Contents 目次
A体の水分量が変わるから
ナイスチョイス!
体の水分量は、食事、排泄、入浴など、日々の生活の影響を受けます。これが、体重の増減、つまりグラフのギザギザの原因です。
B体の脂肪量が変わるから
バッドチョイス!
どんなに頑張ってダイエットしても、1日で減らせる体脂肪量は50〜100g程度。それ以上の変化は水分と言えるでしょう。
C体の筋肉量が変わるから
バッドチョイス!
残念ながら筋肉量は1日で目に見えて変化することはありません。
【ダイエット中、体重がギザギザしながら減っていく理由とは?】
ダイエット中、日々、1㎏単位で体重が増減したという経験を持っている人もいるとは思いますが、脂肪も筋肉も1日のうちにそんなに変わることはありません。大きな変化をもたらす犯人は、ほぼ水分。なぜなら、体内の水分量は生活の影響を受けやすいからです。
たとえば食事。食事の80%は水分と言われており、何を食べたかで体重は変わります。当然のことながら、汁もの、蒸しものなど水分量が多いものを食べれば体重は増えます。それ以外に、尿や便といった排泄物の量、コーヒーを飲む回数、季節による乾燥、お風呂で湯船に浸かったかどうかなども影響します。細かいことで水分量の増減は起こるのです。
そしてもうひとつ、水分とは別の原因があります。それが停滞期です。ダイエットを始めて順調に減量が進んだ場合に起こるもので、この期間は、今の体重で今後やっていけるかどうかを体が判断しているとき。体が大丈夫と判断すれば、再び体重は自然と落ちていきます。体重が落ちなくても焦らず、待つことが必要になります。
体重の変化は1日単位で一喜一憂せず、1週間、1か月単位で捉えることが大切です。一定のスパンで見たときに、ギザギザしながらも体重が減っていくのがベストといえるでしょう。体重の変化を簡単にグラフ化できるアプリもあるので、活用するのもいいと思いますよ。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