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Apple Watchで睡眠の答え合わせ。「Apple Watch Sleep Experience」で体験したウェルネスステイ

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Apple Watchで睡眠の答え合わせ。「Apple Watch Sleep Experience」で体験したウェルネスステイ

前回の記事では、Apple Watchの睡眠機能や、専門家による睡眠の考え方をご紹介しました。今回はその実践編として、東京・赤坂の「1 Hotel Tokyo」で行われた1泊2日の「Apple Watch Sleep Experience」をレポート。スローヨガやマインドフルネス、睡眠を意識したディナーを体験し、翌朝はApple Watchのデータで眠りの答え合わせを行いました。

Contents 目次

自然を感じるホテルで、眠る前のスイッチを切り替える

会場となった「1 Hotel Tokyo」は、サステナビリティを大切にしたライフスタイルホテル。都会の中心にありながら、木や緑を感じる空間が広がり、足を踏み入れた瞬間から呼吸が少し深くなるような心地よさがあります。

睡眠を整えるうえで大切なのは、ベッドに入る直前だけではありません。夕方から夜にかけて、心と体を少しずつ“休むモード”へ切り替えていくことが、眠りの質にも関わってきます。

専門家による睡眠セミナーの次に行われたのは、ハワイを拠点に活動するJuri Koさんによるスローヨガセッション。ゆったりとした動きに合わせて呼吸を深めながら、日中にこわばった肩や背中、脚を少しずつゆるめていきます。

激しく動いて汗をかくヨガではなく、体の緊張をほどき、気持ちを落ち着けるための時間。ふだんは仕事や家事で頭の中が常に動いている人ほど、「何もしない」「ゆっくり呼吸する」時間が、じつはとても貴重なのだと感じます。

睡眠を意識した「Sleep Well Dinner」

夕食には、このプログラムのために用意された特別なコース「Sleep Well Dinner」が提供されました。メニューは、睡眠と関わりのある栄養素やリラックス感を意識して構成されています。

前菜のハマチのタルタルには、トリプトファンやオメガ3脂肪酸を含むハマチに、トマトを組み合わせた一皿。続くリコッタ・カヴァテッリには、枝豆やリコッタチーズが使われ、満足感がありながらも重すぎない味わいです。

メインの経産和牛の炭火焼きには、ピスタチオを使ったソースを合わせ、最後はカモミールとキウイのアイスクリームで締めくくり。カモミールのやさしい香りとキウイのさっぱりとした酸味が、夜の時間にぴったりでした。

睡眠のための食事というと、制限やガマンをイメージしがちですが、このディナーは「整えるために、おいしく食べる」という感覚。お酒やカフェインを控え、食べすぎないようにしながら、満足感のある食事を楽しめたことも、眠る前の心地よさにつながったように感じます。

客室ではApple Fitness+でマインドフルネスを体験

ディナーのあとは、各自の客室でApple Fitness+のマインドフルネス・メディテーションを体験しました。

Apple Watchを装着したまま、静かな部屋で目を閉じ、自分の呼吸や心拍に意識を向けていきます。スマートフォンやパソコンを見続けていると、寝る直前まで頭が情報でいっぱいになりがちですが、数分でも意識的に立ち止まることで、心のざわつきが少し落ち着いていく感覚がありました。

眠る前に大切なのは、「早く寝なきゃ」と焦ることではなく、眠れる状態へゆるやかに移行していくこと。今回のプログラムは、そのプロセスをていねいに体験できる内容でした。

翌朝、Apple Watchのデータを確認

翌朝、まず確認したのがApple Watchの睡眠スコア。今回の私の結果は88点で、「高い」という評価でした。

前日の夜は、スローヨガとメディテーションで体と心の緊張をゆるめ、夕食時のアルコールや夜のカフェインも控えました。その結果、主観としても「よく眠れた」という感覚があり、データとも大きなズレがなかったことが印象的でした。

