そもそも電磁波って？

電磁波とは、電場と磁場の変化を伝搬する波のことで、光や電波もその一種。簡単にいうと、電気が作られたり、使われたり、運ばれたりするときに発生するもので、スマホなどの通信機器に限らず、電子レンジのような家電や電車などの乗りものからも発生しています。
日本ではあまり知られていませんが、じつはこの電磁波は私たちの体にさまざまな影響を及ぼす可能性があるもの。WHOが人体への悪影響の可能性について警鐘を鳴らしているほか、ヨーロッパなどでは「エレクトロスモッグ（電磁波汚染）」という言葉が浸透しているといいます。

そこで、電磁波が具体的にどのような影響を与えるのか、佐々木さんに聞いてみました。

「電磁波には脳のバリアを破綻させる恐れがあり、そのほかにも神経伝達物質や性ホルモンへの影響、脳の血流や免疫の低下、睡眠への影響、発がん性も指摘されています。実際に携帯電話を耳につけて通話をすることで、脳の血流が４分の１になったという報告もあります」（佐々木貴美さん）

スマホやパソコン、家電などがあまりに身近な存在であるがゆえに、電磁波の影響はにわかには信じがたいかもしれません。

電磁波はゆっくりと体に影響を与えるため、私たちの体にどれだけの影響を及ぼすのかは、まだまだ未知数な部分も多いといいますが、私たちの周りには目に見えない電磁波がたしかに存在しているのです。

電磁波とのじょうずなつき合い方 （１）スマホの使い方や就寝環境を見直す

現在の私たちの生活において、電磁波を完全に排除するのは不可能といえるでしょう。だからこそ、生活の便利さは損なわずに有害な電磁波をカットする工夫や、体内にとり込んだ悪いものをしっかりデトックスすることが大切だと佐々木さん。

「すぐに実践できる対策としては、スマートフォンを使った通話時には、とくに大量の電磁波が発生し脳に直接影響を与えるという研究結果もあるため、ハンズフリーなどでできるだけ体から離して通話すること。歯に詰めものやインプラントがあると、それがアンテナとなって電磁波を集めやすくなるので、いっそう注意が必要です」

また、就寝環境を見直すこともひとつのポイントだそう。

「就寝中は１か所に６〜８時間ほどとどまることになるうえ、覚醒しているときよりも抵抗力が低く、電磁波の影響を受けやすくなります。スマホをアラーム代わりにして枕もとに置いている人は多いと思いますが、体のことを考えるなら、電池式の目覚まし時計に変えるのをおすすめします。
また、家電を使用していないときでもコンセントとコンセントの間には電気が流れているので、ベッドをコンセントから15cmほど離す、コンセントを抜く、ベッドを金属製でないスプリングのものにするなどの対策が有効です」

コロリエ薬局では、半径４〜７m以内にある電磁波を体に有益な波動に変換してくれるプロテクトシートの取り扱いがあり、佐々木さんもふだんからスマホケースに差し込んで使用されているそうです。

電磁波とのじょうずなつき合い方 （２）デトックス習慣を身につける

スマホなどの通信機器に限らず、家電製品や新幹線、飛行機など、私たちは常に電磁波に囲まれて生活をしています。できるだけ電磁波の悪影響を受けないようにすることは大切ですが、電磁波を発するものが便利な生活をもたらしてくれているのも事実なので、デトックスする習慣を身につけることも大切だと佐々木さんは考えます。

「ときには裸足で芝生や砂浜の上に立ち、大地とつながるアーシングをして体内にたまった電磁波を流したり、クレイのお風呂に入ってデトックスをしたりするのがおすすめです。
お肌が弱い人は少し注意が必要ですが、コロリエ薬局でも数種類のクレイを扱っていて、グリーンイライトがとくにデトックスに有効です」

佐々木さん自身もアーシングをするなど、定期的に自然にふれる機会を作っているそう。デトックスはもちろん、心の余裕作りやリラックスにも効果的だといいます。
便利さと引き換えに、何よりも大切な心身の健康を損なってしまうことがないよう、電磁波の影響を抑える対策や定期的なデトックスを心がけていきたいですね。

【コロリエ薬局】
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10:00〜19:00
■定休日
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■HP
https://www.colorier.info/

取材・文／野田美香