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毎日の食卓にキウイを。ニュージーランド家庭で見つけた“おいしく健康的”な暮らし

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毎日の食卓にキウイを。ニュージーランド家庭で見つけた“おいしく健康的”な暮らし

ニュージーランドの家庭では、キウイは“特別な果物”ではなく、毎日の暮らしに自然と溶け込む身近な存在でした。朝食のシリアルやスムージー、お弁当のおやつ、家族や友人が集まるホームパーティーの料理まで──さまざまな場面でキウイが食卓を彩っています。今回、ニュージーランド北島にあるカティカティでキウイ農園を営むカーナカン家とオークランドに住むサリス家を訪問。そこには、自然の恵みを楽しみながら、健康を大切にし、人とのつながりを育む“キウイのある暮らし”がありました。ニュージーランドの温かな食卓から見えてきた、心豊かなライフスタイルをレポートします。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

カーナカン家が提案する「健康と美食」の融合


取材初日、私たちはニュージーランド有数のキウイ産地・カティカティにある「ツイン・カウリ・オーチャード」を訪れました。広大なキウイ農園を営むロッキー・カーナカンさんは、「消費者においしく栄養価の高いものを届けたい」という思いを大切にしながらキウイを育てています。

そんなカーナカン家で振る舞われたランチは、まさにその哲学を感じる内容でした。

食卓には、マルボロサウンズ産のサーモンやハーブ香るラム肉など、ニュージーランドらしい食材を使った料理が並びます。


サーモンにはザクロと黒砂糖を使ったアジアンテイストのグレイズが施され、さわやかなサルサやセサミマヨネーズとともに提供。


ラム肉にはみそやハーブバターが合わせられ、伝統的な食材にモダンなエッセンスが加えられていました。


中でも印象的だったのが、キウイを主役にしたサラダです。ルビーレッドキウイにミント、きゅうり、フェタチーズを合わせたサラダには、フレッシュな果実だけでなく、フリーズドライにしたルビーレッドもトッピング。食感や風味の違いが楽しめる、キウイ農家ならではの一皿でした。


さらに、ローストしたカリフラワーとひよこ豆のサラダには、ココナッツとライムのドレッシングを使用。たまり醤油で香ばしくローストしたシードがアクセントになっており、ヘルシーでありながら満足感のある味わいです。


デザートには、レモンとココナッツのベビーケーキが登場。こちらにもフリーズドライキウイが添えられ、さわやかな酸味が全体を引き締めていました。

また、メニューにはすべての料理に「gf(グルテンフリー)」や「df(デイリーフリー)」の表記があり、健康を意識した食習慣が自然に生活へとり入れられていることも印象的でした。

サリス家で体験した、にぎやかで温かなホームパーティー

続いて訪れたのは、ナイジェル・サリスさんとタマラ・サリスさん夫妻の家。玄関を開けると、夫妻だけでなく、娘のジャスミンちゃん、フラーちゃん、さらに親戚や友人たちまで総出で日本からの訪問団を迎えてくれました。

じつはサリス夫妻には日本との深いつながりがあります。2001年には札幌で暮らし、日本で英語を教えていた経験もあるそう。この日は、「仕事の帽子を脱いでリラックスして楽しんでほしい」というナイジェルさんの言葉とともに、ニュージーランドらしい家庭料理でもてなしてくれました。

サリス家では、毎週土曜日になると近所の人たちを招いて持ち寄りパーティーを開くのが習慣だそう。家族や友人が気軽に集まり、一緒に料理を囲む文化が、暮らしの中に自然と根づいていました。

取材中も、子どもたちの笑い声やキッチンから漂う香りが絶えず、まるで親戚の家に遊びに来たような温かさを感じます。

キウイの魅力を活かした“家庭の味”

この日の料理を中心となって準備していたのは、おばあちゃんのジャネットさん。クライストチャーチから孫たちに会いに来ており、忙しい家族をサポートしているそうです。


食卓に並んだのは、キウイの魅力を活かした家庭料理の数々。前菜には、ニュージーランド産の真鯛「スナッパー」を使ったセビーチェが登場しました。サンゴールドキウイの甘みとアボカド、ハーブドレッシングが絶妙に調和し、さわやかな味わいに仕上がっています。


特に驚いたのは、「ラム肉のキウイケバブ」。グリーンキウイをつぶし、にんにくやしょうゆと合わせたマリネ液にラム肉を漬け込むことで、キウイに含まれるたんぱく質分解酵素「アクチニジン」が肉をやわらかくしてくれるのだそうです。

ただし、漬け込みすぎるとやわらかくなりすぎてしまうため、目安は約5分。まさに、キウイを知り尽くした農家ならではの知恵です。

そして、このラム肉を豪快に焼き上げるのはナイジェルさんの担当。ニュージーランドでは、バーベキューで肉を焼くのは男性の役目という文化があるそうで、ガスバーベキューを囲みながら会話を楽しむ時間は、ニュージーランドの日常そのものでした。

デザートには、タマラさん特製のパンナコッタが登場。ルビーレッドキウイを使った鮮やかな赤いソースがたっぷりとかかり、さらに自家製のドライキウイも添えられていました。見た目も華やかで、食卓の最後を彩る印象的な一皿でした。

日常に溶け込む「キウイのある暮らし」

ニュージーランドの家庭において、キウイは“特別な果物”ではありません。

サリス家では、朝食のシリアルやスムージーに入れたり、子どもたちのお弁当に持たせたりと、日常的にとり入れているそうです。ニュージーランドの学校には「モーニングティー」と呼ばれる軽食タイムがあり、そこで食べる“ブレインフード”としてキウイを持参するのも一般的なのだとか。

健康を意識しながらも、食事を楽しみ、家族や友人と食卓を囲む。その自然体なライフスタイルは、忙しい毎日を送る私たちにとっても、ヒントになることがたくさんありそうです。

文・取材/FYTTE編集部

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