糖質をどうとり入れるかは、長時間の過酷な運動に挑むアスリートにとって大切なテーマ。DM三井製糖は、持久系スポーツにとり組む人の糖質・エネルギー補給をサポートする新ブランド「Zq(ジキュー)」を立ち上げ、10月20日に第1弾商品を発売しました。発表会では、実業団チームの栄養士や研究員が食事と糖質補給について解説。さらに、プロランナーの鈴木健吾選手との契約や、糖質補給をめぐる話題も会場で紹介されました。今回は、レース前の糖質補給の考え方や新商品の特徴、ランナーを支える食事の工夫を発表会の内容とともに紹介します。
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ランナーを支える、日々の食事と糖質補給
発表会の前半には、実業団チーム「MABPマーヴェリック」の管理栄養士・山本 明日香さんと、DM三井グループ研究所の坂崎 未季さんが登壇。練習で消費したエネルギーを食事で補うことや、ランナーを支える食事の工夫が紹介されました。

筋肉に蓄えられるグリコーゲンは、走るときのエネルギー源のひとつですが、蓄えられる量には限りがあります。日々の練習に合わせて食事をとることが大切だと説明されました。
たとえば、食欲が落ちやすい暑い日の練習後には、そうめんやうどんなどの食べやすいメニューを用意し、寒い日には温かいサムゲタンを出すこともあるそう。マカロニサラダや餅、かぼちゃを添えて糖質をとり入れるなど、選手が食べやすい形にする工夫も語られました。
必要な栄養をとるための方法は、食事量だけでなく、気温やその日のコンディションも考えながら工夫されているのですね。
レース前の準備と、練習中の補給にも注目
続いて坂崎さんからは、マラソン後半にペースが落ちる要因のひとつとして、筋肉のグリコーゲンが少なくなることが挙げられました。発表会では、レース前に糖質を補う「カーボローディング」についても説明。従来のように糖質を控える期間を設けてから一気に増やす方法に代わり、レースの36〜48時間前からふだんの食事に糖質(ご飯1杯+バナナ1本+糖質ドリンク等)をプラスする方法が紹介されました。
また、運動中の補給に胃腸を慣らしておく「ガットトレーニング」も話題に。レース本番に近い量の糖質を練習時から試すことで、運動中に補給を受け入れやすくする考え方です。発表会では1時間あたり30〜60g以上という摂取量の例も示されました。
レース当日だけでなく、事前の準備や練習時の補給まで含めて考えることが、持久系競技のエネルギー戦略につながるのですね!
「持久」に由来する新ブランド「Zq」

ブランド名の「Zq」は、日本語の「持久(じきゅう)」に由来し、コンセプトに「挑戦を続けるアスリートの相棒」、キーメッセージに「1人ではたどり着けないゴールへ。」を掲げています。
レース3日前から使うパウダー「Zq カーボローディングパウダー」

第1弾のひとつは「Zq カーボローディングパウダー」。水に溶かして飲む粉末タイプで、グレープフルーツフレーバーです。
1袋33.1g入りで、パラチノース®20gとクレアチンモノハイドレート2,500mgを配合。レース3日前から、ふだんの食事に1日2袋を加える使い方が提案されています。1箱6袋入りで、希望小売価格は税込3,000円。発表会の試飲では、さわやかな酸味とすっきりしたあと味が印象に残りました。
スタート約60分前のゼリー飲料「Zq スターティングエナジー」

もうひとつは、レモンライムフレーバーのパウチゼリー飲料「Zq スターティングエナジー」。1袋150gで、ぶどう糖とパラチノース®を合わせて糖質31g、カフェイン165mgを配合しています。レースやポイント練習の約60分前に1袋をとる使い方が案内され、希望小売価格は税込420円。こちらも発表会で試飲でき、さっぱりした味わいが紹介されました。
2商品はいずれも国際的なアンチ・ドーピング認証プログラム「INFORMED CHOICE」を取得しています。
鈴木健吾選手と、補給の知見を世界への挑戦へ

第2部では、プロランナーの鈴木健吾選手と坂崎研究員によるトークセッションが行われました。
DM三井製糖は、男子マラソンの元日本記録保持者でプロランナーの鈴木健吾選手と、スポンサーおよびアドバイザリー契約を締結。
鈴木選手は2021年のびわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本記録(当時)を樹立し、2026年の東京マラソンでは日本人2位となり、2027年開催予定のMGC出場権を獲得しています。

トークセッションでは、プロ転向後、食事や給水を自分で管理することの大切さをより感じるようになったと振り返りました。これまではレース前に糖質を控える方法を実践していたそうですが、今回の話を聞いて補給の考え方を見直すきっかけになったとコメント。試作品についても、味やとり入れやすさが練習前にありがたいと話し、競技を通じて得た経験とDM三井製糖の研究知見を組み合わせ、世界への挑戦を続けたいという思いを語りました。
第1弾商品は10月20日から、Amazonやスポーツ量販店などで順次販売。
糖質をとるタイミングや方法を、レース前の準備からスタート直前までのシーンごとに提案する「Zq」。発表会で紹介された食事の工夫や補給の考え方も参考に、自分に合ったエネルギーのとり方を考えるきっかけになりそうです。
取材・文/FYTTE編集部



