クィーンズタウンの朝は、体も喜ぶヘルシーなメニューでスタート

土曜日の早朝クィーンズタウンの街に出向いてみると、街を散策したり、湖畔をランニングしたりする人の姿も。そして湖沿いにあるこの街屈指の人気カフェ「Vudu cafe & larder(ブードゥーカフェ&ラーダー)」は朝８時台にもかかわらず、ほぼ満席。朝食をいただいたり、コーヒーを飲みながらくつろぐ人たちでにぎわっていました。

ショーケースには、サンドイッチやマフィン、焼き菓子やデザートなどがズラリ。旬でヘルシーな食材を使っていることが、このカフェこだわりのひとつ。さらには、写真映えもするカラフルな色彩や愛らしい見た目にもひかれます。
ほかにも、パンケーキやエッグベネディクトなどボリュームあるメニューも充実しています。

左はラズベリーとブルーベリー２層のジャムと、スーパーフードとして知られるチアシードを使ったプリン（＄8）。見た目の愛らしさからもスイーツ的な甘さをイメージするかもしれませんが、甘さはほんのりなので朝食にもぴったり。

ニュージーランドのコーヒーの名称は独特で、いわゆるエスプレッソのことを「ショートブラック」、日本で普段飲むようなコーヒーを「ロングブラック」と呼びます。こちらのカフェのロングブラックは、ショートブラックをお湯で自分好みに薄めるスタイル（＄5）。

●Vudu cafe & larder
住所：23 Beach Street, Queenstown
営業時間：7:30～18:00
電話：+64-3-442-5357
定休日：クリスマス、ボクシングデー
http://www.vudu.co.nz/

洗練された上質ダイニングで、南島の豊かな食材を堪能

ディナーに訪れたのは、「The Grille by Eichardt’s（ザ・グリル・バイ・アイカーツ）」。ここはクィーンズタウンのシンボル的存在でもあるラグジュアリーホテル「Eichardt’s Private Hotel（アイカーツ・プライベート・ホテル）」のダイニング。
ワカティプ湖の目の前に佇むため、ウィンドウ側の席からは刻々と表情を変える夕暮れどきの街と湖を眺めることができます。店内はフランスのブラッセリーを彷彿とさせるようなインテリアで、スタイリッシュながらも温かみのある空間。クィーンズタウンの中でも、ひときわ洗練された雰囲気の中で、とっておきの食事が楽しめる一軒です。

こちらのダイニングでいただけるのは、サウスランドとセントラルオタゴを中心とした、南島南部の豊かな食材を使った料理。
写真は、ワカヌイビーフのサーロインステーキ(＄48）をアイリオソースで。ワカヌイビーフは、その名の通り南島にあるワカヌイ牧場で育ったブランド牛。牧草で18カ月育てたあと、さらに穀物飼料で育てられた牛は、赤身でクセがなく、すっきりとした味わいです。

右は、オタゴ産のラム肉のロースト（＄46）。
ニュージーランドは牡蠣も名物。生牡蠣をレモンとガーリックドレッシングで（5＄ ※季節限定）。
ニュージーランドでは、日本のような火を入れた牡蠣料理はほぼなく生でいただくのが一般的なのだそうです。

●The Grille by Eichardts
住所：Marine Parade, Queenstown
営業時間：7：30～22：00
定休日：無休
電話：+64-3-411-0444
http://www.eichardtsdining.com/

取材・文／柿沼曜子

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