ママたちの産後の運動不足事情の実態は？

今回注目したのは、ドイツ生まれのペアレンティング用品ブランド「サイベックス」。サイベックスでは、スポーツタイプのバギー「AVI」、「ZENO」を発売するにあたり、「出産後の運動事情」について調査を実施しました。子どもが生まれる前に運動習慣のあった、生後6か月〜4歳の子どもを持つママ500名を対象に、出産前後での運動状況の変化を質問。

まず、子どもの出産以降、「出産前よりも時間がとれなくなった、またはできなくなった」ことを聞いたところ、「美容」 (78%)や「睡眠」(75%)のほか、「運動」と答えたママが75%に。「ショッピング」(74%)、「外食」(72%)、「旅行・レジャー」(62%)などの回答を上回る結果となりました。そこで、あらためて「子どもが生まれてからの運動時間」について質問したところ、86%と9割近くが「出産前よりも減った」と回答。

具体的な理由としては、「育児や家事で優先すべきことが多く、運動を含めて自分のことはあとまわしにせざるを得ない(34歳)」、「出産前はジムに通っていたが、出産後は育児に追われており、運動をやる時間も場所も機会もない(38歳)」、「ウォーキングをしたいが、子どもを置いて外にでることができないし、預けることもできない(30歳)」などの回答が上がっており、「物理的に時間の確保がむずかしい」、「子どもを置いて運動にいけない」というママが多い現状がうかがえます。また、「自分の運動のために子どもを預けるのは罪悪感がある(40歳)」など、仮に預けることができたとしても「罪悪感で心から楽しめない」という声も目立っており、別の質問でも、「育児中に自分の時間を作って運動をすることに罪悪感がある」と答えたママは、じつに60%にのぼりました。
現在、10歳男児と暮らす筆者も、この内容にはウンウンと深くうなずきました。

本当はもっと運動を楽しみたいママたちの約7割がベビーカーを使った「バギーラン」に興味津々！

しかし、「出産前と比較して、運動不足を感じている」人は98%という結果に。また、「本当はもっと運動を楽しみたい」と答えたママは93%、「子どもが小さくても、一緒にムリなく運動を続ける方法があれば知りたい」ママも96%という結果になりました。

そんな子育て中のママやパパにおすすめなのが、「バギーラン」！
「バギーラン」とは、ベビーカーを利用して行う新しい運動スタイルのことで、安全性の高いベビーカーを用いて、子どもと一緒にランニング・ウォーキングなどを行うことができ、欧米ではすでに人気を集め「バギーラン」対応の専用ベビーカーなども発売されているほどなんです。ヨーロッパ生活を経験している筆者ですが、あちらのパパやママたちは、よく保育園や幼稚園に子どもを連れていくときに、まさにこのバギーランをとり入れていて、“運動がてら子どもと出勤”する光景はよく目にしたものです。

日本ではまだまだ見かけることも少ないスタイルですが、安全性を高めたバギーが増えるにつれ、保育園に登園がてらラン！ なんてママたちが今後増えるかも？ たのしくヘルシーに子育てができる環境がさらに構築されるといいですね。

文／MFC