裸族でキレイにやせるには、服を脱ぐだけじゃダメ。代謝をサポートする食事、睡眠、入浴法も同時に実践! コツさえつかめば意外とカンタンなので、裸族生活にぜひ取り入れて。
Contents 目次
【コツ1】代謝を上げやすい食べ物をしっかりとる
根菜、赤身の肉、ねぎや唐辛子などの薬味、フルーツなどの酵素など、代謝をアップさせる食べ物を食事に取り入れましょう。
ダブルの効果で脂肪燃焼が期待できます。
【コツ2】しっかり水をとる
お茶やコーヒーではなく「水」を飲むのがポイント。体重×30mlを目安に。
【コツ3】リンパがつまりやすい箇所をマッサージ
肩甲骨まわり、ひざから下はリンパがつまりがち。この2箇所をしっかりほぐしてやわらかくすることで、リンパを流れやすくし、溜め込まない体づくりを。
【コツ4】1.5時間サイクルで寝る
1.5時間、3時間・・・など1.5時間を基本としたサイクルで睡眠を。寝る前にホットミルクを飲む、部屋をできる限り真っ暗にするのも効果的。
いざ服を脱いで生活をしてみると、慣れないだけに疑問がいっぱい。その中でも重要な疑問にお答えします!
気をつけるべきことはある?
裸で過ごしてもエアコンをつけては意味ナシ
裸族生活は寒さを感じて熱を生み出すことが大切。
「裸で過ごしても、エアコン(暖房)等で室温を快適な温度に調節してしまってはあまり意味がありません」(青木先生)
慣れるまで裸で過ごすのは少々寒いけれど、短時間から始めるなど、工夫をしてみましょう。
パンツははいてもいいの?
リンパを圧迫するのでできればはかないで過ごして
裸でイスに座るのも気になるし、できればパンツの1枚もはきたくなるなんて声もチラホラ…。
「パンツはそけい部を締めつけるので、何か1枚着たいというなら、ゆったりしたTシャツのほうがいいでしょう。ただし生理のときは、もちろんパンツをはいてOKです」(戸瀬さん)
もし“裸”にストレスを感じたら?
睡眠時だけ服を脱ぐなどラクな方法で工夫をしてみて
もし裸にストレスを感じるなら、睡眠時だけ裸になるなど、自分のやりやすい方法で!「パジャマを着て寝るよりは、寒さを感じる機会が増えるので意味があるでしょう。男性の場合は、裸で寝ると精巣の機能がアップするという健康効果もあります」(青木先生)。
ギモンを解消したところで、老廃物を効果的に流して、裸族生活で得られる代謝向上効果をさらに高めるマッサージをご紹介!
ひざ下をほぐして老廃物を流し出す
- 足首を10回グルグルまわす
右手の指を左足の指の間にさし込んで握り、左手で足首を支えながら、ゆっくり大きく10回まわす。反対側も同様に。手を足の指の間から抜くときは、ギュッと握って足指を絞るように抜いて。 - ツボを中心に足裏をやわらかくほぐす
足の人さし指と中指の骨の間、足裏中央やや上のくぼみにあるツボ・湧泉(ゆうせん)を、手の親指の第一関節の骨で押しほぐす。次に親指の腹でツボから内くるぶし内側まで10回押し流し、足裏全体を指の腹でもむ。 - くるぶしの下をつまむように流す
くるぶしの下にあるくぼみを人さし指と親指でつまむようにつかみ、指に力を加えながら手前に引き抜く。両足のくるぶしに、各10回ずつ行って。 - ひざ下のリンパを指の腹で押し流す
指の腹で、すねの骨の両側を下に向かって押し流し、親指がくるぶしの下を通ったら手首をまわしてふくらはぎからひざ裏に向かって押し流して。両脚×10回。 - 指で輪をつくりふくらはぎをはさんで押し上げる
親指の腹で内くるぶしのくぼみを2~3回ほぐし、そのままふくらはぎからひざ裏まで押し上げたら、両手で輪をつくり、足首からひざ裏まで引き上げて。両脚×10回。
肩甲骨まわりをやわらかくして上半身もスッキリ
- 新陳代謝促進&自律神経を整えるツボを押す
親指と人さし指の骨が交わる手前のくぼみにある、自律神経を整える合谷(ごうこく)のツボと、ひじ内側のくぼみにある新陳代謝を促す曲池(きょくち)のツボを親指の腹でプッシュ!両腕約10回、気持ちよく感じる強さで。 - ひじからデコルテまで流す
ひじの上に手のひらを当て、指で腕をつかむように二の腕を上へ押し流し、わきまで来たらデコルテの中央に向かって指の腹を押し滑らせる。10回流したら反対側も同様に。 - 肩甲骨からデコルテへ流す
手のひらをわきの下から背中へまわし、指の腹で肩甲骨をなぞるように手前に押し流し、そのまま力をゆるめずにデコルテへ流して。10回くり返したら反対側も同様に。 - 太いリンパが流れているわきをしっかりもむ
4本指をわきにさし込み、親指とわきをつかむようにもみこんで。指ではさんだところがゴリゴリっとすれば、老廃物がたまっている証拠! 最後にもう1度(2)を行い、終了。
美やせ+キレイ力アップに効く“裸族生活”。暑い夏にぜひチャレンジしたいものですが、実行するときはしっかりカーテンを閉めるなど外から見えないように気をつけましょう。
ムリをしない範囲で行うことが大切!
監修/青木晃、戸瀬恭子、取材・文/木下頼子