みなさんは、お風呂に入る際にきちんと湯船に浸かっていますか? 「湯船に浸かる時間が面倒」「シャワーで済ませたい」と考える現代人は少なくありません。忙しい毎日を送っていると、お風呂の時間を確保することすらもったいないと感じてしまうものです。しかし、「お風呂は長時間浸からないと疲れがとれない」というのは、じつは誤解です。今回の記事では、入浴に関する基礎知識を始め、忙しい人でもとり入れやすいセルフケアについてご紹介していきます。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
Contents 目次
忙しい人ほど知ってほしい、入浴時間のこと

「湯船に浸かる時間がもったいない」と感じる人こそ、短時間の入浴をおすすめします。じつは、疲労を癒すためには30分以上も長風呂する必要はありません。10~15分程度の短い時間でも、体の芯までしっかりと温まって血流が促されるため、十分に疲労を和らげることができます。お湯の温度は、「38~40度」のややぬるめが適温です。むしろお湯が熱過ぎると交感神経を刺激され、かえって目が冴えて寝つきが悪くなってしまいます。ぬるめのお湯に短時間浸かるだけで副交感神経が優位になり、体をリラックスモードへ導くことができるのです。
温まった今がほぐしどき。湯船でできるながらケア3選

入浴中は血流が促進されているため、このタイミングでストレッチやマッサージを行うと筋肉がほぐれやすく、より効果的です。
足首をくるくる。脚を軽やかにリフレッシュ
足首回しは、1日の疲労がたまった脚をリラックスさせるのに最適です。
浴槽の中で片脚を軽く浮かせ、足首をゆっくりと左右に5回ずつ回してみましょう。終わったら反対の足首も同様に回し、こわばった筋肉をゆるめましょう。
肩をゆっくり後ろ回し。肩甲骨まわりをすっきり
肩甲骨周辺がかたまると姿勢が乱れ、血流も悪化して疲労の原因になります。まずは両手を肩に添え、ひじで大きく円を描くようにして、肩をゆっくり後ろへ回します。湯船に浸かりながらでもカンタンにできるので、縮こまりがちな肩甲骨の周辺をじっくりとゆるめるイメージで行ってみてください。
呼吸に合わせて、首まわりをやさしくストレッチ
太い血管が通る首まわりも、ストレッチで重点的にほぐしたいポイントです。右、左、前、後ろへとゆっくり首を倒し、それぞれ呼吸に合わせながら5秒ほどキープしてみましょう。
反動をつけず、ゆっくり時間をかけて伸ばすことで、筋肉の緊張がやわらぎます。
入浴にプラス。漢方薬で内側から巡りケア
湯船でのケアに加えておすすめしたいのが、漢方薬をとり入れたインナーケアです。漢方には、個人の体質に合わせて根本的な原因にアプローチし、不調を改善するという考え方があります。
疲労回復を目指す場合には、
「体を温めて首まわりや背中の筋肉をほぐす」
「血流をよくして栄養や酸素を全身に届ける」
「自律神経の乱れを整えて、ストレスやこりを軽減する」
「消化・吸収機能をよくして栄養の吸収を高める」
といった効果を期待できる漢方薬を使いましょう。
<疲労回復におすすめの漢方薬>
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):胃腸の働きをよくしてエネルギーや栄養を補うことで、疲労を軽減します。
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):消化吸収機能を整えて全身に栄養を行き渡らせ、気力を充実させます。
漢方薬は、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
入浴は疲労回復の重要なカギ
湯船に10分ほど浸かるだけでも、副交感神経のスイッチが入り、体をしっかりとリラックスさせることができます。毎日の入浴習慣で心地よい眠りを促し、疲労回復につなげましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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