もちろん、1回の体験だけで睡眠が劇的に変わるわけではありません。毎日100点を目指す必要もありません。ただ、Apple Watchの数値と自分の感覚を照らし合わせることで、「何をすると眠りやすいのか」「何をすると翌朝だるくなりやすいのか」が少しずつ見えてきます。

たとえば、睡眠時間は十分でも途中で何度も目が覚めていたり、逆に短めでも深く眠れていたり。感覚だけではわからない部分を、データが補ってくれるのです。

心拍変動から見える“回復度”

朝のセッションでは、スリープリカバリートレーナーの島村麗乃さんによるデータ解説も行われました。

島村さんが注目すべき指標として挙げたのが、心拍変動、いわゆるHRVです。心拍変動とは、心拍と心拍の間隔のゆらぎのこと。一般的に、数値が高いほどリラックスしていて、心身が回復しやすい状態と考えられています。

反対に、ストレスが強いときや疲労がたまっているとき、アルコールを飲んだ翌日などは、心拍数や心拍変動に変化が表れることがあります。

また、「布団に入ってすぐ、5分以内に寝落ちするのは、じつはかなり睡眠不足がたまっているサインかもしれない」という話も印象的でした。すぐ眠れることはよいことだと思いがちですが、理想的には少し時間をかけて自然に眠りへ入っていく状態が望ましいのだそう。

こうした話を聞くと、睡眠データは単なる点数ではなく、自分の生活を振り返るためのヒントなのだと実感します。

朝のウォーキングで、体内時計をリセット

朝食後には、45分間のウォーキングも行われました。朝の光を浴びながら体を動かすことは、体内時計を整えるうえでも大切な習慣です。

ここで活用したのが、Apple Watchのカスタムワークアウト機能。今回は、速歩きする距離を1km、ゆっくり歩く時間を3分間と設定して歩きました。

ただ歩くだけでも気持ちいいものですが、目標がApple Watch上に表示されることで、「あと少し速歩きしよう」「次はゆっくり整えよう」とメリハリが生まれます。運動が苦手な人でも、数値や進捗が見えると、ゲーム感覚で続けやすくなるのではないでしょうか。

睡眠というと夜の過ごし方ばかりに目が向きますが、朝の光、日中の活動量、食事、ストレスケアまで、1日の過ごし方全体が眠りに関わっています。そう考えると、睡眠改善は「夜だけ気をつけるもの」ではなく、生活全体を少しずつ整えていくことなのだと感じました。

数字に振り回されず、今日の自分を知るきっかけに

プログラムの最後に、Appleの担当者は「数字そのものに一喜一憂するのではなく、昨日の過ごし方を知り、今日をどう整えるかのきっかけにしてほしい」と話していました。

睡眠スコアが高いとうれしいし、低いと少し落ち込むこともあるかもしれません。けれど大切なのは、点数を競うことではなく、その背景にある生活を見つめること。

夜更かしが続いていたのか、カフェインを多くとりすぎたのか、ストレスが強かったのか、それとも心地よく体を動かせていたのか。Apple Watchのデータは、その答え合わせを助けてくれる存在です。

今回の1泊2日を通して感じたのは、睡眠は特別な健康法ではなく、毎日の自分を大切に扱うための基本習慣だということ。よく眠れた朝は、体が軽く、気持ちにも余裕が生まれます。

忙しい日々の中で、睡眠はつい削られがちです。けれど、明日の自分を整えるために、今夜の過ごし方を少し変えてみる。Apple Watchは、その小さな変化に気づかせてくれる心強いパートナーになってくれそうです。

取材・文/FYTTE編集部

2026年3月にオープンした「1 Hotel Tokyo(ワンホテル東京)」

すべての部屋にヨガマットとフォームローラーが標準装備。気軽にストレッチやヨガなどセルフケアが行えます。

笑顔が素敵なジュリさん。心地よいヨガセッションでした。

「Apple Watch Sleep Experience」の特別コース「Sleep Well Dinner」

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