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腸活・美肌にうれしい! キウイの“科学の裏側”を現地取材

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腸活・美肌にうれしい! キウイの“科学の裏側”を現地取材

「キウイといえばゼスプリ」と言われるほど、世界中で親しまれているキウイフルーツ。その安定したおいしさと高い栄養価は、どのように守られているのでしょうか。今回、ニュージーランドにあるゼスプリ本社をはじめ、品種開発を担う研究施設を現地取材。そこには、科学的エビデンスに基づいた健康価値の追求と、30年先を見据えた開発戦略がありました。腸内環境や美肌、血糖値ケアなど、私たちの体にうれしい働きの裏側とは? 日常でとり入れやすい“栄養フルーツ”の魅力を、最新研究とともにひも解きます。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

科学で裏づける“健康フルーツ・キウイ”

右:ポール・ブラッチフォードさん(ゼスプリ イノベーション・マネージャー)、中央:リチャード・ギアリー教授(オタゴ大学)、左:ジョン・モンロー博士(バイオエコノミー科学研究所)

生産者とともに築くブランドと、2035年に向けたビジョン

ニュージーランドに本社を構えるゼスプリは、約3,800人の生産者がオーナー(株主)となり100%所有するユニークな企業です。会社の最大の使命は、単なる販売利益の追求ではなく、オーナーである生産者の生活を守り、その利益を最大化すること。
かつての逆境を乗り越えるために生まれた「シングルデスク(一元輸出制度)」は、現在も生産者の97%という圧倒的な支持を得ており、この強い結束が世界一の品質を支える基盤となっています。

ゼスプリが掲げるのは、「2035年までに世界で最も健康的なフルーツブランドになる」という高い目標。単なる果物ブランドではなく、キウイという「小さな果実」の恵みを通じて、世界中の人々やコミュニティ、そして地球環境の発展に大きく貢献するという明確なパーパス(存在意義)が、すべての取り組みの軸となっています。
その品質を支えるのが、園地から店頭までを一貫して管理する独自の「ゼスプリ・システム」です。栽培環境からサステナビリティ、労働条件までを網羅した厳格な管理基準を徹底。世界的に認められた「グローバルGAP」などの認証に基づき、市場に届くすべての果実の安全性を保証しています。

イノベーション・マネージャーのポール・ブラッチフォードさんは、「おいしさだけでなく、科学的な裏づけをもって健康価値を届けたい」と、その情熱を語ります。

【最新科学】健康と美容を支えるキウイのチカラ

ゼスプリは20年以上にわたり、健康・栄養分野への研究を続けています。特筆すべきは、同じ量(100g)を食べた際にビタミンやミネラルなど17種類の栄養素がどれだけ含まれるかを示す「栄養素充足率」の高さ。キウイは身近なフルーツの中でもトップクラスの栄養密度を誇ります。
中でも注目されているのが腸内環境への働きです。オタゴ大学のリチャード・ギアリー教授らによる15年におよぶ膨大な研究の結果、グリーンキウイの摂取が排便回数の増加を通じて腸の働きをサポートすることが確認され、欧州食品安全機関(EFSA)から公式なヘルスクレームとして認められました。これは生鮮フルーツとしては世界初の快挙であり、極めて厳しいハードルをクリアした信頼の証でもあります。

さらに、キウイの摂取により血中ビタミンC濃度に変化が見られたことが報告されており、こうした変化が肌のハリに関与する可能性も示唆されています。
加えて、MRIを用いた最新研究では、キウイの摂取が認知機能や脳の働きに影響を与える可能性も報告されています。


ジョン・モンロー博士の研究では、キウイに含まれる食物繊維や有機酸が、食後の糖の吸収のされ方に関係し、血糖値の上がり方に影響を与える可能性があると報告されています。
特に「食事の30分前」に食べることで、その効果がより得られやすい可能性が示唆されています。
キウイは、健康・美容・コンディション管理をまとめてサポートする、まさに“マルチ栄養フルーツ”といえそうです。

おいしさと栄養を進化させる、キウイ開発の最前線

右:サラ・ヒッキーさん(KBC コミュニケーションマネージャー)、アラン・シール博士(KBC 科学者)

続いて訪れたのは、新品種開発を担うKiwifruit Breeding Centre。ここでは、次世代のキウイを生み出すための研究が進められています。
施設では毎年3〜4万もの新しい種が評価され、その中から市場に残るのはほんの一握り。味や栄養価に加え、栽培効率や輸送耐性など、多くの条件を満たす必要があります。
KBCのアラン・シール博士は、「すべての条件がそろうのは宝くじのようなもの」と語ります。実際に、ひとつの品種が市場に登場するまでには20年以上かかることも珍しくありません。


現在は、より栄養価の高い品種の開発に加え、手で皮がむけるキウイなど、利便性を高めた商品も研究されています。忙しい日常の中で、より手軽に栄養をとり入れられることは、今後の重要なテーマのひとつです。
長期的な視点での研究開発により、ゼスプリは常に進化を続けています。

ゼスプリが作る新しいフルーツの価値

長い年月をかけた品種開発、健康効果を証明する研究。さらに、それらを支えるグローバルな供給体制。
これらすべてがつながることで、私たちは日常的に安心してキウイを手に入れることができます。
忙しい日々の中でも、手軽に栄養をとり入れられるキウイ。腸活や美容、コンディション管理を意識する人にとっても、日常のヘルシー習慣を支える心強い味方になってくれそうです。

文・取材/FYTTE編集部

ニュージーランド・タウランガにあるゼスプリ本社

ゼスプリ本社内にある“キウイスタンド”ではいつでもキウイが食べられるそう。羨ましい

KBCで品種改良中の皮がふわふわのキウイ

KBCで品種改良中の小さくて丸いキウイ

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