忙しくて、つい掃除や洗濯、料理などの「家事」を後回し、もしくは適当にすませてしまうという人も少なくないのではないでしょうか?
そんな人に、今よりも家事をすることが楽しく、そして愛おしく思えるようになれる、魔法のような(?)本を1冊ご紹介したいと思います!
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みなさん、家事は好きですか? 私は以前、料理、掃除、洗濯など、家事全般がとっても好きでした。塩やハーブは10種類以上、オリーブオイルは4~5種、おしょうゆも最低2本は常備し、洗濯も洗剤や洗い方にも気をつけ、衣類は常にシミやほつれなどもチェックし、クローゼットや洋服ダンスも整え、掃除もほこりも一切なく、水垢なんてもってのほか! なんていうタイプだったのですが、ここ2~3年、やや公私ともに忙しくなり、「最低限できていればいい」という気持ちが芽生えてから、どんどん疎かになっていきました…。
そう、最近ではすっかり、「家事=ちょっと面倒くさい」という意識になってしまったのです。
おそらく、この記事を読まれている読者のみなさんの中にも、家事に対して「めんどうくさい」「やりたくない」などという感情をもたれている人もいるのではないでしょうか?
そこで、オススメしたいのが、『愛のエネルギー家事』(すみれ書房)。
著者の加茂谷真紀さんは、40歳をすぎたころから、右手で人や物が持つエネルギーを感じとれるようになり、2013年から「手のひらで、人や物に残る目に見えない情報を読みとる」スピリチュアルヒーリングの鑑定をはじめたところ、「当たる!」と評判が評判を呼び、瞬く間に人気のセッションに。今や予約をとるのが困難なのだとか。と言いますか、じつは私も今年7月に申し込もうとしたら、すでにいっぱいでダメでした…(涙)。
本書には、家事をスピーディーにすませるようなテクニックが書いてあるわけではありません。家事との向き合い方、考え方、とらえ方などについて書かれているので、それを受けとった自分がどう行動するのかは自分次第。
とくに私が印象深かったのは、
「『汚れ』はもともとは汚れではありませんでした。愛のエネルギーが満たされると、たまったほこりさえ愛おしく思えます」
というパート。
かいつまんでご紹介すると、排水口の生ゴミを処理しながら「生ゴミにさわりたくない、気持ち悪い」という人に対し、「もともとは食べ物だよ」と言われてハッとしたというエピソードや、「泥だらけの子犬は汚くない」「赤ちゃんのうんちは汚くない」「雑巾はこの前まで布でした」「ほこりは、洋服や布団からはぐれた子たち」など、これまで汚いと思っていたもののもとの姿を思い出すことで嫌悪感がなくなる、ということが書かれています。
もちろん、放置しておくと、カビなどの菌が繁殖したりして、衛生上、よくない状態になることもありますが、それは先の話。今、ここで、片づけるべきそれらを、慈しみながら、愛おしく思いながら、片づけていくと、不思議と掃除が楽しくなったんです。
上記は掃除においての考え方のひとつですが、ほかにも、料理、洗濯などについても、考え方のヒントがたくさん詰まっています。
また、もうひとつこの本のよいところは、書かれている内容もさることながら、本を開くだけで、本をさわっているだけで、なんだか心が温かくなってくるところです。随所に素敵なイラストやメッセージがちりばめられていて、カバーをさわったときの感触もよく、至るところから著者や編集者がていねいに作ったことがよくわかります。
きっと、この本にも「愛のエネルギー」が詰まっているのかもしれませんね。
不思議なことに、この本に出会って2週間しか経っていないのに、今、むちゃくちゃ家事が楽しくてしかたないんです!
「ほこりさん、おはよう」という領域にまでは行きついてはいませんが(笑)、少なくとも「あ、ほこりがある! 汚い!」ではなく、「あ、ほこりがある! とりあえず、お世話になりましたって思って捨てよう」というふうに変わりました。
みなさんも、家事をすることが億劫になっていたり、負の感情を持っていたりするときは、ひとつ参考にしてみてはいかがでしょうか?
(編集 けーこ)
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