辛いものブームは定期的に訪れ、辛党女子も増加傾向です。しかし、「気づくと辛いものに手を伸ばしている」「ストレス解消になるからやめられない」といった悩みもよく聞かれます。そこで今回は、激辛を楽しみつつも健康にも気を配り、じょうずに辛いものとつき合っていく方法を解説します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
Contents 目次
激辛好きこそ、“食べ方”を見直すだけで楽しみやすくなる!

好きなものをムリやりガマンしようとすると、かえってストレスがたまり、反動で一気に食べてしまった経験はありませんか?
辛いものの代表格であるとうがらしに含まれる「カプサイシン」は、神経を刺激して脳内ホルモンの「β-エンドルフィン」を分泌させます。β-エンドルフィンには気分を高揚させたり幸福感を高めたりする作用があるため、「辛いものを食べるとストレスが解消される」というのは理にかなっているのです。強引に遠ざけるのではなく、まずは「食べ方のクセ」を見直してみましょう。
ついやりがちな負担をかけやすい食べ方とは?
「空腹でいきなり辛いものを食べる」「早食いや、一気に完食する」といったクセは、胃腸に大きな負担をかけてしまいます。空腹時の刺激や早食いは消化に悪いうえ、刺激の強い激辛料理であればなおさら胃へのダメージが大きくなります。
こうした食べ方は、消化吸収を妨げるだけでなく、血糖値の急上昇を招く原因です。血糖値がいきなり上がると、体はそれを抑えるためにインスリンを過剰に分泌し、結果として大きな負担がかかります。糖尿病や肥満といった生活習慣病の原因にもなるため、健康上の大きなリスクといえます。
自分も大事にできる激辛の楽しみ方

ここからは、辛いものを楽しみながら、体もケアする方法を3つご紹介します。
空腹でいきなり食べない。激辛前は“ひとくち準備”を
お腹が空いた状態でいきなり辛いものを摂取するのはNGです。まずは野菜やスープなど、胃への負担が軽いものからお腹に入れましょう。激辛を食べる前にワンクッション置くことで、胃にいきなり刺激物が入ることを防ぎ、スムーズな消化吸収につなげられます。
今日の体調に合わせて、“ちょうどいい辛さ”を選ぶ
辛いものはついつい食が進みがちですが、その日の体調を考慮しながら食べることが大切です。「今日は寝不足だから少し控えめに」など、辛さをこまめに調整しましょう。「辛い」よりも「おいしい」と思える範囲で楽しむのが秘訣です。
食べたあとの過ごし方までが、激辛を楽しむコツ
辛いものを食べたあとは胃に負担がかかっている状態なので、消化にいい行動を心がけましょう。少しだけ横になるのも消化を助けるいい方法です。ただし、寝そべると胃液が食道に逆流しやすくなるので、上半身を起こすほうがおすすめです。
また、すぐに眠ってしまうと消化不良や睡眠の質の低下につながるため避けましょう。激しい運動も胃に負担をかけるため、食後30分程度は休息をとりましょう。
激辛好きさんのゆらぎケアに。漢方薬もひとつの選択肢
食べ方を変えても変化がみられないときは、体質に合わせたケアをとり入れるのもひとつの方法です。たとえば、漢方薬という選択肢があります。漢方薬は偏りがちな体質のバランスを整えることで不調の根本からアプローチし、体質改善を目指すことができます。毎日飲むだけなので、生活習慣を大きく変えずに済むのも利点です。
食べ過ぎ対策には、「過剰な胃腸の働きを抑える」「自律神経やホルモンバランスを整えて、ストレス過食を軽減する」といった働きが期待できる漢方薬を使用しましょう。
<食べ過ぎ対策のおすすめ漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):胃腸の熱を冷ますことで過食を抑えたり、代謝を促進する働きが期待できます。
・大柴胡湯(だいさいことう):気(エネルギー)の巡りをよくして食欲や気持ちを整え、ストレス過食に働きかけます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
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辛いものとじょうずにつき合うために
辛いものを食べ過ぎてしまうときは、欲求をムリやり抑え込むのではなく、食べ方のクセから見直すことが肝心です。食べるタイミングやその日の体調、食べたあとの行動にも気を配り、辛いものとじょうずにつき合っていきましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 山形 ゆかり(やまがたゆかり)
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
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