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ダイエット効果を高める、お風呂の入り方
「運動が苦手」「時間がない!」「疲れていて運動する気分じゃない〜」という人に最適なのがお風呂を活用したダイエットです。お風呂の習慣を続けることができれば、基礎代謝が上がるので“やせ体質”に近づきます。また、お風呂はリラックス効果や脳にもよい作用をもたらすといわれていますので、日常生活にとり入れれば今よりもっと心身が元気になるでしょう。
(1)食前15〜30分のお風呂で食欲を抑える
これは健康な人におすすめの方法です。
42度位の熱めのお風呂に入ると、血液の流れが変わるため交感神経が高まり胃腸や消化器官の働きが弱くなります。また、熱いお風呂に入ると温められた皮膚に血液が集中し、内臓の血液が一時的に減ります。皮膚の表面に血液が集中すると胃腸の働きが悪くなりますので、通常は食べる直前のお風呂はあまりおすすめしません。
しかし、この理論を逆手にとって考えると、食前、約30分前にお風呂に入れば食欲を抑えることができ、食べ過ぎ防止ができます。つまり食事量を少なくし、摂取カロリーを抑えることができるので結果ダイエットにつながるという考えです。
(2)入浴中、入浴後のエクササイズで代謝アップ!
入浴中や入浴後の温まった体でストレッチやエクササイズを行うと体がゆるまり、基礎代謝が上がるのでダイエット効果を高めます。お風呂の温熱効果でじん帯が伸びやすくなっているのでストレッチは積極的に行ってください。血液中の酸素を運ぶ力も大きくなるので、脂肪を燃焼する力も大きくなっています。普通の状態でエクササイズを行うより、体が温まった状態で行ったほうが同じ運動でも効果は期待できますね。
(3)疲労をリカバリーして動ける体をキープ!
スポーツをしている人や運動したときは肉体的な疲労を感じます。疲労をためたまま翌日を迎えると体が重くだるさが残り、寝たのにまだ疲れているという状況が起こりますが、お風呂に入れば疲労が回復し、毎日元気に動くことができます。動ける体が手に入れば、運動やスポーツを楽しむことができダイエットにもよい効果をもたらしてくれますね。
また、40代、50代は肩の関節が硬くなります。お風呂で体を動かせば硬くなった関節がほぐれ、痛みの回復も早まります。
(4)入浴中の水分補給は、目的に合わせてチョイス!
入浴中は汗をかき、水分を大量に失うため水分補給はたくさんとりましょう。
入浴前の水分補給は血液の濃度を調整するため、入浴後は脱水症状を防ぐためです。
摂取量は、入浴前後で合わせてコップ3〜4杯が目安です。
水分補給:水(温熱効果を高めるには常温の水/カロリーを消費したければ冷水)
単純にお風呂に入りすぎてしまい、のぼせの症状が出ている時は冷水やポカリスエットなどで体を補正してください。
ダイエット中の水分補給:緑茶
緑茶にはカテキン効果(抗酸化力やコレステロール低下、体脂肪を減らす、糖分の吸収を穏やかにするなど)がありますが、入浴(温泉)するとこのカテキンの吸収がよくなると研究結果で実証されています。
緑茶の効果をダイエットに利用しない手はありませんね。昔から日本人にとってなじみのある飲料で手に入りやすく自宅ですぐに活用できます。水分補給は目的に合わせて選んでいきましょう!
いかがでしたでしょうか。
一般的に日常生活のお風呂の位置付けは、1日の汚れを落とす、疲れを解消し体を回復させるなどの目的があると思いますが、今回ご紹介したようなお風呂の入り方や入浴前後の過ごし方次第でダイエット効果を高めることができます。また、お風呂を異空間にすることで幸福感を得ることができたり、継続すると、心が穏やかになり日々のストレスが緩和されたりする効果もあるので、お風呂が面倒だと思っている人はぜひ、試してみてください。
文/FYTTE編集部