人生MAXは72kg。出産後に65kg→46kgを達成！

現在は、身長158.5cm・体重46kgとベストな体型をキープするもりもとさん。でも、ここにたどり着くまでは紆余曲折。10代の頃から、太ったりやせたりをくり返す万年ダイエッターでした。

「思春期から食欲も体重もどんどん増加し、20歳の頃には気づけば72kgという人生MAXの体重になっていました。とにかく体型がコンプレックスで、さまざまなダイエットに挑戦。少しずつやせて就職した頃には、さらに“ストレスやせ”で47kgに。ちょうど結婚もし、仕事もプライベートも忙しい日々でした。やせてはいるけれど、やる気も体力も出ない不健康な状態だったと思います」（もりもとさん）

結婚後、２人のお子さんを出産。第１子のときは母乳育児で食事の内容にも気をつけていたところ、産後は43kgまで激やせしてしまいます。それから３年後の第２子のときは、子ども２人の育児をかかえて外出もままならず、反対に65kgまで増加…。

「２人の子どもの育児中は65kgもあり、おばさん体型で今より老けて見えていました。その後、バランスボールの教室に参加、インストラクター養成の講座にも通い始め、49kgまで減らすことができましたが、ダイエットを意識するあまり、体によいものを食べなきゃ、スイーツは我慢しなきゃと食事制限を頑張りすぎて、ストレスでドカ食い。すっかりリバウンドしてしまいました。このとき55kgまで増えてしまったのですが、栄養学やメンタルトレーニング、ピラティスについて学ぶうちに46kgまで減らすことができました」

「健康的にやせるためには我慢しないことが大事！」ともりもとさん。ピラティスをすることで体重が落ちるだけでなく、加齢による体型の変化にも効果が。現在は毎日大好きなスイーツを食べてもリバウンドもなく、自分史上ベストの体型をキープできています。

“やせスイッチ”は背中にあり！

もりもとさんの美体感やせエクササイズは主に背中にアプローチします。背中にアプローチする理由は４つあります。

【理由１】背中の筋肉を鍛えると基礎代謝がアップ！
背中には、脊柱起立筋群や広背筋など、大きな筋肉がついています。背中を動かせば動かすほど、脂肪を燃やす場所である筋肉の量が増えて、基礎代謝が上がるのです。

【理由２】褐色脂肪細胞を刺激して 脂肪燃焼しやすい体に！
体にため込んだ脂肪を燃やす働きのある褐色脂肪細胞。全身にあるわけではなく、首や肩、肩甲骨まわりなど、背中に集中しています。背中を動かすことで、 この細胞が活性化！

【理由３】背骨が安定すると内臓の働きもよくなる！
体を支える大黒柱となる背骨。そのまわりにある脊柱起立筋群などのインナーマッスルを鍛えると、背骨も安定し、内臓の働きがよくなります。 血流もうながされ、代謝のいい体に。

【理由４】姿勢がよくなり、骨格や筋肉のバランスも整う！
猫背や反り腰など背骨のゆがみが改善されるので、全身の骨格バランスが整います。骨を支える筋肉も正しい位置につくため、見た目のスタイルアップにもつながります。

もりもとさんの美体感エクササイズは、1日２分、６日間で変化を体感できるように構成されたエクササイズ。次回以降、詳しくご紹介していきます！

文／庄司真紀

参考書籍／

『努力も我慢も必要なし！ 背中が動く体になれば勝手にやせる！ 美体感やせルーティン』（KADOKAWA）

著者／もりもと さちこ

産後19kg （人生のMAX体重から26kg） の減量に成功した２児の母。高校生からダイエットを鬼のようにくり返す万年ダイエッターを卒業し、現在はピラティストレーナー （BASI pilates ライセンス取得）、バランスボールインストラクター、日本ホリスティックダイエット協会ダイエットコーチとして、アラフォーからでも楽しく無理なくできる「美体感やせルーティン」を発信する。
YouTube：@ch-morimotofit-7320
Instagram：@sacchin_morimoto
Blog：「ダイエットから解放されよう 美体感ダイエット」https://ameblo.jp/sachi82012/