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今日から始める「ゆるホル活」。専門医が教える、洗いすぎない習慣とおすすめの腟育ケア
「ホル活」といっても、特別なことを始める必要はありません。大切なのは、ホルモンの波に逆らわず、心身に負担をかけない「自分にやさしい習慣」を持つこと。今回は、日本専門医機構認定・産婦人科専門医 Medytox社認定・腟ヒアルロン酸注入指導医の宮本亜希子先生が実践する日常のセルフケアや、忙しい女性でもスキマ時間でできる骨盤底筋トレーニング、そして更年期以降のQOLを劇的に変える可能性を秘めた「腟美容」施術について、お話を伺いました。
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美容婦人科医 宮本亜希子先生が伝授。今日からできる「ホル活」

FYTTE:これまでホルモンの仕組みについて伺ってきましたが、実際に私たちが今日からとり入れられる「ホル活」にはどのようなものがあるでしょうか。宮本先生が考える「ホル活」(フェムケア/膣美容)の基本を教えてください。
宮本先生:私が最も大切だと考えているのは、「がんばりすぎないこと」です。最近は睡眠の質を測るデバイスなども流行っていますが、数値が悪いと逆に落ち込んでストレスになりますよね。ただ、数値を記録するだけでなく、傾向やパターンを把握するためのツールとして活用できれば、ムリなく自分の体と向き合う手助けになると思います。
基本は、「よく食べ、よく動き、自然に眠る」というシンプルな生活がいちばんです。また、ストレスがあるなら発散すること。例えば、寝る、ダラダラする、チルタイムを作るなど。その上で、忙しい皆さんにおすすめしたいのが、場所を選ばず、いつでもどこでも0円でできる「骨盤底筋トレーニング」です。
FYTTE:具体的にはどのようなタイミングで行えばよいですか?
宮本先生:電車に乗っているときや、ちょっとしたスキマ時間に、腟を締めたりゆるめたりするだけで十分効果があります。誰にもバレませんし、着替える必要もありません。これは日本の女性泌尿器科のガイドラインにも載っている、エビデンスのあるトレーニングです。
また、夜のケアとして気をつけてほしいのが「洗い方」です。最近はデリケートゾーン専用ソープが普及していますが、じつは「洗いすぎ」で乾燥を招いている人が多いのです。 腟には自浄作用があるため、基本的にはぬるま湯で流すだけで十分です。もし使うなら、私が監修した「ディアレディ ハイブリッドデリケートオイル」のような、洗浄と保湿を同時に行えるオイルタイプのものが、乾燥を防げるのでおすすめです。
FYTTE:「ディアレディ ハイブリッドデリケートオイル」は、私も使いました! お風呂上がりの保湿もこれで行えるので、便利ですよね。では、じつはホルモンを乱していた…NGな習慣があれば教えてください。
宮本先生:最も避けてほしいのは、SNS上の不確かな情報に振り回されることです。
例えば、子宮や腟ケアを目的とした医学的根拠のない高額なケアに一喜一憂するのは、精神的にもホルモンバランス的にもよくありません。また、極端な食事制限や、過度なダイエットや慢性的な寝不足、過剰なストレスは、脳が「生命の危機」と判断して排卵を止めてしまうため、ホルモンを乱す大きな原因になります。
近年注目されている「腟美容」ってどんな施術? どんな効果があるの?

FYTTE:更年期から閉経後の女性の間で「腟ヒアルロン酸注入」などの腟美容が注目されているように思います。これはどのような効果があるのでしょうか。
宮本先生:ヒアルロン酸注入は、例えるなら「クッションに綿を詰めてふっくらさせる」ようなイメージです。中をせまくしてパートナーとの密着度を高めたり、ヒアルロン酸の保水効果でうるおいを与えたりする「プラスアルファのケア」的な側面が強い施術です。
ただ、私がより重要視しているのは、土壌を整える「腟育(ちついく)注射」です。これはECM製剤で、ダメージを受けた腟粘膜の修復を促し、砂漠化した状態を耕して若返らせる効果があります。
FYTTE:治療というより、よりよく生きるためのケアなのですね。
宮本先生:そうですね。まずはレーザーやホルモン補充、腟育注射で「土壌」を健康にし、さらにプラスアルファを楽しみたい人がヒアルロン酸で「装飾」する、というのが理想的なステップです。閉経後は、妊娠出産の悩みから解放される「神様からの贈りもの」のような自由な時間です。医療の力で不調をクリアにし、自分自身の人生を謳歌してほしいですね。
次回は、いよいよ最終回。最後に宮本先生から、年齢を重ねることをポジティブに捉え、ハッピーに生きるためのメッセージをいただきます。
取材・文/FYTTE編集部



