おなかの中でも下腹がポッコリな人は、慢性的な便秘状態の人が多いそう。そんな人におすすめなのが、「大根おろし」。飽きずに食べるために、家にある1食材を混ぜて食べるのも手。ポッコリおなかを解消する「大根おろし」の食べ方をご紹介します!
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便秘知らずのキレイな腸に
「便秘や便の状態が悪いのは、体内の酵素が不足しているせいです」と、鶴見クリニック院長・鶴見隆史先生。
「酵素は生物が生きていくために不可欠な栄養素です。潜在的に体内にある潜在酵素は、食べたものを消化する消化酵素と代謝を促す代謝酵素に分けられます。消化・吸収の大半は腸で行われるので、酵素は腸でよく働かなければなりません。ところが、食べ物が消化されずに老廃物としてたまると腸が汚れ、消化酵素が減ります。そのため酵素が代謝にまわされず、太りやすくなるのです」
腸で酵素がよく働いて、便秘知らずのキレイな腸になるには、食物から酵素を補ってあげるのが大事!
「酵素は生の食物に含まれています。特に大根は消化酵素がたっぷり含まれ、おろしにすることで細胞内にある酵素が外に出て活発に働きます。その酵素量はそのまま食べるときの10倍といわれるほど。さらに食前に食べれば、おなかがいっぱいになり、食事の量を自然に減らせます」
次の「食前大根おろしの食べ方」をマスターして、ペタ腹になりましょう!
【1】すりおろしたら30分以内に食べる
大根はおろすとすぐに酸化が始まり、酵素が減ります。そのため、大根おろしをすったらできるだけ早く30分以内に食べましょう。食前に食べるとおなかがふくらんで、ダイエット効果もアップ。
【2】1回につき6㎝おろすこと
1回に大根は6㎝(約180g)をおろしましょう。皮にも酵素がたっぷり含まれているので、大根をよく洗ったら、皮ごとすります。大根は尻尾が辛くて、頭が甘いので、混ぜる食材に合わせて使いわけて。
【3】加熱はせず生のままで!
酵素は48℃以上の加熱で死滅するので、生のままで食べて。焼いたお肉の上にのせるのもさけたい。ただし、おなかの中でいっしょになっても大丈夫なので、大根おろしを食べた後で熱いものを食べてもOK。
取材・文/山本美和<オフィスペロポー>、撮影/国井美奈子