「脚を上げると股関節の前が詰まる」「しゃがむと引っかかる感じがする」そんな違和感を覚えることはありませんか? お尻や太ももを一生懸命ストレッチしても改善しない場合は、股関節の奥にある「腸腰筋(ちょうようきん)」が関係しているかもしれません。腸腰筋は、姿勢を支えたり脚を持ち上げたりする大切なインナーマッスルです。
今回は、股関節の詰まり感と腸腰筋の関係を解説し、自宅でカンタンにできるほぐし方をご紹介します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
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何をやってもスッキリしない股関節…
何をやっても股関節がスッキリしないのはめずらしいことではなく、とくにデスクワークや車の運転など、長時間座る生活が続く人に多く見られるといわれています。違和感があると、お尻や太ももの前後をストレッチする人も多いでしょう。しかし、「その場では少しラクになるけれど、すぐもとに戻ってしまう」というケースも少なくないかもしれません。
そんなときに注目したいのが「腸腰筋」です。
腸腰筋は大腰筋・腸骨筋・小腰筋から構成される深層筋で、長時間同じ姿勢が続くと硬くなりやすく、股関節周囲の動きに影響することがあります。
なぜ腸腰筋が硬くなると股関節が詰まるの?
腸腰筋は、腰椎から骨盤を通って太ももの骨までつながる筋肉です。脚を持ち上げたり歩いたりするときに働くほか、正しい姿勢を維持するといった重要な役割もあります。
ところが、座っている時間が長いと腸腰筋は縮んだ状態が続きます。その状態が習慣になると筋肉が硬くなり、股関節を伸ばしにくくなることがあるのです。すると、立ち上がるときや歩き始め、しゃがむ動作などで股関節の前面に「詰まる」「引っかかる」といった違和感が生じることがあります。また、腸腰筋が硬くなることで骨盤が前に傾きやすくなり、腰や股関節周囲によぶんな負担がかかることも。
なお、股関節の詰まり感には、医療機関での診察が必要な病気がかくれている場合もあります。痛みが強い、長期間続く、歩行に支障がある場合は整形外科を受診しましょう。
1日3分でOK、スキマ時間の腸腰筋リセット
ここからは腸腰筋をほぐすためのストレッチや習慣をご紹介します。
ストレッチは「呼吸を止めずに行う」ことが重要です。
ゆったりとした呼吸を続けながら、リラックスした状態で行いましょう。
ランジストレッチ

(1)片ひざ立ちになり、右脚を前に出す。
(2)左脚のつけ根が伸びる位置まで、左脚をうしろに引いて20~30秒キープ。
(3)左右の脚を入れかえて同様に行う。
体重が前脚のつま先に乗り過ぎないように、かかとをしっかり床につけます。また、腰が反らないよう、重心を真下に落とすように意識しましょう。
あお向けひざ抱えストレッチ

(1)あお向けになり、左ひざを胸へ引き寄せて両手で抱える。
(2)右脚はムリのない範囲で伸ばしたまま20~30秒キープ。
(3)左右の脚を入れかえて同様に行う。
股関節の前面を心地よく伸ばしましょう。
こまめに体を動かす習慣を作る
仕事などで長時間同じ姿勢が続きやすい人は、こまめに体を動かすように意識しましょう。とくに、デスクワークなどで座りっぱなしの人は、1時間に1回を目安に立ち上がり、数分歩くだけでも腸腰筋は動かせます。大掛かりな運動は不要なので、小さな動きを増やすことを意識しましょう。
筋肉だけでなく、体全体から考える漢方ケア
体のケアには漢方薬の服用もおすすめです。体質や症状に合った漢方薬は、心と体のバランスを整えながら体力の維持や回復をサポートします。
<おすすめの漢方薬>
・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
筋肉に栄養を補い、緊張を和らげることで、急な筋肉の痙攣を鎮めて痛みに働きかけます。
比較的即効性があり、こむら返りや腰痛、筋肉痛、腹痛などに頓服でも用いられます。
・疎経活血湯(そけいかっけつとう)
栄養を補って血液や水分の循環を改善し、冷えている部分を温めて、関節痛や神経痛、筋肉の引きつりやしびれ、痛みをやわらげます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものであることが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
股関節の軽やかさは「股関節の奥」にヒントがある
股関節が詰まるような違和感は、お尻や太ももだけでなく、股関節の深部にある腸腰筋の硬さが関係している場合があります。そんなときは、今回お伝えしたストレッチや漢方薬を試してみてください。ただし、痛みが強い場合や症状が続く場合は自己判断せず、整形外科などの医療機関で相談しましょう。
<この記事の監修者>

ヨガインストラクター・ライター 高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位やくずれた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21133zd8fytt0088&utm_source=fytte&utm_medium=referral&utm_campaign=260819



