーマンスが落ちているときには、スマホから離れて少し歩くなど、短い時間でも意識的に余白を作りましょう。リカバリーウエアなどのアイテムも、仕組みや特徴を知ったうえで、自分に合うものを選ぶことが大切です。

最終回となる第4回は、AIやスマホなどの便利な技術と上手に付き合いながら、脳や体を休ませる方法をとり上げます。忙しい毎日のなかでも実践できる「30秒の休養行動」や、自分のペースをとり戻すためのセルフマネジメントについて伺います。

<この記事の監修者>

 

片野秀樹

博士(医学)。一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。東海大学大学院医学研究科、東海大学健康科学部研究員、東海大学医学部研究員、日本体育大学体育学部研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所客員研究員などを歴任。現在は日本疲労学会評議員、博慈会老人病研究所客員研究員、日本抗加齢医学会指導士、株式会社ベネクス エグゼクティブフェローなどを務める。「休養」を学問として体系化した『休養学:あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)の著者。2025年には『毎日がんばるあなたのための 疲労学』(東洋経済新報社)を刊行し、疲労と休養について幅広く発信している。

一般社団法人日本リカバリー協会:https://recovery.or.jp/

取材・文/FYTTE編集部

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