通勤中、席が空いて座れたら、スマホで暇つぶしをする代わりに、ちゃっかり体を鍛えてみませんか? なんとなく過ごしていた通勤時間や移動時間を、目的を持って過ごすだけ。ふだん動かしていない筋肉を、ほんのひととき動かすだけで、体は少しずつ変わってくれるもの。今回は、コンテンポラリーダンサー得居幸さんに、電車で座ったままできる二の腕やせのストレッチを教えていただきます。
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■:電車で座って二の腕を鍛えるストレッチ<1>
下半身を鍛えるときと同じように二の腕ストレッチも、『基本姿勢』からスタートします。
基本姿勢をとったら、ひじは90度に曲げて、バッグを横から両手ではさみ、二の腕は自分の体の横に添えます。
息を深く吸って、ゆっくり7つ数えながら息を吐いて、肩と肩甲骨を下げながら、二の腕で体をゆっくりはさんでいきましょう。
もし、太ももに置いているバッグや荷物が大きい場合は、手のひらで荷物も横からはさむようにすると効果的ですよ。
7つ数え終わったら、両手の力を抜いてゆっくりと2~3呼吸しながら休憩します。このとき首を軽く左右に倒しながら呼吸をすると、肩や首まわりがすっきりしますよ。
休憩が終わったら、再び基本姿勢をとって最初に戻り、一連の流れをくり返して。5セットを目安に行ってみてください。
5セット終えたら、最後に背骨から大きく息を吸って、その吸った息を吐きながら、同時に肩をくるくる前後にまわします。
二の腕のストレッチを行うときに気をつけてほしいのが肩の使い方。
ひとつひとつの動作をとるとき、肩と背中が上がりがちになるので気をつけましょう。
二の腕と肩、首はつながっているため、この流れを行うことで二の腕が鍛えられるだけでなく、肩や首にもいい変化をもたらします。ぜひ続けてみてください(得居さん)
運動する時間を確保することがむずかしい人にとって、電車に乗る時間を“体を鍛える時間”と決めてしまえば、これまであとまわしにしていた体のための運動を確実に継続できるはず。
厚着の季節は隠し通せる二の腕のぷるぷるお肉を、薄着になる季節に向けて今から鍛えておけば、春夏には自信満々で半袖、ノースリーブを着られることまちがいなし!
お腹編、脚編と3ステップで行えば、全身十分に鍛えられる運動です。ぜひ続けてみてくださいね。
取材・文/高田空人衣